大学生活を送る中で、「就活はいつから始めるべき?」「どんな準備が必要?」といった不安を抱えている学生の方も多いのではないでしょうか。
この記事では就活の基本的なスケジュールと、就活をいつから始めるべきかという目安を紹介します。
就活を有利に進めるポイントも解説しているので、準備をいつから始めるべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
【2024年卒】就活の基本的なスケジュール
まずは2024年卒のケースを例にして、基本的な就活のスケジュールをチェックしていきましょう。
なお2025年卒の場合も基本の流れは同様となる見込みですので、就活をいつから始めるべきか迷っている大学2年生の方等も参考にしてみてください。
自己分析と企業研究はいつから始めるべき?
2024年卒の方は、2022年5月頃までに就活の準備を済ませておく必要があります。
実際に採用情報が解禁されるのは2023年3月ですが、本格的に就活がスタートしてから準備を始めても間に合わないため、早めに取り組むことが大切です。
就活の準備内容としては、自己分析や業界・企業研究等が挙げられます。
これまでの経験を振り返り、自身の性格や強み・弱みを理解しておくことで、面接等での受け答えをスムーズに行えるようになるでしょう。
また業界・企業研究については、OB・OG訪問によるヒアリング等も効果的です。
夏期インターンシップはいつから始まる?
2022年6月以降は多くの企業で夏期インターンシップが始まるため、積極的に参加するようにしましょう。
実施期間やプログラムの内容は企業によって様々ですが、いずれも業界の理解を深める良い機会となります。
中には顧客訪問等の実践的なプログラムを用意している企業もあるため、入社後のミスマッチを防ぐという意味でも、インターンシップへの参加はメリットがあると言えるでしょう。
ES・面接対策はいつから始めるべき?
2022年9月以降は、ES(エントリーシート)や面接に向けた対策を始めていきましょう。
特にESは就活生の人柄を判断する最初の資料となるので、自身をアピールするためにも丁寧に作成する必要があります。
複数の企業にエントリーする場合はESの作成だけでも多くの時間がかかるため、いつから始めるべきか迷っている方は大学3年生の秋ごろを目安にすると良いでしょう。
企業説明会・エントリーはいつから始まる?
2023年3月以降は順次採用情報が解禁され、企業説明会やエントリーが一斉にスタートします。
この辺りから就活が本格化してくるので、バタバタしていてエントリー情報を見逃してしまったということがないよう、事前に志望企業をリストアップしておきましょう。
またアルバイトや部活動を行っている方は、就活をいつから始めるのかをきちんと伝え、選考への参加等を優先させてもらえるよう周囲の理解を得ておくことも大切です。
選考はいつから始まる?
2023年6月になると選考活動が解禁され、面接の実施や内々定の通知等が行われるようになります。
なお内々定とは、2023年10月以降に正式な内定通知を行うという“採用予定通知”のことで、就活生にとっては実質的な内定と考えて問題ありません。
この後、10月以降に内定通知書を受け取り、学生が内定承諾書を提出することで正式に内定が決まります。
就活準備はいつから始めるべき?
続いて、上記の基本スケジュールを踏まえ、就活やその準備をいつから始めるべきかについて解説していきます。
大学3年生の5・6月からが一般的
就活準備をいつから始めるべきか迷った場合は、上記のスケジュールに則って大学3年生の春頃から始めるのが良いでしょう。
準備が遅れれば遅れるほど、他の就活生との差が開き、選考にも悪影響を及ぼす可能性が出てきます。
特に6月以降は夏期インターンシップがスタートするため、それまでに準備を完了しておくとスムーズです。
大学1・2年生から準備を始める学生も
他の就活生と差を付けたい場合は、大学1・2年生の段階で就活の準備を始めるのもおすすめです。
年々就活の時期は早まっており、今後更に早期化する可能性も十分に考えられます。
就活準備が遅過ぎるということはあっても、早過ぎるということはありません。
「就活をいつから始めるべきか?」と迷うようになったら、その時点から準備に取り掛かることが大切です。
企業によっていつから始めるべきかが異なる
一般と異なるスケジュールで選考が進む企業もあり、志望する業界によっては就活をいつから始めるべきかも異なってくる点に注意が必要です。
基本的には経団連が定めたスケジュールで選考が行われますが、経団連に非加盟の企業や外資系企業等は独自のスケジュールで選考を行うため、情報を見逃さないよう意識しておきましょう。
経団連に加盟している企業
経団連に加盟している大手企業(三菱商事、KDDI、キリンホールディングス等)の就活スケジュールは以下の通りです。
大学3年生6月~大学3年生2月 | インターンシップ |
大学3年生3月~大学4年生5月 | 説明会・ES提出 |
大学4年生6月~ | 選考 |
ただし、WEBテストやESの提出日程は指定がないため、相場よりも早い段階で実施する企業もあります。
経団連に非加盟の企業
経団連に加盟していない企業(楽天、サイバーエージェント等)の就活スケジュールは以下の通りです。
大学3年生6月~大学3年生2月 | インターンシップ |
大学3年生2月~ | 選考 |
経団連のように選考期間のルールが定められていないため、経団連の加盟企業よりも早い段階で選考をスタートする企業が多いのが特徴です。
外資系企業
外資系企業(ゴールドマン・サックス、P&G等)の一般的な就活スケジュールは以下のようになっています。
大学3年生6月~大学3年生9月 | インターンシップ |
大学3年生10月~ | 選考 |
外資系企業は大学3年生の時点で選考がスタートし、早い学生は年内に内定が決定します。
そのため、外資系企業への就職を目指す場合は、通常より早くからの就活準備が必要となるでしょう。
いつから始めるかによって結果にも差が出る?
就活の準備をいつから始めるかによって、選考の通過率や採用率が変わってくる可能性があります。
ここからは、就活を成功させるためのポイントとおすすめサービスについて詳しく見ていきましょう。
早めの就活準備が成功のポイント
就活をいつから始めるべきかは志望する企業によって異なりますが、基本は“早ければ早いほど良い”と言えます。
特に面接やグループディスカッション等に苦手意識を持っている方は、スムーズな受け答えができるように、早くから対策や練習を重ねていくことが大切です。
就活をいつから始めるべきか悩むようになったら、その時点から以下の準備を進めていきましょう。
- 自己分析を行う
- OB・OG訪問を行う
- 自己PRやES作成の練習を始める
- 大学1・2年生でも参加できるインターンを探す 等
複数のインターンシップに参加するのもおすすめ
就活を行ううえで欠かせないのが、インターンシップへの参加です。
インターンシップに参加することで、業務内容や会社の雰囲気を掴むことができ、入社後に「イメージと違った」という理由で意欲を失ってしまうリスクを防止できます。
早くから複数のインターンシップに参加して、自分に合う仕事を見つけられるようしましょう。
ある調査会社のデータによると、2022年1月時点で2023年卒の就活生の約84%がインターンシップに参加しており、1人あたりの参加社数は5.6社となっています。
就活で迷ったときはプロに相談を!
就活に向けて対策を進める際は、プロからのアドバイスを受けられるWebサービスの活用もおすすめです。
「JOBマッチ」では、プロの就職コンサルタントによる就活アドバイスや、大手の就活サイト・アプリには掲載されない地元企業の紹介等を行っており、内定までの道のりを完全無料でサポートします。
選考や面接の対策・練習等も無料で実施しているので、個別の就活相談や面接指導を受けたいという方はぜひ利用を検討してみてください。
まとめ
- 多くの企業では大学3年生の6月からインターンシップが始まり、大学4年生の6月から選考が本格化する
- 就活をいつから始めるべきか迷った場合は、大学3年生の5月頃を目安にするのがおすすめ
- より早くから就活準備を始めたり、複数のインターンシップに参加したりすることでスムーズな内定に繋がる
志望する企業や業界によって就活をいつから始めるべきかが異なってきますが、いずれも大学3年生の時点で準備を開始する必要があると言えます。
なるべく早い段階から就活に向けた対策を始め、他の就活生と差を付けられるようにしていきましょう。