【例文60選】魅力的な就活の軸の見つけ方と業界別の一覧を紹介
  • URLをコピーしました!

選考を有利に進める就活の軸を例文付きで解説

面接やESで「あなたの就活の軸を教えてください。」という質問をされることも多いでしょう。その中で、「どう答えたらいいのかわからない」「業界によっては効果的な軸があるの?」と悩む就活生も多いと思います。

今回は、就活の無料相談支援を行なっている「JOBマッチ」を担当する私が、就活の軸の考え方や業界別の回答例について解説します。就活の軸を明確にし、満足のいく内定を獲得できるように対策を行いましょう!

目次

就活の軸が必要な理由

就活の軸が必要な理由
就活の軸は「企業・仕事選びに関する基準」のことで、絶対に譲れない条件のことを指します。絶対になくてはならないものではありませんが、就活を進めていく上で指針となります。以下では就活の軸が必要な理由について解説します。

企業選びの基準を明確化

就活の軸を定めることによって、企業選びの基準が明確化され、応募する企業を絞り込むことができます。

日本には現在数多くの企業が存在し、基準が定まっていないとどのように企業を選べば良いか悩んでしまいますよね。自分が理想とする企業や働き方が明確であれば、効率的に探すことが可能になります。

入社後に悪いギャップを与えず、理想とするキャリアを築ける企業を見つけるためにも、就活の軸は必要なのです。

志望動機やキャリアプランの把握

就活の軸を持つことによって、なぜ自分がその企業を志望したいのか、入社後にどう活躍をするかをイメージすることができます。

理想とする自分を想像しながら志望動機やキャリアプランを考えられることは、ESや面接で聞かれた際にも一貫性を持って回答することができるので高評価間違いなしです。面接で深掘り質問をされた際にも、内容が矛盾することなく回答することができるでしょう。

就活の軸の効果的な見つけ方

就活の軸の効果的な見つけ方
では、どのようにして絶対に譲れない条件を見つければ良いのでしょうか。

以下では、就活の軸を見つけるおすすめ方法を3つ紹介します。

  1. 自己分析を行う
  2. 企業説明会やインターンに参加する
  3. 他己分析を行う

自己分析を行う

就活の軸を見つけるためには、まず自己分析を行うことが重要です。

自己分析を通じて、自分は何を得意としているのか、どのようなことに価値を感じるのかを把握しましょう。客観的に自己分析を行うことで、適職はもちろんキャリアの方向性も決めやすくなります。

自分の資質や価値観を理解した後は「何をしたいのか」「何をしたくないのか」といったところから就活の軸を決めていくの良いでしょう。

企業説明会やインターンに参加する

企業説明会やインターンに参加して、実際に社内の雰囲気を感じたり、社員から直接話を聞いたりすることでその企業の社風などがわかり、就活の軸が見えてくることもあります。

魅力的に感じていた仕事も、実務に携わると合わないと感じることもありますし、逆に興味のなかった企業が魅力的に感じる場合もあります。その企業の何が良かったのか、合わないと感じた原因を追求していきましょう。

企業説明会やインターンは現場の雰囲気を知る重要な機会であり、就活の軸を見つめ直す有効な手段です。

JOBマッチ担当者
たとえマイナスな感情を抱いても、しっかりと深掘りをすることで就活の軸の軌道修正を行うことができます!

他己分析を行う

自己分析が一通り終わった、もしくは行き詰まってしまった場合、他己分析を行ってみましょう。

他己分析は第三者から客観的に分析してもらい、自分では見落としている強みや気づかなかった性格などを発見する方法です。自己分析だけでは、偏見や思い込みで無意識に目を逸らしているところが多く、主観的になりがちです。他己分析は他人からみた自分がわかるだけでなく、主観と客観をすり合わせることで、自己理解の制度を上げることができます。

自分では気づかなかった強みや性格は、新たな就活の軸を見つけるヒントとなるでしょう。

働き方やりがいに関する就活の軸の回答例文一覧

働き方やりがいに関する就活の軸の回答例文一覧
ここでは働き方ややりがいに関する就活の軸の回答例を一覧で紹介します。まだ志望業界や企業が決まっていない人は、ぜひ参考にしてください。

働き方に関する就活の軸の例文

  • 企業の成長を内側からサポートする仕事
  • キャリアプランの選択肢が沢山ある
  • スキルアップ支援体制が整っている企業
  • 地元密着型の企業で働きたい
  • チームワークを重視している環境で働きたい
  • 責任感のある仕事がしたい
  • グローバル展開のある企業で働きたい

やりがいに関する就活の軸の例文

  • 自分の長所や強みを活かして働きたい
  • これまで学んできた専門知識を活かしたい
  • 社会に与える影響力が高い企業である
  • 幅広い業界や人々に関われる仕事
  • 若いうちからリーダーとして活躍できる仕事
  • 企業の経営理念に共感できる

【業界別】就活の軸の回答例文一覧

【業界別】就活の軸の回答例文一覧
ここからは業界別の就活の軸の回答例を紹介します。

企業毎に就活の軸を変更するのは避けた方が良いですが、業界によっては高評価を得られる軸もあります。志望する業界の特徴を掴んだ上で就活の軸を決めましょう。

商社

商社はモノの売り手と買い手を結び付ける仕事をしています。商社は幅広い事業を展開している「総合商社」と、特定の分野に特化して商材を扱っている「専門商社」に分けることができます。

目指す企業がどのような事業を展開しているのかをしっかりとチェックし、効果的なアピールを行いましょう。

商社業界志望者が使える就活の軸
  • 流通の力で豊かな社会を実現したい
  • B to B 事業のスペシャリストになりたい
  • 語彙力を活かした仕事がしたい
  • 海外事業に携わり、規模の大きな仕事がしたい
  • 周囲を巻き込みながら大きな仕事がしたい
  • 特定の分野の知識を活かしたい

メーカー

メーカーはモノづくりの業界であり、食品や化学、電子機器、精密、自動車など様々なジャンルがあります。同じジャンルでも製造過程によって分類することもできるので、要注意です。

それぞれの特徴を踏まえて就活の軸を考えるのがポイントです。

メーカー業界志望者が使える就活の軸
  • ものづくりを通じて世の中を豊かにしたい
  • 自分が作り出したもので人々の生活を便利にしたい
  • 人々の生活の基盤となるものを作りたい
  • 日本のものづくりの伝統を継承していきたい
  • 高齢社会を支える日用品の開発がしたい
  • 消費者のニーズに応じた開発がしたい

IT

IT業界は情報の伝達や処理に関わるサービスを提供しています。通信やインターネット、ソフトウェアなどに分類することができ、専門的な知識が多く要求される業界です。

IT業界は急速に成長をしている業界であり、さらなる成長も見込める業界なので、「新しい挑戦がしたい」という旨の就活の軸がおすすめです。

IT業界志望者が使える就活の軸
  • IT技術を用いて情報格差のない社会を作り出したい
  • 最新技術やサービスに触れながら仕事ができる
  • 世の中のQOL向上を目指して不便を解消したい
  • 幅広い業界に携わり、すべてのビジネスの発展に寄与したい
  • 情報インフラを通じて人々の生活を支えたい
  • 変化の激しい環境で技術を磨きたい

金融

金融業界はお金にさまざまな形で携わり、経済を支える仕事です。銀行や証券会社のみならず、クレジット会社やリース、損保なども金融業界に含まれます。顧客との信頼関係が必須となり、自分の提案で人々を支えるという特徴があります。

金融業界志望者が使える就活の軸
  • 様々な顧客と関わりながら仕事がしたい
  • 地域を活性化させるような仕事をしたい
  • 日本の経済の中心である企業を支え、活性化させたい
  • ワンストップで顧客の課題解決がしたい
  • 顧客との信頼関係をもとに仕事がしたい
  • 自分の提案を商品にする

官公庁・公社・団体

官公庁は市役所や区役所、各省庁、国会などです。公社・団体は病院や学校、警察、消防などの公的な機関を指します。

職種問わず国民や民間企業と関わるので、コミュニケーションを活かせるような就活の軸が好ましいです。

官公庁等業界志望者が使える就活の軸
  • 生まれ育った街に貢献したい・恩返しがしたい
  • より暮らしやすい地域社会を作り出したい
  • より良い日本を自分の力で作り上げたい
  • 安全安心な日本を作り、人々の生活を守りたい
  • 困っている人を助ける仕事がしたい
  • 街の魅力を伝えて観光客を招致したい

マスコミ・広告・出版

マスコミ・広告・出版業界はさまざまな媒体を用いて世の中に情報を発信しています。華やかな業界と思われがちですが、実は裏方として業界を支える役割を担っている企業も多いです。

どの媒体で、どんな立場で世の中を面白くしたいのかを伝えられる就活の軸を選べると良いでしょう。

マスコミ等業界志望者が使える就活の軸
  • 人々に感動と興奮を届けたい
  • 迅速かつ正確な情報発信を通じて社会問題を解決したい
  • 多くの人に日本の素晴らしさを知ってほしい
  • 商品やサービスの価値を最大化して多くの人の喜びに変えたい
  • 流行の最先端を生み出す仕事がしたい
  • 豊かな生活の実現をサポートする
  • 自分のアイディアを形にできる仕事

不動産

不動産業界は開発、流通、管理の3つの仕事に分けることができます。大半が営業職でコミュニケーションが必須となる仕事です。地域密着型なのか、都市開発に特化しているのかも要チェックです。

不動産業界志望者が使える就活の軸
  • 人生の転機となる瞬間に寄り添う
  • 高い目標を掲げて若いうちから活躍したい
  • 地域密着型の仕事がしたい
  • 建物を通じて幸せを届けたい
  • 多様性を意識した都市開発に携わる

サービス

サービス業界は無形商材と呼ばれる、形のないものを提供しています。教育やフードサービス、アミューズメント、鉄道・航空、人材などがこれにあたります。暮らしの至る所にこの業界は関連しており、便利な世の中へと導いています。

自分が提供するサービスが社会にどのように影響を与えるかを軸に考えられると良いですね。

サービス業界志望者が使える就活の軸
  • 人々の笑顔を作り出す仕事がしたい
  • 人々が成長をするサポートがしたい
  • 人材派遣を通じて、人々の生活をより豊かにする提案をしたい
  • 人々の成長や転機に関わりたい
  • 顧客と関わりながら自分の人間力を高めたい
  • 最高のサービスを提供することにやりがいを感じる

まとめ

まとめ
就活で軸を見つける方法や回答例文を紹介しました。就活の軸は企業選びにおいて絶対に譲れない条件のことです。しっかりとした基準があれば、自分に合った企業が見つけやすくなり、さらには選考を有利に進めることに役立ちます。

また、就活の軸は人によってさまざまです。先ほど、例文を紹介しましたが、あくまでも一例にすぎません。営業や事務などといった職種で考えるのも良いでしょう。例文を参考に自分ならではの経験や具体的なエピソードを加えて、あなたらしいオリジナリティのある就活の軸を見つけて成長していきましょう。

目次