就活のヘアスタイルは何が正解なのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。近年では就活の髪型に対する価値観が緩くなっていることもあり、余計に悩んでしまいますよね。
しかし、就活のヘアスタイルは面接や証明写真、インターンや説明会においては重要なポイントとなるため手抜きは厳禁です。
就活生の無料相談支援を行っている「JOBマッチ」を担当している私がこの記事を担当し、就活で印象良く見られる髪型のポイントやヘアスタイルを男性と女性別に紹介します。
自信を持って面接に挑めるよう最後まで目を通してみてください。
就活のヘアスタイルは重要!
就活で面接官の印象を上げるには身だしなみを整えること。中でもヘアスタイルは清潔感や爽やかさが重要なポイントとなります。
面接当日までに面接練習などを万全にしたところで、ヘアスタイルを含む身だしなみが崩れてしまっては台無しです。
また、ヘアスタイルは面接だけに限った話ではありません。履歴書に貼る証明写真やインターンや説明会、就活イベントの参加時も意識しておく必要があります。
近年では就活におけるヘアスタイルの考えは緩くなりつつありますが、先述したように清潔感や爽やかさは大切です。髪型をしっかりと整えておき、万全な体制で就活に挑みましょう。
就活での男性の髪型のポイント
ここからは就活の男性の髪型のポイントを解説します。ここさえ意識しておけば面接官の印象もアップするはずです。
髪型のポイントといっても難しくないことばかりなので、さっそく今日から実践してみてください。
耳周りとおでこは出す
耳周りとおでこが出ていれば清潔感や爽やかさが増します。顔の輪郭が見えることで快活で利発そうに見えるからです。
表情も分かりやすくなり、面接での印象もアップするでしょう。
髪色はナチュラルな「黒」
髪の色はナチュラルな黒がおすすめです。派手なカラーリングは控えましょう。元々の地毛が明るい方は無理に黒く染める必要はありません。
近年では男性も染色をOKとしている企業もありますが、面接や証明写真、インターンや説明会では地毛で行くのが無難です。
ワックスなどのスタイリング剤は付けすぎない
過度に心配するあまり、ワックスなどのスタイリング剤をいつもより多めに付ける人もいるでしょう。
しかし、過度に付けすぎると却ってギトギトで脂ぎった印象になってしまいます。そのため、ワックスを含むスタイリング剤は最低限でOKです。
男性でおすすめの髪型
ここからは就活でおすすめのメンズスタイルを紹介します。
男性は女性のようにメイクができない分、ヘアスタイルでいかに印象よく見せるかが重要となります。
以下ではヘアスタイル別にポイントを解説しているので参考にしてみてください。
ベリーショート
ベリーショートは業界・業種問わず面接官から好印象の短髪ヘアスタイルです。快活でエネルギッシュな印象を与えられるでしょう。
髪の長さが短いため、ワックスを付けるだけで完成します。身だしなみに時間を掛けたくない人にもおすすめです。
アウトラインを刈り上げればスマートな見た目に仕上がります。
ショート
ショートは就活でもっともスタンダードな短髪ヘアスタイルです。
万人受けしやすく、ベリーショートのような短すぎる髪型を好まない方にも最適。
就活とプライベートの両方で使えるため、アレンジもしやすいでしょう。プライベートではアップバングで遊びを取り入れてもいいかもしれません。
就活では前髪を軽く残すだけで若者らしいフレッシュな見た目になります。
センター分け
前髪を中心辺りで分割したセンター分けもおすすめです。
短い髪が快活でエネルギッシュな印象を与える一方、センター分けは利発的で爽やかな印象に。
女性受けもいいのでプライベートでもアレンジしやすいでしょう。
ツーブロック
賛否あるツーブロックですが、近年では社会人の中でもツーブロックは浸透しつつあります。就活や証明写真の場合でも刈り上げ過ぎなければOKです。
美容院などでカットしてもらう際は耳にかからない長さで、6mm以上をキープするように伝えましょう。
男性でNGヘアスタイル
就活で印象のいいヘアスタイルがある一方、却って面接官からの印象を下げてしまうヘアスタイルもあります。
ここでは就活で避けた方がいいと言われているメンズスタイルを紹介します。
パーマ
強めのパーマは軽率な印象を与えかねないので避けましょう。ただし、ボリュームアップを目的とした軽めのパーマは許容範囲です。
また、天然パーマの人が無理にストレートパーマをかけると却って不自然になるかもしれません。
そのため、襟足周りは短くして、おでこを出せば就活生らしいフレッシュな印象に仕上がります。
マッシュ
大学生に人気のマッシュヘアは避けた方が無難です。
すべての企業に当てはまるわけではありませんが、面接官は親世代が多く、流行の髪型=ビジネスには不適切と捉えられがちです。
就活や証明写真、インターンや説明会のときだけでもマッシュは控えた方がいいでしょう。
就活での女性の髪型のポイント
就活で女性が見られるポイントは男性と同じく清潔感や爽やかさです。おしゃれよりも社会人としての意識があるかが重要となります。
ここでは就活の女性の髪型のポイントを紹介しますので参考にしてみてください。
前髪は眉毛を出す
眉毛を見せるだけで元気で快活な印象になります。
前髪を短くしなくても、眉毛のラインまでカットしたり、センター分けや斜めがけにしたりするだけでもOK。
せっかく見せた眉毛がボサボサで不衛生な印象にならないよう、眉毛もしっかりケアしましょう。
顔の輪郭を見せる
耳を出すと顔全体がハッキリとするため表情が明るく見えます。顔の輪郭を出すのに抵抗がある人もいますが、面接は短時間の勝負です。
短時間でどれだけ印象よく見られるかが重要となるので、顔の輪郭を出して明るい表情をアピールしましょう。
お辞儀をしたときに崩れないようにする
耳が見える髪型にする理由は、お辞儀をしたときに崩れにくいからです。
面接ではお辞儀をする機会が何度もあります。お辞儀の度に顔にかかった髪を整えるのは少々見苦しい印象に。
お辞儀で髪が崩れないようにセットしましょう。
業界に応じて前髪を使い分ける
一昔前なら就活ではセンター分けやオールバックなど前髪なしのイメージですが、近年ではそこまで前髪にこだわる必要はありません。
現在は前髪の有無で選考が決まることはほとんど無いと思っていいでしょう。
ただし、業界によっては「前髪なし」を条件としている場合もあるので、その辺りは臨機応変に対応するのが得策です。
女性でおすすめの髪型
ここからは就活でおすすめのレディーススタイルについて紹介します。
女性は髪の長さが千差万別ですが、実際に髪の長さが選考に影響することはまずありません。ただ、髪の長さによって就活にふさわしいスタイルがあるのは事実です。
自分で上手にセットできない場合、美容院で髪のケアやカットをお願いするのもいいでしょう。
以下では、ショート・ボブ・ミディアム・ロングと長さ別に解説しますので参考にしてみてください。
ショート
ショートは活発な印象を面接官に与えます。
ただし、ファッション性が高いアシンメトリースタイルはビジネスでは不適切と判断されるので要注意です。
耳を出して前髪を斜めに流すとより清潔な印象にまとまります。
ボブ
ボブは崩れやすい髪の長さのため、セットを念入りにしておくことがポイントです。
家を出るときは完璧にしたつもりでも、企業までの道のりが遠いと着くころにはボサボサになってしまうこともあります。
理想は髪をひとつにまとめることですが、ボブの場合は難しいのでヘアピンや整髪料を使って固定します。お辞儀をした際に顔に横の髪が落ちないようにセットしましょう。
ミディアム
肩位の長さのミディアムはひとつにまとめるのが難しい場合があります。とはいえ、そのまま下ろしておくのは少々だらしない印象に。そ
んな中途半端な長さのミディアムにはハーフアップがおすすめです。
ポイントは耳の延長上でまとめること。耳が出て顔の輪郭も分かりやすくなるので表情も明るく見えるでしょう。お辞儀をしても崩れにくく安心です。
ロング
ロングヘアは後ろでひとつにまとめるのが就活の定番スタイルです。
注意すべきは、あまり高い位置でまとめないこと。
位置が高すぎるポニーテールは幼い印象になってしまいますし、お団子スタイルも面接ではふさわしくないので気を付けましょう。
女性でNGヘアスタイル
企業で働く女性はシンプルにまとめている人もいれば、モデルのように華やかに仕上げている人などさまざまです。
しかし、就活において重要なのは男性と同様、清潔感や爽やかさです。
おしゃれをするより、相手を不快な気持ちにさせない身だしなみを意識しましょう。
以下では、就活の女性でNGヘアスタイルを紹介します。
派手な色のヘアピンやヘアゴム
派手な色のヘアピンやヘアゴムは、リクルートスーツとはミスマッチの印象に。
ヘアピンやヘアゴムはリボンなどの飾りがないものを選びましょう。色は黒や茶色、紺色が無難です。
また、斜めに流した前髪を中心でピンで留める人がいますが、このスタイルもビジネスでは好ましくありません。幼い子どもがするもので、ビジネスでは不適切と判断されてしまいます。
過度なパーマ
メンズ同様にレディーススタイルでも過度はパーマはNGです。巻くとしてもふわっとしたゆるめのパーマやくせ毛を直す程度に留めましょう。
コテで巻くくらいならOKとしている企業もありますが、あまりいい印象を持たない企業もあるので、迷ったらコテで巻くのも止めた方が無難です。
まとめ
就活のヘアスタイルは面接官の印象をどれだけ良くするかが重要です。
おしゃれな髪型よりも、相手に不快に思われないような清潔感と爽やかさを意識するのがポイントとなります。
身だしなみがだらしないと、それだけで仕事にもだらしないという印象を与えかねません。
「自分は働く意欲があります」という気持ちを伝えられるように、まずは髪型を整えてから面接に挑みましょう。