大学生活も半分を越え、インターンをはじめとした就職活動に励んでいる学生の皆様。誰しもが初めての経験である就活には、たくさんの不安がありますよね。自己分析やES添削、面接対策など、やれることはやってきたけど、身だしなみについての正解がわからない。そういった就活生の悩みについて、就活のプロである私が解説していきます。
この記事を読んで、少しでも不安を解消してから面接に挑んでくれたら嬉しいです!
今回は、就活の身だしなみの一つである腕時計をつけるにあたって、『Apple Watch』はありなのかどうかについてです。
そもそも就活に腕時計は必要?
前提として、腕時計は就活の際の身だしなみマナーの項目となっています。(付けてないからといって、選考の合否に関わるわけではないですが…。)ビジネスシーンにおいても、スマホで時間を確認することはビジネスマナーに反する機会があるため、いつでも時間を確認できるように腕時計を身につけておいた方が良いでしょう。
「なぜスマホで時間を確認しちゃダメなの?」
そんな疑問が浮かんできた就活生もいるでしょう。スマホはあらゆる機能が備わっており、自分が時間だけを確認するつもりで手に取っても、他者から見れば、SNSを見たのか、ゲームをしているのかわかりません。腕時計であれば時間の確認だとわかるため、無難だといえます。
「Apple Watchは就活の腕時計として認められるの?」
近年ではスマートウォッチが普及し、就活生の中にもApple Watchを持っている方も多いと思います。就活の場において、Apple Watchを使うことに不安を感じるかもしれません。
この記事では、就活の面接時にApple Watchを使用するのはOKなのか、注意点を交えて解説していきます。
Apple Watchを面接時に使用するのはあり?
結論として、使ってもOkです。
面接時に限らず、説明会やインターンなど、就活の場全般での使用は問題ありません。
その理由として、Apple Watchは現在多くのビジネスマンも利用していることから、ある程度フォーマルな場で腕時計としての使用も世間的に認められています。また、Apple Watchを製造・販売しているApple社もApple Watchを腕時計として売り出しているため、一般的に腕時計として浸透しています。
個人的な体験談ですが、私の就活を通じて、会社説明会やインターン先でも多くの人事の方がApple Watchを身につけていました。Apple Watchをつけて仕事をしている人はかっこいいなと私も思うので、それぐらいのイメージ定着はしていると思います。
Apple Watchを就活で使うときの注意点4つ
Apple Watchは腕時計の機能のほかに、様々な便利機能が備わっています。Apple Watchをつけていることで、採用担当者からマイナスな評価を受けないよう、就活の面接時には以下の4つのことを注意しましょう。
- マナーモード設定・スリープ解除機能を無効にする
- 派手なデザインは避ける
- Siriの誤作動に注意
- 一部の選考には使用不可
それぞれをもう少し詳しく説明していきます。
1.マナーモード設定・スリープ解除機能を無効にする
Apple WatchはiPhoneと同様に、通知音が鳴ってしまうので、必ずマナーモードに設定しましょう。「iPhoneはマナーモードに設定したけど、Apple Watchは忘れてた!」ということがないように、日常からマナーモードの設定にしておくことがおすすめです。
また、通知を振動のみで知らせる機能もオフにしておくことをおすすめします。バイブ音が聞こえてしまうことはあまりないかもしれませんが、就活の面接中に通知を受け取った際の振動が集中力を削いでしまう可能性があります。
加えて、手首をあげることでスリープ解除できる機能を無効化しておきましょう。面接の途中で画面が表示され、いつもの癖で通知を見てしまうと印象が良くないので、面接前には要チェックです。
以下のサイトがスリープ解除機能を無効化する方法です。
『Apple Watchユーザーガイド Apple Watchの電源を入れる/スリープを解除する』https://support.apple.com/ja-jp/guide/watch/apd748b87e2a/watchos(2023年10月現在 Apple公式HPより)
補足:シアターモードを使用した場合も、手首をあげてもスリープ状態が解除されなくなります。
2.派手なバンドは避ける
Apple Watchはバンドを付け替えて、自身でアレンジすることが可能です。しかし就活の場はフォーマルですから、リクルートスーツに溶け込むようなデザインがいいでしょう。
色は黒やネイビー、材質はシリコンやメッシュバンド、金属バンドがおすすめです。
Apple Watchを目立たせる必要はないので、就活に適した落ち着いた雰囲気のものを選ぶとGoodです。
3.Siriの誤作動に注意
Apple Watchには音声で起動してくれるSiriの機能があります。特に、Siriは会話の内容からの誤作動が多くあり、採用担当者への印象を悪くしないためにも、常に無効にしておくことをおすすめします。
4.一部の選考には使用不可
一般の就活の面接時に、Apple Watchの使用には問題ありません。ただ、企業や選考内容によっては”ウェアラブル端末の使用が不可”の場合もあり、Apple Watchは通信機器のため、これに該当するので注意してください。筆記試験や適性検査などがある場合にはApple Watchの使用は不可なので、アナログの腕時計を別に用意する必要があります。
企業からの通達事項をよくチェックしましょう。
Apple Watchを就活で使うメリット
ここからはApple Watchを就活で使うメリットについて少し解説していきます。せっかく就活でApple Watchを使うのなら、有効活用して効率的に就活が行えたらいいですね!
以下がメリットです。
- 電子マネー決済が使える
- アラーム・タイマー機能がある
- 社会人になっても継続して使える
それぞれについて、詳しく解説していきます。
・電子マネー決済が使える
Apple Watchは時計機能はもちろんのこと、SuicaやiDなどの電子マネーを利用することができるので、万が一お財布やスマホを忘れてしまっても対応が可能です。対応電子マネーは拡大してきています。
現在では以下の電子マネーが利用可能です。
- Suica, PASMO, ICOCA
- iD
- QUICK Pay
- WAON
- nanaco
- PayPay etc…
時間厳守の就活において、万が一のトラブルに対応できる点では、Apple Watchはおすすめです。
・アラーム・タイマー機能がある。
Apple Watchのアラーム・タイマー機能は、音を発さず、手首で振動する設定にできるため、移動時の寝過ごし防止にもなります。
就活は見えない心の疲れから、ふと寝てしまうかもしれません。しかし、面接で遅刻することは第一印象として良くありませんから、Apple Watchを活用して時間に余裕を持って面接に挑めるようにしましょう。
タイマー機能は面接練習の時間管理にも活かせますね!
・社会人になっても継続して使用できる。
Apple Watchの利便性やデザイン性は、内定して就職した後でも活躍すること間違いなしです。長期間使用できる点では、Apple Watchはおすすめです。
また、付け替えのバンドを用いることで、使用シーンに適したデザインに変えることができるため、社会人になったらおしゃれなバンドで楽しむこともできます。バンドにつけられるアクセサリーもいくつか販売されているので、アレンジは無限大です。
そして、単なる腕時計に比べて、決済機能・健康管理機能・通信機能・安全管理機能などが備わっているため、生活の幅が広がる社会人におすすめです。
まとめ
この記事では、Apple Watchを就活の面接時に腕時計として使用できるかどうかについて解説してきました。
Apple Watchは世間一般的に、腕時計の一つとしてビジネスシーンでの利用を認められているため、就活の面接時に使っても問題ありません。
ただ、電子機器がNGであったり、使うことに不安を感じる人は、使用を控える方がよいでしょう。自分の持ち物に気がとられて、面接に万全な体制で挑めなかったら本末転倒です。この記事はあくまでも、就活の面接時にApple Watchを腕時計として使用しても問題ないということを伝えたいのですから、自身の使いやすい腕時計を使用してください。
就活でApple Watchを使う際は、この記事の注意点を参考にしてみてください。
おまけ
就活の面接直前チェック!
- スマホとApple Watchはマナーモードにする
- Apple Watchのスリープ解除機能を無効にする(シアターモードにする)
- Apple WatchのSiriを無効にする
- Apple Watchの振動通知はオフにする
- 笑顔で自信を持って!