コロナウイルスの流行も落ち着き、就職活動市場も元の活気を取り戻しつつあります。
しかし、実際は25卒の就活がやばいと言われているのを知っていましたか?25卒の就活はどこがやばいのか、またやばいと言われる理由は何なのでしょうか。
今回は、新卒の就活生へ向けた求人紹介エージェントの「JOBマッチ」を担当する私が、25卒の就活がやばいと言われる理由について解説します。
25卒の就活がやばいと言われる理由
そもそも25卒の就活がやばいと言われる理由は何なのでしょうか。今までの就職活動との違いを交えて解説します。
就活スケジュールが早期化している
25卒の就活がやばいと言われているのは、就職活動のスケジュールが早期化しているからです。
基本的には経団連に加盟している企業は、これまで通りのスケジュールで就活を行いますが、経団連に加盟していない企業や外資系企業は注意が必要です。
選考までのスケジュールが比較的早く行われるため、最新の情報を把握しておかなければ「選考が終わっていた」「準備が間に合わない」と、泣きを見ることになってしまいます。
就活スタイルが多様化している
就活スタイルが多様化しているのも理由のひとつです。
コロナウイルスの流行により、多くの企業ではWeb面接を導入するようになりました。
コロナ禍の就活はほぼWebで完結していましたが、コロナの流行が明けた今となってはWebと対面の両方に対応していかなければなりません。
そういった意味でも25卒の就活はやばいと言われています。
インターンシップへの参加が内定を左右する
2024年卒の就活との大きな違いは、インターンシップ参加を重視とした採用が増えることです。
従来とは異なり、インターンシップで一定の基準をクリアすれば、企業側が就活生の情報を選考で利用できるようになります。つまり、あらゆる業界がインターンシップで積極的に就活生を募るようになるでしょう。
25卒の就活の特徴!やばいと言われる背景
具体的に25卒の就活はどのように変わるのでしょうか。以下では、25卒の就活の特徴について解説します。
- 求人倍率は比較的上昇傾向にある
- Web面接が主流化しつつある
- インターンシップの条件が変わる
求人倍率は比較的上昇傾向にある
25卒の求人倍率は比較的上昇傾向にあります。以下の表を見て分かる通り、コロナ流行期と比較すると徐々に増えているといえるでしょう。
25卒の就活はやばいと言われながらも、求人倍率が上昇傾向にあることを考えると、そこまで悲観的に捉える必要はありません。
卒業年 | 求人倍率 | 前年比 |
2024年卒 | 1.71倍 | 0.13ポイント上昇 |
2023年卒 | 1.58倍 | 0.08ポイント上昇 |
2022年卒 | 1.50倍 | 0.03ポイント減少 |
※リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」
Web面接が主流化しつつある
就活でのWeb面接はコロナ禍だけの特別措置のようなものでしたが、導入してみると就活生の交通費削減やスケジュールが調整しやすいなど、さまざまなメリットがあることが分かりました。
双方にとって利点があるとなれば、今後Web面接が主流化してくるのは当然の流れといえそうです。
就活のみならず、転職の際にもきっと役に立つので、Web面接に慣れておくと良いでしょう。
インターンシップの条件が変わる
25卒からインターンシップの条件が変更となります。
従来は、インターンシップに参加した就活生の情報を選考で利用することは禁じられていました。
しかし、汎用的能力・専門活用型インターンシップと高度専門型インターンシップについては、条件を満たせば採用の判断材料にしても良いとされることが決まっています。
つまり、インターンシップの参加が選考にも大きく関わってくるため、インターンシップに力を入れる企業も増えていくと予想されます。
やばくなりそうな人の特徴
25卒の就活がやばいと言われても、すべての学生に当てはまるわけではありません。以下では、25卒の就職活動がやばくなりそうな就活生の特徴を紹介します。
- インターンシップに参加しない
- 就活のスタートが遅い
- 優先順位を付けられない
インターンシップに参加しない
先述した通り、25卒からはインターンシップの条件が変わります。
インターンシップの内容次第では採用に直結してくるため、参加しないと選考に不利になる恐れがあります。
インターンシップは時間も手間も掛かるため、できれば参加したくないと思う就活生は多いでしょう。しかし、インターンシップの参加を見送ってばかりいると、せっかくの内定を逃してしまいます。
就活のスタートが遅い
「情報が出てから就活を始めれば良い」就活はそうのんびりしていられません。
近年では就活スケジュールは早期化しており、気になる企業について調べたところ、すでに選考が終了していたなんて事態もあるからです。その姿は正にアリとキリギリスの「キリギリス」状態。
選考が終わってから焦ってもどうすることもできず、周りとどんどん差を広げられてしまいます。
優先順位を付けられない
就活で大事なのは、就活スケジュールを把握しながらやるべきことの優先順位を付けることです。
そのため「周りが動き出したから何となく自分も」のような、就活の進め方では理想の企業にはなかなか出会えません。
優先順位を付けられず、書類の提出に遅れてしまったり、予定を忘れていたりと、やばい就活になることは目に見えているでしょう。
25卒の就活を成功させるためのコツ
25卒の就活はさまざまなことが変わる時期です。そのため、最新の動向をチェックしながら進めていく必要があります。以下では、25卒の就活を成功させるためのコツを紹介します。
- 就活エージェントに登録する
- 25卒の就活スケジュールを確認する
- インターンシップに参加する
就活エージェントに登録する
就活を成功させるには、就活エージェントに登録するのをおすすめします。
就職活動では求人が掲載されている就活サイトを使うのが一般的ですが、就活エージェントは在籍しているプロのキャリアアドバイザーが就活をサポートしてくれます。
面接対策や履歴書などの書類添削はもちろん、25卒の就活の最新動向もプロのキャリアアドバイザーから入手できます。就活スケジュールを把握できずに出遅れてしまった人も、十分なサポートを受けられるでしょう。
とくにおすすめの就活エージェントは「JOBマッチ」です。きめ細かくサポートしてくれるため、安心して就職活動を進められます。
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25卒の就活スケジュールを確認する
25卒の就活に限った話ではありませんが、最新の就活スケジュールを確認しておくことはとても大切です。
近年では選考までの期間が前倒しになっている企業も多く、第一志望の会社が決まっている場合、スケジュールの見逃しは厳禁です。
就活スケジュールを確認した上で業界研究や自己分析を行い、書類作成、インターンシップへのエントリーなど手際よく進めていきましょう。
インターンシップに参加する
25卒の就活ではインターンシップへの参加がカギとなります。インターンシップへの参加が内定獲得につながることがあるからです。
気になる業界や企業のインターンシップは、できるだけ都合を付けてエントリーすることをおすすめします。
採用で有利になることはもちろん、インターンシップ先で社会人としての心構えや就活対策について先輩から有益なアドバイスを貰えるでしょう。
まとめ
25卒の就活はインターンシップの条件が変わったり、Web面接が定着化したりと、変化の多い年でもあります。
そのため、25卒の就活はやばいと言われがちですが、コロナウイルス流行期を終え、求人倍率が上昇傾向にあるのはメリットといえるでしょう。
就活に不安が多い人は就活エージェント「JOBマッチ」への登録がおすすめです。通常の就活サイトとは異なり、プロのキャリアアドバイザーが就活をサポートしてくれます。興味がある人はぜひ登録してみましょう。