企業・業界研究や面接対策、応募書類の記入、リクルートスーツの着用など、初めての就職活動は慣れないことの連続です。頑張っていても必然とストレスが溜まります。実際に就活に疲れた、しんどい、やめたいと思っている就活生は多いのではないでしょうか。
就活生の無料相談支援を行っている「JOBマッチ」を担当している私がこの記事を担当し、就活をやめたいと思ったときの対処法や内定獲得の方法を紹介します。最後まで読んで、辛い就活を乗り越えるためのヒントにしてください。
就活が疲れた・しんどいと感じる学生は多い
就職みらい研究所の調査によると、2023年9月1日時点の新卒就職内定率は91.5%です。同時期の23卒内定率は89.8%と、昨年から比べると0.7%上昇しています。この時期になるとほとんどの就活生が内定を獲得していることが分かります。
一部の内定を獲得できていない就活生は、就活に行き詰まり、疲れた・しんどいと感じているかもしれません。また、既に内定を獲得できた学生たちも決して楽ではなかったはずです。
誰しも一度は就活をやめたいと思ったことがあるといえることから、就活をやめたいと感じるのは自然な感情といえるでしょう。
就活をやめたいと感じるのはどうして?
就活が辛い・辞めたいと感じるのは至って自然な感情です。とはいえ、そのネガティブな気持ちをそのままにせず、まずは自分の気持ちと向き合うことが大切です。就活をやめたいと感じてしまうのはどうしてなのでしょうか。
以下では、就活をやめたいと思う理由を解説します。
周りが内定を取っているから
就活はほとんどの学生が同時期からのスタート。最初は仲間と一緒に「お互い頑張ろうね」と励ましあえても、日が経つごとに自分だけが取り残されていく。そんな状況に就活をやめたいと思ってしまう就活生は少なくありません。
就活はスピードを競うものではないと分かっていても、就職先が決まらないと焦りや嫉妬心が先行してしまい、就活をつらいと感じてしまいます。
アルバイトとの両立が難しいから
昨今の社会情勢から、学費や生活費をアルバイトで補っている人も多いでしょう。そんな人の場合は、生活がかかっていることから、アルバイトのシフトを減らすのも簡単ではありません。
通常通り大学に通って、講義の後はアルバイトがあり、その合間に就職活動となれば、日々の疲れが自然と蓄積されてしまい、就活に身が入らなくなってしまいます。
その結果として、就活がしんどいものとなり、やめたいという気持ちが増幅してしまうのです。
面接が辛いから
面接が辛いのも就活をやめたいと思う理由のひとつです。
人見知りの人や緊張しやすい人に多い傾向にあります。「失敗したらどうしよう」「上手に受け答えできる自信がない」などの不安が勝ってしまい、就活から逃げ出したくなってしまいます。
入りたい企業が見つからないから
入りたい企業が見つからないと、就職へのモチベーションが上がりません。面接では必ずと言っていいほど「どうして当社を志望したのですか?」「入社後はどんなことに挑戦したいですか?」と聞かれます。
第一志望の企業であればいくらでも答えられますが、特に入りたい理由がない場合は受け答えに戸惑ってしまうでしょう。その結果として就活に前向きな意欲が湧かずに、やめたいと思ってしまうのです。
就活をやめたいと思ったときの対処法は?
就活をやめたい気持ちをそのままにしても良い結果は出ないでしょう。大事なのは、自分に合った対処法を実践することです。
以下では、就活をやめたいと思ったときの対処法を解説します。
就活エージェントを活用する
就活エージェントは、就活に関するあらゆる悩みをサポートしてくれるサービスです。内定獲得のためのコツや企業・業界研究の方法、面接対策、応募書類の添削といった手厚いサポートを受けられます。
また、それだけではなく「就活が辛いからやめたい」「しんどい」「疲れた」といった悩みにも寄り添ってくれるのが特徴です。このようなサービスも積極的に頼ってみましょう。
無料就活相談をしているJOBマッチでは、プロの就活コンサルタントによるアドバイスなどを行なっています。学生の皆さんが、納得のいく就活ができるようにサポートするサービスです。
コンサルタントに自分の成功体験や日々の習慣、第一印象を相談することで、第三者かつ就活のプロ目線でのアドバイスを行うことが可能です。
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就職以外の道を考える
就職以外の道を考えるのもひとつの手段です。大学卒業後は就職するのが一般的な考えですが、近年では多様性が認められつつあります。就職できなくても人生が終わるわけではないので、必ずしも就職に固執する必要はありません。
家族に相談して大学院に進学させてもらうのも良いでしょう。アルバイトをそのままフリーターとして続けて、将来的に正社員登用制度を活用する方法もあります。
気分転換を図る
しんどい気持ちや疲れが抜けない人は、一旦就活から離れて気分転換を図ってみるのも得策です。好きな映画を観たり、近場に旅行に行ったりしてみましょう。しんどいと思ったままでは、面接官にも良い印象を与えることができません。
「今週末は就活をお休みする」と、自分の中で時間を決めておけばメリハリが付けやすく、就活にも集中しやすくなります。
信頼できる人に相談する
就活に関する気持ちを誰かに聞いてもらうのもおすすめです。相談相手は信頼できる人であれば誰でも構いませんが、できれば自分より人生経験が豊富な年長者が良いかもしれません。
親なら自分の気持ちに寄り添って話を聞いてくれますし、先輩なら「私のときはこうだったよ」と的確なアドバイスをくれるでしょう。
これから内定を獲得する方法は?
24卒の2023年9月時点の内定獲得率は90%以上です。運やまぐれではなく、自分自身の努力で勝ち得た結果です。とはいえ、今まだ内定がもらえてない人が努力が足りないわけではありません。内定獲得の方法を少し変えれば、きっと良い方法に向かうはずです。
以下では、これから内定を獲得する方法を解説します。
自己分析を見直す
まずは自己分析を見直してみることです。
就活を始めた当初からそのままの自己分析シートを活用していませんか?
就活を進める中で自分の軸が変わってくるのはよくある話です。また、自分の軸が変わるだけではなく、将来のビジョンがより明確になったり、自分の性格について新たな発見があったりと、数か月の間にさまざまな変化が見られます。
今の自分の状況と志望企業のマッチング度を確認するためには自己分析が重要です。就活が上手くいかずやめたいと感じている人は、一度自己分析を見直してみましょう。新たな発見から目指すべき道が開けるかもしれません。
面接対策を行う
面接が苦手な人、怖いと思っている人は特に入念に対策を行いましょう。何度やっても面接は緊張するものですが、対策をしっかり行えば場慣れすることは可能です。先述した、就活エージェントに相談すれば面接に関するアドバイスを受けられます。
面接で聞かれることをそのまま丸暗記するのではなく、志望動機や自分の強みを上手に伝えられる準備をするのがポイントです。
企業・業界研究を疎かにしない
企業・業界研究を疎かにしないのも、これから内定を獲得するコツとなります。企業・業界研究は団体のホームページを活用する以外にも、就職四季報で最新の情報を入手することも可能です。
企業・業界研究で世の中の企業や業界の特徴を把握することで、自分が本当にやりたい仕事を見出すことができ、就活へのモチベーションにもつながります。
まとめ
就活をやめたいという感情は至って普通のことです。その気持ちから目を背けずに、まずは就活をやめたい感情を素直に受け止めましょう。就活をやめたい原因がどこにあるのかを追求し、それに適した対処法を実行するのがポイントです。
就活をやめたい気持ちは一時の感情で、その辛さがずっと続くわけではありません。本記事を参考に就活エージェントを活用したり、就活対策を見直したりと、就活のモチベーションを再度上げられるような方法を実践してみてくださいね。