就活の健康診断書で必要な11項目【郵送時のマナー解説付き】
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就活で健康診断書を提出する際に必要な項目を理解しよう

就活を進める中で会社から健康診断結果書類の提出を求められる場合があります。そんな中、

「健康診断を受けていないから受けたいけどいつ、どうやって受けたらいいのかわからない」

「健康診断結果は手元にあるけど、就活時の正しい郵送マナーが知りたい」

などと疑問を持っている就活生も多くいるのではないでしょうか。健康診断の受診状況は人によって異なるため、会社から健康診断書の提出を求められた時、何で迷うかは人それぞれ異なります。

そこで今回は、就活中に必要となる書類の中でも、健康診断書に内容を絞って解説します。就活時の健康診断書提出に関して不安がある就活生は、是非読み進めていただき、不安を解消していきましょう。

目次

就活における健康診断書の必要性

そもそも、健康診断書はなぜ、就活の時に提出する必要があるのでしょうか。新卒の健康診断書は、会社として入社時点の健康状態を適切に把握・管理するために提出を求めています。パイロットなどの一部職種では、提出した健康診断書が選考に影響することもあります。

しかし、大概の職種では健康診断書が選考に影響をあたえることはまずありません。もし、選考の採否に健康診断結果が影響しているようなことがあれば、採用差別になりかねません。採用の判断材料に健康診断結書がなることは、一般企業では通常ありませんので、健康診断結果は安心して会社へ提出してください。

就活時に健康診断書を準備する2つの方法

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それでは、健康診断書を入手するには、実際どんな手段があるでしょうか。就活生が健康診断書を手に入れるまでの手順としては、大学で行われる健康診断を受けている場合と受けていない場合の2パターンに分けて考えられます。例外で、会社から病院を指定されて健康診断の受診を指示される場合もあります。会社の指示があった場合には、その指示に従って健康診断を受けてください。

①大学で毎年行われている健康診断を受けている場合

各大学では、毎年、全ての在学生を対象として健康診断を行っています。学校保健法という法律に基づいた健康診断であるため、あらゆる大学で必ず実施されています。大学の健康診断は、医療機関で受ける健康診断と比べ、とても安価でかつ健康診断書の発行が簡単です。在学中の方は、是非大学の健康診断を利用してください。

ただし、大学の健康診断は、受けられる期間が決まっており、一年中受けられるわけではありません。受けられる期間を逃すと、次の年の健康診断まで大学の健康診断は受けられないのでいつ受けられるのかをよく確認しておきましょう。

学内で健康診断書を発行する

大学で行われる健康診断を受診していれば、健康診断書を大学構内の施設でいつでも簡単に発行することができます。大学構内にある学務課、保健管理センターや証明書自動発行機などで健康診断書を発行できます。あなたが通っている大学のサイトを見れば、きっと大学で発行できる証明書の一覧と発行手順が見つかります。

発行費用は数百円と安価

健康診断書の発行に証明書自動発行機を利用する場合、無料で発行できる大学が多いです。たとえ証明書自動発行機の利用が有料だとしても、健康診断書一部につき数百円しか発行費用はかかりません。また、学務課や保健管理センターでも同様に、一部あたりの発行費用は数百円が相場となっています。

②自費で健康診断を受ける場合

もし、何らかの理由で大学で行われる健康診断を受けていなかった場合、自分で病院に連絡して健康診断を受診しましょう。自分で病院に連絡して健康診断を受ける場合には、いくつか注意点がありますので、次から解説していきます。

病院・クリニックなど医療機関で受ける

日赤や総合病院はもちろん、ある程度の規模の病院であればたいていは健康診断を受けることができます。保健所は、地域によっては健康診断を受けられる場合と受けられない場合がありますので注意してください。

例えば、東京都の保健所は現在、就活で求められるような健康診断は行っていません。

検査にかかる費用は1万円を超えることも

健康診断の受診費用は、基本的には自費になると思ってください。病院によって多少差はあるものの、一般的な検査項目の健康診断を受けると、1万円程度の料金になることが多いです。

就活の健康診断書に必要な11項目

自分で健康診断を受ける場合、健康診断の検査項目については特に気を付けてください。就活で求められる健康診断書には、必ず記載しなければならない検査項目があります。提出した健康診断書が必須の検査項目を網羅していないと、追加検査と再提出が必要になります。

余計な手間や費用がかかりますので、健康診断を受ける前に検査項目をよく確認してください。必須の検査項目は労働安全衛生規則で11項目定められており、次の通りです。

  1. 既往歴および業務歴の調査
  2. 自覚症状および他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重、腹囲、視力および聴力の検査
  4. 胸部エックス線検査および喀痰検査
  5. 血圧の測定
  6. 貧血検査
  7. 肝機能検査
  8. 血中脂質検査
  9. 血糖検査
  10. 尿検査
  11. 心電図検査

病院によっては、これらの検査項目をまとめて、「雇入時健康診断」や「一般健康診断」などコースを用意してくれています。予約時に、就活で健康診断書が必要であることを伝えれば、それに合わせた健康診断を案内してくれます。

また、会社によっては、必須の11項目以外に独自の検査項目を追加している場合もあります。会社から案内された健康診断の検査項目は、よく確認してください。

健康診断書を準備する際の3つの注意点

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就活中に健康診断書を準備する場合、就活生にはぜひ知っておいて欲しい注意点がいくつかあります。知らないまま健康診断書の準備を進めると、期限直前になって焦ることに繋がります。就活をスムーズに進めるためにも、次の項目は頭の隅にとどめておいてください。

発行までに時間がかかるので早めに発行する

健康診断は、タイミングがあえば即日受けることもできますが、たいていはある程度先の日程じゃないと予約が取れません。また、血液検査などは結果が出るまで時間を要します。そのため、健康診断を受けたとしても、健康診断書が郵送されてくるまで更に二週間以上期間が空くことが多いです。

健康診断の受診は、提出期限まで余裕をもってスケジュールを組んでください。万が一、どうしても就活中に急ぎで健康診断結果を必要とするのであれば、事前に病院へ相談してください。検査結果が出るまでに時間がかかる検査以外の結果だけ、先に発行してくれる病院もあります。

何通か用意しておくと便利

就活を進めるうちに、複数の会社から健康診断書を求められる場合もあります。健康診断書は、健康診断を受けた際に発行手数料を支払えば複数枚もらうことができます。

また、後から足りなくなった場合でも、健康診断を受けた病院で再発行が可能です。いざ就活中に健康診断書が必要になった時に焦らなくて済むので、健康診断を受けた際に3、4枚健康診断書をもらっておくのがオススメです。

健康診断書の原本を提出しよう

就活時に求められる健康診断書は、特に理由が無ければコピーではなく原本を会社へ提出しましょう。会社は、法律的に健康診断書の保管を義務付けられています。健診データを労働基準監督署など公的機関に提出する場合もあるため、会社としては健康診断書の原本保管が望ましいです。もし、あなたも健康診断結果をもっておきたいということでしたら、コピーしたほうを自分で持つようにしましょう。

健康診断書の有効期限は3か月以内

健康診断書に明確な有効期間はありません。しかし、一般的には、健康診断受診日から三か月以内を健康診断結果の有効期間としていることが多いです。そのため、転職や第二新卒の就活生が健康診断書の提出を企業から求められた場合、入社日以前3か月以内に合わせて健康診断を受診する必要があります。

一方で新卒の就活生の場合、この有効期間が延びることが大半です。具体的には、多くの会社が新卒の健康診断書の有効期間を「年度内」としています。「年度内」とは、4月1日~3月31日までを指します。つまり、4月1日入社の場合だと過去1年以内に受けた健康診断結果を提出すればよいことになります。有効期限が過ぎた健康診断書を提出しないように気をつけてください。

企業に郵送する際のマナー

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健康診断書を入手したら、いよいよ会社へ健康診断書を送りましょう。ほとんどの会社では、メール提出ではなく卒業証明書や内定承諾書などと一緒に次の面接に持参するか、会社へ郵送で送付することになると思います。

特に健康診断書を会社へ郵送で提出する際は、次のような郵便物を送る際のマナーに是非気を付けてみてください。人事担当者らは、郵便物を郵送する際のマナーを当然把握しています。郵送のマナーを理解して実践することは、会社ににあなたの熱意として伝わります。

送り状を同封しよう

健康診断書を内定先へ郵送する場合、是非送り状を添付してみてください。送り状には、次のような内容が記載してあれば十分です。

  • 送付年月日
  • 宛名
  • 自分の名前
  • 送付書類の名前
  • 各送付書類の枚数

送り状を1枚入れておけば、あなたがどんな書類を郵送してきたのか会社で簡単にチェックすることができます。送り状をつけず、提出書類だけ封筒に入れて郵送する方は意外と多いです。

人事担当者は、たくさんの書類に目を通さなければなりません。送り状が添付されているだけで、人事担当者は効率的に書類の確認ができます。

あなたの氏名と住所を封筒の裏側に記載しよう

万が一、宛先間違いなどで会社へ郵送物を届けられなかった場合、封筒にあなたの氏名と住所を書いておかないと戻り先不明扱いとなります。戻り先不明扱いの場合、どこにも配達されず郵便局で保管されてしまうため、送付書類の所在がわからなくなることがあります。

健康診断書など就活関連の書類は、個人情報の塊です。必ず封筒の裏側に氏名と住所を記載するようにし、万が一の場合にも自分の手元に書類が間違いなく戻ってくるようにしましょう。

封筒左下には健康診断証明書在中と記載する

重要な書類を郵送する際には、封筒表面の左下に「◯◯在中」と記載するようにしてください。赤ボールペンなどで朱書きするのが望ましいです。今回の場合だと、「健康診断証明書在中」と書きます。この記載があれば、送付先の会社だけでなく、郵便配達の方にも重要書類が入った封筒だと一目で認識してもらえます。

郵便物を追跡できる方法で郵送しよう

健康診断書など書類を郵送する際には、出来るだけ簡易書留やレターパックなど、通常の郵便よりも若干料金はかかるものの、郵便物を追跡できる方法で郵送しましょう。

この郵送方法のいいところは、郵送状況の確認はもちろん、送り主の氏名と住所を郵便局に知らせることができる他、会社へ手渡しで届けられる点です。就活において、必要書類が郵送時の不備で届いていませんでしたでは済まされません。郵便物を追跡できるようにしておけば、万が一何かあっても冷静に対応し、必要であれば会社へ連絡が可能となります。

また、郵便受けへの投函では、紛失が起こる可能性も否定できないため、相手へ手渡しで郵便物が届けられるのは特に大きなメリットです。

クリアファイルなどに入れて保護する

郵便物は、配達中に雨で濡れたり折れ曲がる可能性もあります。そのため、就活で書類を郵送する際には、書類をクリアファイルなどに入れて郵送するようにしましょう。

また、クリアファイルに入っていることで書類をひとまとめに管理できるため、就活生の書類を大量に処理しなければならない会社にとっても印象がよいです。

まとめ

健康診断は、就活では必ず検査しておかなければならない検査項目があったり、健康診断書が発行されるまでに意外と時間がかかったりします。そのため、会社から案内されている健康診断に関連する内容をよく理解し、適切な時期に正しい項目の健康診断を受診する必要があります。

また、健康診断書を郵送する際には、是非郵送のマナーを守るようにしてください。健康診断書は、就活中に会社より求められる前から準備することができる書類ですし、健康診断を受けてさえいれば全く焦る必要のない書類です。

提出の直前になってあたふたすると、ただでさえ他のことに気を遣う就活で余計な労力を使ってしまいます。健康診断書は余裕を持って準備し、面接対策など他のことに力を入れられるよう就活を進めましょう。

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