就活をこれから始めようとお考えの方の中にはスーツはこれで、ベルトはこれで、鞄がこれでと色々と悩んだり実際に選ばれていると思います。
その中でも重要なアイテムの一つがネクタイですが、そのネクタイ売り場に一緒に売られていることが多い「ネクタイピン」こちらは就活に必要でしょうか?
今回は就活相談の担当を長年務めている私が就活時のネクタイピンの要、扶養についてわかりやすく解説します。
そもそもネクタイピンの意味や位置付けはどう言ったもの?
ネクタイピンはスーツの着こなしの装飾品の一つ。
スーツを着るからと言って必ずつけなければいけないというものでは実はありません。
ではなぜネクタイピンが必要か、それは以下2つの理由が考えられます。
- オシャレであり、華やかに見せる
- ジャケットを脱いだ場合ネクタイがブラブラしない様にする
おそらくネクタイピンをつける方は①の理由が多い様な気がしますが、機能性としては②の理由が主となるでしょう。
ビジネスを行う上で普段食事の際や休憩の際、また暑い時など以外はジャケットを脱ぐことはあまりないと思いますが、この脱いだ時にネクタイピンが機能します。
そう、普段は押さえられているネクタイがジャケットを脱いだ際には位置が固定されずにブラブラしてしまうんですね。それを押さえる役割がネクタイピンというわけです。
ではこのネクタイピンは就活では必要なのでしょうか?
ネクタイピンは基本、就活には不要なので使用はおすすめできない
結論からお伝えするとネクタイピンは基本的に就活には不要です。
理由としては前述したネクタイピンをつける理由に関係するから。
- オシャレであり、華やかに見せる
- ジャケットを脱いだ場合ネクタイがブラブラしない様にする
就活ではフォーマルさのみを求められ、おしゃれさは特に求められません。
逆に過度にオシャレにこだわっていると中身ではなく外見をアピールしたい人として面接官によっては心象を下げてしまう可能性さえあります。
また就活では基本的に上着を脱ぐことはほとんどありません。面接が進んできて食事の機会がある場合は別ですが、それ以外はジャケットを着ているのでネクタイ位置が動くことを考える必要がないからです。
ネクタイピンをつけるのであれば、どんなシーンや職種の面接?
ネクタイピンをつけているからといって基本的に面接の合否にはほとんど影響がありませんので、基本的にネクタイピンをつけることは不推奨です。
とはいえ、中にはどうしてもネクタイピンをつけたい!という方もいらっしゃるかもしれません。その場合はどの様なシーンなのか考えてみましょう。
- 服装規程などが緩い外資系やIT企業、ベンチャー企業
- ファッション業界、アパレル業界など
考えられるシーンとしては上記2つくらいでしょうか。
元々服装にそれほど規定がない外資系や最近はIT企業の方はスーツではなくジャケットにリュックを背負うなんてスタイルの方も増えているので、こういった会社や企業であればネクタイピンをつけているからといってマイナスにはなりにくいかもしれません。
もちろんこれまでお伝えしているようにネクタイピンは基本的に不要なので、面接官によっては「なぜこの人はネクタイピンをつけているのだろう」と考える人がいてもおかしくないので注意してください。
ファッション業界やアパレル業界は、ネクタイピンを就活でつけていてもマイナスにはなりにくいシーンと言えます。
つける理由が自分のセンスやオシャレさが仕事に役立つというアピールをしたいから、と理由づけができるからです。
ネクタイピンの正しい付ける位置や付け方は?
ネクタイピンをどうしてもつけたい!という時は正しい位置につける様にしてください。
正しい位置とはワイシャツの第3ボタンから第4ボタンあたりの位置が最適。
ネクタイの外から見えるエリアの上から2/3くらいが良いでしょう。
付け方のポイントはネクタイが曲がらないこと。この一点です。よくネクタイピンをつけることで逆にネクタイが曲がりやすくなっている方が見受けられるので注意してください。
就活に最適なネクタイは?
ネクタイピンのお話に触れたところなので、ネクタイピンをつけるネクタイそのものの選び方やつけ方もご紹介しておきましょう。
就活において注意するべきネクタイの選び方や付け方のポイントは以下の5つです。
- 色は黒や紺、ダークグレーなど落ち着いた色を選ぶ
- 素材はシルクが無難で使いやすい
- 太さは幅が7cmから8cmのオーソドックスなものを
- 柄はできるだけ少ないもの、ブランドものである必要はない
- 知性をアピールしたいなら青系、情熱なら赤系がおすすめ
就活に使用するアイテムに共通して言えることは、やはり色や柄、素材はシンプルで落ち着いたものが良いということ。
太さや幅は大剣の幅が7〜8cmの一番オーソドックスなものが良いです。
ただし、狙っている業界によってはネクタイの色の選び方で工夫するのは良いかもしれません。
例えば営業であれば元気さや情熱が伝わる赤系、冷静さや緻密さ、繊細さが求められる不動産業や金融業、公務員であれば青系、接客やコンサル業であればコミュニケーション力の高さやフレンドリーさが伝わる黄色がおすすめです。
記事のポイントまとめ
いかがだったでしょうか、今回は「就活時、面接でネクタイピンって必要、不要どちらが正解?」をテーマにお話してきました。
記事内でもお伝えしたように就活では基本的にネクタイピンは不要。
有っても採用確率が上がるわけではないので、アパレル系に就職したいや他の就活生と違ったアピールをしたいなどの特別な理由がない限りネクタイピンは使わなくてもよさそうです。
どうしてもネクタイピンを使いたいのであれば、正しい位置につけてマイナスポイントにならない様注意しましょう。
どちらかというと就活ではネクタイピンよりもネクタイそのものの選び方に注意を払う方がおすすめです。
きちんと結べることが基本ですが、色味などを工夫することで自分のアピールしたい部分などを表現でき、面接官に印象づけられるので色々と研究してみるのが良いでしょう。