【福岡で就職したい新卒就活生必見】福岡で働くメリット・デメリットを解説
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福岡で就職したい新卒就活生へ向けて、就活事情を徹底解説!

現在就活を行なっている学生の中には、「福岡で就職したいけど、どんなメリットがあるのかな」「東京などの首都圏で就職した方が安定するのかな」といったお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

今回は、新卒の就活生へ向けた求人紹介エージェントの「JOBマッチ」を担当する私が、福岡で就職したいと考える方へ向けて、福岡で働くメリット・デメリット、データから見る福岡の就労状況について解説します。

合わせて、福岡で就職したい方におすすめの就活エージェントも紹介しているので、是非最後まで読んでみてください!

目次

福岡に就職するメリット

福岡に就職するメリット
まずは福岡で就職するメリットについて解説します。

都市機能が凝縮されたコンパクトシティ

福岡の強みはなんといっても、コンパクトで住みやすいという面にあります。

福岡市は、国内外につながる福岡空港や博多港、新幹線の停車駅であるJR博多駅、グローバルな人材や新興企業の増加が期待されている天神地区が半径2.5km圏内に集積しており、交通の利便性は抜群です。

アクセスに適した良好な環境で、ビジネスチャンスが豊富である福岡市では、キャリアを築いていくのに好条件が揃っている都市だと言えるでしょう。

生活費が安い

生活費は首都圏と比べると、福岡は格段に安いでしょう。

その理由として、首都圏と比べて物価が安く、家賃も抑えられることが挙げられます。

地域ごとの物価を示す『消費者物価地域差指数(総合)(都市)2022年』(全国平均=100)によれば、福岡の総合指数は97.3、住居に関しては89.5となっています。

東京都区部の指数は総合が104.7、住宅が130.7という統計結果ですので、比較的福岡の生活費が安いことがわかります。

グローバル創業・雇用創出特区に指定

福岡市は国家戦略特区(グローバル創業・雇用創出特区)に指定されています。

国家戦略特区とは、日本の経済活性化のために、地域限定で規制や制度を改革し、その効果を検証するために指定された特別な区域のことです。現在では福岡市を含む13区域が指定されています。

福岡は、増え続ける人口とアジアの玄関口という特徴を利用して、スタートアップ(創業)の拠点とし、新しい会社が生まれるとともに市民生活を豊かになるよう、新たな価値やサービス、雇用を創出することを目的としています。

福岡で就職したいと考える人は、こういったスタートアップ企業にマッチングして地元を盛り上げていくのも一つの道ですね。

福岡に就職するデメリット

福岡に就職するデメリット
次に、福岡で就職するデメリットについて解説します。

年収が全国平均より低い

厚生労働省の統計によると、福岡県の平均月収は296.5千円で九州地方トップの平均賃金を誇りますが、全国平均の311.8千円をわずかに下回る数値です。

しかし東京都の平均賃金は375.5千円と、福岡県と約8万円の差があります。高収入を期待するのであれば、首都圏がおすすめでしょう。

*都道府県別の賃金水準について後述で詳しく解説しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

企業情報が少ない

就活をする際、応募する企業の求人票のほか、企業の口コミサイトを見る人も多いのではないでしょうか。

しかし、首都圏と比べて福岡県の企業口コミは数少なく、不十分であることが多いです。

そのため、優良な企業かどうかを判断するのが難しく、入社後にブラック企業だったということを知るケースも少なくありません。

地元民であれば、ブラック企業の噂を聞く可能性がありますが、UIJターンで就職を考える人は、そういった情報を得にくいでしょう。

地方ならではの風習が負担になるケースも

地元福岡の企業やビジネスでは、昔ながらの人間関係が取引や協力関係に影響を与えていることがしばしばあります。「地元を一緒に盛り上げよう」という共通の意志からなる関係性も少なくありません。

福岡は地域社会のつながりが強く、人付き合いを重要視されるのです。

首都圏は他人にあまり干渉しない人が多いですが、福岡ではコミュニティへの参加が求められることが比較的多いので、人によっては負担になるケースも考えられるでしょう。

データから見る福岡の就労状況

データから見る福岡の就労状況
ここからは、福岡で就職を考える際に頭に入れたい3つの情報を解説していきます。ポイントを押さえ、福岡県就職状況について理解しましょう。

有効求人倍率

有効求人倍率とは…

求職者数に対する求人数の割合で、倍率が1を上回れば求職者の数よりも求人している企業数が多く、下回れば求職者の数が多いことを示します。

雇用動向を示す重要指標のひとつとして、厚生労働省が全国のハローワークの求職者数、求人数をもとに算出し、毎月発表を行なっています。

全国における福岡県の有効求人倍率

全国における福岡県の有効求人倍率を、関東の1都3県と関西の大都市である3県、その他主要都市と比較していきましょう。

2022年12月から2023年12月の有効求人倍率は以下の通りです。
有効求人倍率

参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 職業紹介-都道府県別有効求人倍率

このデータを見ると、2023年の12月時点で東京都の1.74倍が最も高く、次いで愛知県が1.33倍と、全国平均を上回る有効求人倍率となっています。

福岡県はやや全国平均を下回りますが、関東3県や関西エリアと同水準を維持しているので、比較的高い有効求人倍率であると言えるでしょう。

実際に、福岡県の有効求人倍率は3年連続で増加中であり、コロナ禍で落ち込んだ旅行・飲食業などが回復したことを背景に、幅広い業種で求人が増えたことが主な要因です。

賃金水準

次に賃金水準について見ていきましょう。福岡で就職したいと考える就活生にとっては重要な判断材料となるので、全国的に見てどの程度なのかを把握することで、キャリアビジョンが明確になります。

都道府県別賃金水準

以下は令和4年の都道府県別に統計した賃金水準のグラフです。

都道府県別賃金水準

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概要 第7図 都道府県別賃金(男女計)

最も高いのは東京都の375.5千円と、圧倒的な高水準です。

全国計の311.8千円を超えるのは、やはり大都市であり、神奈川県は335.6千円、大阪府は330.9千円、愛知県は312.6千円、兵庫県は312.3千円という結果でした。

福岡県は296.5千円と、わずかに全国平均を下回りますが、九州地方の中ではトップの賃金水準となっています。

ただ、賃金水準が高いからといって、暮らしが豊かになるとは一概には言えません。例えば、東京都は賃金水準が高いですが、その分家賃や物価などが高く、収入が多くても生活費に当てなくてはいけないので、暮らしにくいと感じる人もいるでしょう。

一方で、福岡県はさほど賃金水準が高くないものの、他の大都市に比べると家賃や物価が安価です。また、豊かな自然や、国内外への交通の利便性も考慮すると、賃金水準は低いといえど、暮らしにくいと断言することはできないのです。

福岡における求人状況

次に、福岡就職求人状況について解説していきます。産業別、職種別に解説するので、自分の志望する業界や仕事を見つけるための参考にしてみてください。

産業別求人状況

まずは産業別に福岡県内の求人状況を見ていきましょう。

参考:厚生労働省 福岡労働局 職業紹介の状況 「令和5年1月 5産業別・地域別求人状況」

  • 経済の中心は建設業・製造業

建設業・製造業の求人数
福岡県は広大な土地と豊かな自然、福岡空港や博多湾などの交通の便が良いことから、「ものづくりの街」として発展してきました。近年では、トヨタ自動車九州株式会社などをはじめとした、自動車関連産業等の加工組立型産業のウェイトが高まっています。

よって、昔も今も建設業や製造業が盛んであり、その影響で求人数も多くなっています。これは、最も繁栄している福岡地域に限らず、工業地帯のある北九州地域にも見られる特徴です。

  • 情報通信業・金融業・宿泊業・飲食サービス業は福岡地域に集中

情報通信業・金融業・宿泊業・飲食サービス業の求人状況
情報通信業や金融業、宿泊業、飲食サービス業の求人が福岡地域に集中しているのは、福岡県の総人口の約半数が福岡地域に集中し、人々の暮らしの中心となっているからと考えられます。

福岡地域には観光客が多く、福岡銀行などの主要バンクもあります。

また、福岡市は企業誘致やスタートアップ支援を積極的に行なっているため、IT業界が盛んです。最近では株式会社メルカリやLINE Fukuoka株式会社、ヤフー株式会社などが福岡オフィスを開設し、IT業界がより注目を集めています。

  • 卸売業、小売業、医療業・福祉業は全域で人手不足

医療業・福祉業、卸売業、小売業の求人状況卸売業、小売業については、少子高齢化の影響などもあり、他業種と比べて人手不足が慢性化しています。福岡地域に最も求人が多いですが、筑後地域にも求人は多く、全域で人手不足に陥っています。

医療・福祉業は全国的にも人手不足の問題が深刻ですが、その傾向が福岡県にもみられます。福岡県全域で求人数が多く、中々その枠が埋まらないのも現状です。

職種別求人状況

福岡の職種別有効求人倍率は以下の通りです。(求職者1人あたりの求人倍率なので、数値が高いほど、仕事が探しやすい・就職しやすい状況と言えます。)

参考:厚生労働省 福岡労働局 職業紹介の状況 「令和5年1月 6.職業別求人・給食・充足・就職状況」

  • 最も求人倍率が高いのは、保安の職業。次いで、建設・採掘の職業。

保安・建設・採掘業の求人数
令和5年1月の時点では、自衛官や警察官、消防員などが含まれる保安の職業が5.54倍と、圧倒的に求人数が多いことがわかります。ただし、男女別の求人数で見ると、男性の方が就職しやすい傾向があります。

次いで求人数が多いのが、建設・採掘の職業です。ものづくりの街である福岡ならではの求人数で、こちらも男性の方が圧倒的に求職者数が多く、男性の方が仕事を探しやすいと言えるでしょう。

  • 事務的職業の求人倍率が圧倒的に低い。

事務職の求人数
福岡で最も就職が難しいのが事務的職業で、0.52倍と非常に低い求人倍率です。

求人数は各職種の中でもトップの数ですが、求職者数が圧倒的に多く、特に女性の求職者が1万を超えるため、このような倍率となりました。

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福岡で就職したい方へおすすめの企業ランキング

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合わせて参考にしてみてください。

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まとめ

まとめ
今回は、福岡で就職したい方へ向けて、メリットやデメリット、データから見る就労状況について解説しました。

福岡は九州地方を代表とする経済発展地域です。首都圏と比べると平均賃金が低かったり、企業情報が少ないという欠点はありますが、豊かな自然に囲まれているからこそ実現できる生活もあると思います。

また、生活費も全国と比べて安くすむので、自分の好きなライフスタイルを楽しめるでしょう。ビジネスチャンスを掴むのにも適した環境と言えるのが、福岡の特徴ですね。

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