選考が本格化するのは、気温の低い3月。最近は冬に対面インターンシップなども行われており、リクルートスーツだけでは寒すぎるというのが現状です。コートを着ようと考えている方がほとんどでしょう。
そんな中、就活にふさわしい上着とはどのようなものか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?就活用に買ったコートは社会人になってからも通勤で使えるものを買うことで長く使うことができます。
本記事では、王道のトレンチ以外にも就活にふさわしい上着の色や素材、レディース、メンズにおすすめの種類、脱着方法やたたみ方の作法など、就活やビジネスの服装マナーについて詳しくご紹介します。
悩みを解決して、心にゆとりを持って就活に臨みましょう!
就活のコートの色や素材はどんなものがいい?
就活で場違いな衣服を着ていると、悪目立ちしてしまいますし、「ビジネスマナーがなっていない」というマイナス印象を抱かれることもあります。
就活の基本はリクルートスーツですが、スーツの上に着る防寒具のマナーやスーツに合う上着がわからない就活生の方が多いでしょう。
そもそもどのようなコートを選べばいいのか、レディースのおすすめ、メンズのおすすめなど詳しく確認していきましょう。
就活用コート色の選び方
就活はビジネスの場でもあるため、ビジネスマナーに則りコートの色は、あまり派手すぎない色を選びましょう。スーツの色に合わせて選ぶのが一般的なので、主に以下の4種類が着用されることが多いです。
- ブラック
- ネイビー
- グレー
- ベージュ
ブラック、ネイビー、グレーはどうしても全体的に暗い印象になってしまうので、明るい色を着たい場合はベージュを選ぶのがおすすめです。
就活におすすめのコート種類
レディース、メンズそれぞれのおすすめ就活コートはどのようなものでしょう。種類別に詳しくみていきます。
トレンチコート
特に女性の就活生の王道。シングルでもダブルでもOKです。薄手なので防寒性は低いですが、扱いやすさや着られる期間の長さがポイント。ロング丈のものやライナー付きのものを選ぶなど、工夫をして選ぶといいでしょう。
ステンカラーコート
特に男性の就活生に多いコート。首元までボタンがあるので、防寒性が高いです。就活が終わり、社会人になってからも使うことができ、長い目で見た時にコストパフォーマンスも優れています。こちらもロング丈のものを選ぶことで防寒性が確保できます。
NGなコートの種類
カジュアルすぎたり、派手すぎたりするコートはNG。就活におけるビジネスマナーを確認し、しっかりとNGのものを把握しましょう。
ダウンコート
暖かさはダントツ一位ですが、カジュアルな印象を与えてしまうので就活の場ではNGです。
ピーコート・ダッフルコート
ブラウンやキャメルがおしゃれなピーコートやダッフルコートですが、装飾が少ないもの、ロング丈のものなどデザインによっては使用してもOKです。しかし、素材や色、形によってはカジュアルすぎてしまうのでNG。ピンクやカーキのもの、フードが付いているものは私服のようなカジュアルな印象になってしまうため避けましょう。
ファーやワッペン、柄が入っているもの
どれも派手すぎて就活や面接では敬遠されてしまいます。特に、ワッペンなど装飾がついているものやジャケットはカジュアル感が一気に増すので、飾りのないシンプルなコートを選びましょう。
迷った時はリクルートスーツ売り場で買おう
どのようなアウターを選べばいいか悩んだときは、リクルートスーツ売り場に並んでいるコートを買いましょう。色や素材も就活にふさわしいコートが並んでいます。迷ったときは、店員さんに聞いてみるのもおすすめです。レディース、メンズのおすすめや、自分に合うサイズ、持っているスーツにはどのコートが合うのか、予算の値段を伝えて選んでもらいましょう。
【ビジネスマナー】選考会場で上着を脱ぐタイミング
オンライン就活が進んでいる中でも、最終面接は対面の企業が多いようです。面接における評価はいつから始まっているのでしょうか。実は就活では、コートを脱ぐタイミングが決まっています。ここでは、間違えがちなコートを脱ぐタイミングをご説明します。
建物に入る前にを脱ぐ
寒い冬は特に、暖かい室内に入ってからコートを脱ぎたくなるかもしれません。しかし、これはマナー違反です。そもそも上着は室内で着るものではないので、面接会場にはコートを着たまま入ってはいけません。
必ず、建物に入る前にコートを脱ぎましょう。その際、行き来する人の邪魔にならないように、玄関や入口の端で脱ぐように注意してください。
複合ビルの場合でもビルに入った段階で脱いでおく
複合ビルであったとしても、上着を脱ぐタイミングは変わりません。ビルの玄関や入口で脱いでおきましょう。面接官が見ていないからといって、エレベーター内で脱ぐと周りの人の迷惑になりますし、就活では受ける会社の面接官以外の社員が見ている可能性もあります。
【ビジネスマナー選考会場で上着を着るタイミング
コートを脱ぐタイミングと同じく、着るタイミングも決められています。失礼にならないよう、チェックしておきましょう。
着るタイミングは建物を出てから
前述した通り、コートは室内で着るものではありません。そのため、面接や説明会が終わったあとにコートを着たいと思ったら、建物の外に出るまで待ちましょう。
マフラーや手袋なども同じタイミングで着用します。少し寒いですが、コートは着ずに建物の外に出るのがマナーなので、しっかり守ってください。
【ビジネスマナー入退室時のコートの持ち方や置き方
どうしてもかさばりがちな冬のコートは、どのように持てばいいのか悩むかもしれません。ここでは、就活における面接の場面でのコートの持ち方や置き方、畳み方をご説明します。
脱いだコートは片方の腕にかける
会社の外でコートを脱いだら、軽く畳んで腕にかけて歩きましょう。立ったままなので、そこまできちんと畳む必要はありませんが、見た目が乱雑にならないようにしておくのが大切です。
ここで気にしておきたいのが、コートの表面を見せないようにすること。表面には細かなホコリが付着していることもあるので、裏面を表にして畳み、腕にかけてください。
面接時は鞄の上に畳んでかける
面接時にやりがちなのが、椅子の背もたれにコートをかけたり、自分の膝に乗せたりすること。椅子は会社のものなので、勝手に使用してはいけません。
自分の鞄の上に、小さく畳んで置いておきましょう。もし空いている椅子を利用できそうであれば、「こちらに置いてもよろしいでしょうか?」と、一声かけてから利用するようにしましょう。
まとめ
ここまでご紹介してきた就活コートのおすすめや就活での服装マナーを最後にまとめて見ていきましょう。
就活でのコートマナー
- 面接会場、会社に入る前にコートを脱ぎ、室内では着用しない
- 脱いだコートはしっかり畳んで片手に掛けるように持つ
- 着席時にはコートを畳み、カバンの上に置く
就活でおすすめのコート
- リクルートスーツに合わせるにはトレンチ、ステンカラーが王道!
- 黒、ネイビー、ベージュのウール・コットン・化繊素材がおすすめ
- 撥水機能は雨雪に強く、着脱ライナー付きなら春先も使用可能
寒い冬もしっかりコートを着こなし、就職活動に臨みましょう!