近年、就活のスタイルも多様化しており、昔はスカート一辺倒だった女性もパンツスーツを選ぶ方が徐々に増えています。
パンツスーツは動きやすく快適ですが、スカートと異なりベルトが必要となってきます。
パンツスーツで就活に臨もうとお考えでしたらぜひ。このベルトの選び方を知っておきましょう。
パンツスーツで就活を行うのであればレディースベルトは必須
まず大前提としてパンツスーツで就活に臨むのであれば、レディースベルトは必ず用意するようにしてください。
なぜパンツスーツにレディースベルトが必要なのか、それはビジネスマナーによるものです。
ビジネスマナーにおけるベルト着用のルールとは
男女関わらず、パンツを着用するのであればベルトを締めるのがビジネスマナーにおいては一般的。
ただし、一部の女性用のパンツにはベルトループがないものもあるので、この場合は必要はありませんが、就活で着用するパンツにはほとんどベルトループがついていることが多いです。
ベルトが必要なわけ
ベルトには主に以下の2つの理由があります。
- パンツやスラックスを適切な位置に固定する役割
- コーディネートを引き締める、アクセント的な役割
1はベルトの機能としての役割です。
ベルトがないとパンツやスラックスが下に落ちてしまいがち。そうなるとシャツの裾が外に出てしまいだらしない印象になってしまいます。
だらしないのはビジネスマナーとしてNGなので、そうならないためにもベルトが必要です。
2はデザインとしての役割となります。
スーツやパンツスーツは基本的に上下同色となりますし、柄もシンプルなものが多いです。
そうなるとベルトがないと全体にのっぺりした印象に。
そこにベルトがあるとカラーが差し込まれ、アクセントになり全身をシャープな印象に整えてくれます。
とはいえ、複雑なのが今回は「就活」というシチュエーション。
ご存知の通り就活ではスーツやパンツスーツの着こなしに原則としてオシャレさは求められていません(アパレルや美容系など一部を除く)
就活では後述しますが、男性用ベルトやレディースベルトはスーツと同色、もしくは同系統がおすすめです。
つまり今回は2の”コーディネートを引き締める、アクセント的な役割”は就活では当てはまらないということになります。
ここは少しややこしいですが就活ではベルトだけでなくスーツやシューズ、バッグに至るまで基本的に黒やダーク系で揃えていくことになると覚えておくのが良いでしょう。
レディースベルトを選ぶ5つのポイント
パンツスーツを着用するレディースとスーツを選ぶメンズでは少しポイントが異なります。
女性であれば以下の5つのポイントを就活用レディースベルトの選び方としてチェックしてみてください。
- レディースベルトの太さは2cm程度の細めのものがおすすめ
- 柄や模様、ブランドロゴがないシンプルなデザインのものを選ぶ
- 綿やナイロンなどカジュアルすぎる素材はNGなので革製がよい
- レディースベルトの色はスーツと基本的に合わせる
- バックルはシルバーで大きすぎないものを選ぶ
この5つのポイントも簡単にご説明します。
レディースベルトの太さは2cm程度の細めのものがおすすめ
女性用の就活に使用するパンツスーツのベルトループ(ベルトを通す穴の部分)は男性のベルトループに比べ幅が細いデザインが多いです。
太すぎるレディースベルトだとベルトループに入らない、なんてこともあり得ますのでベルト選びの際は注意しましょう。
柄や模様、ブランドロゴがないシンプルなデザインのものを選ぶ
就活では基本、シックで派手でないものを選ぶが大前提。
レディースベルトに関しても同様で柄や模様、ブランドロゴがないフォーマルでシックなものを選んでください。
もちろんスタッズ(鋲)やストーンなど余計な装飾も不要です。
綿やナイロンなどカジュアルすぎる素材はNGなので革製がよい
綿やナイロンで作られたベルトは就活というビジネスシーンにおいてカジュアルすぎます。革製のベルトを用意しましょう。
この革製とは人工革でも天然革でもどちらでも問題ありません。
レディースベルトの色はスーツと基本的に合わせる
先ほど少し触れましたが、オシャレやファッションという観点では本来ベルトはシンプルになりすぎるスーツのアクセントとしての役割も担っていますが、就活においてはこれらは不要。
あくまでも機能としての役割のみベルトに求めましょう。
つまり色はスーツの色に合わせたものが良いです。
黒のスーツであればベルトも黒、ダークネイビーであればダークネイビーのベルトが好ましいです。
バックルはシルバーで大きすぎないものを選ぶ
レディースベルトは細身のものが多いのでバックルも細いデザインのものが多いとは思いますが、中には大きいバックルがついたものもあります。
しかし上記の理由と同じく余計な装飾は不要ですので、控えめなサイズのバックルのものが就活にはふさわしいです。
色もビジネスシーンではゴールドよりもシルバーが一般的ですので、シルバーを選ぶようにしましょう。
最後にバックルにはスクエアピンバックルという四角い形をしたものとラウンドピンバックルという名称の丸い形をしたものが多いですが、就活ではどちらでも構いません。
付け方にもひと工夫を
せっかく就活にぴったりのレディースベルトを選ぶことができても付け方が良くないのであれば大事なしに。
そうならないためにも以下のポイントをチェックしてください。
- ベルトな長さは止めた際に真ん中の穴で留められるように調整する
- ベルトは緩すぎてもキツすぎてもNG。横から見て平行にベルトがつけられているのがベスト
ベルトはバックルを外して長さを切ることによって調整することができます。(一部バックルが外せないものがありますので、その際にはお店でカットしてもらいましょう)
ベルトの最適な長さは苦しくない程度に付けた際に真ん中くらいの穴で止められるように調整してください。
これは例えばベルトを留める穴が5つ空いているのであれば3つ目で止められるようになると良いという意味です。
またベルトそのものがサイズが小さすぎて真ん中で留めると苦しくなってしまう場合もあるかもしれません。
ベルトは緩すぎてもキツすぎても格好が悪いので、キツすぎる場合にはもうワンサイズ上のものを選ぶと良いです。
最適なバランスのチェックの仕方もご紹介しておきます。
レディースベルトをつけてみてボタン穴で止めた際に横から見るとベルトが水平になっているか、もしくはほんの少し前さがりになっているくらいがちょうど良いと言われています。
レディースベルトを購入する際にはぜひチェックしてみましょう。
気になる費用は?ユニクロやGUでも良い?
最後に就活で使うレディースベルトの平均費用をみてみましょう。
就活のアイテムを購入するのであれば一般アパレル店で購入するか、TVCMでもよく見かける洋服の青山やハルヤマなどが選択肢になるかと思います。
スーツカンパニー(新ブランド名 SUIT SQUARE)などオシャレなアイテムを置いているお店も増えています。
これらのお店で購入する際のレディースベルトの相場は約4,000円から6,500円くらいとなります。
少しお高く感じるかもしれませんが、革製のレディースベルトは就活や面接が終わった後も出勤時に使えるので長く使うと考えるとそれほどコスパは悪くはありませんので安心してください。
ユニクロやGUのレディースベルトでもOK
最後に人気のユニクロやGUのレディースベルトで良いか?という質問をよくいただくのでお答えします。
先ほどご紹介した就活用レディースベルトの選び方の5つのポイントさえ押さえていればユニクロやGUでも構いません。
ユニクロやGUのレディースベルトはデザインもシンプルですし、ロゴが大きく入っているわけではないので就活には向いています。
値段もユニクロであれば3,000円ほど、GUであれば1,000円で揃えることもできます。
ただしデメリットとしてはやはり少し安っぽく見える、また長く使うとなると少し不安があるということでしょうか。
また季節やタイミングによっては品切れであったり、お目当てのデザインや色がない場合もあるようなので、もしこれらのお店で就活用レディースベルトを用意したいのであれば早めの準備がおすすめです。