就活に欠かせない業界研究の目的とは?やり方やポイントを解説!
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業界研究の目的を理解して就活を有利に進めよう!

就活の業界研究を念入りに行うことで、自分がやりたいことが明確になり、その後の就活がスムーズに進むようになります。

とはいえ、就活での業界研究のやり方や分からないという人も多いのではないでしょうか。「研究」というワードがあると苦手意識が働いてしまいますよね。しかし、業界研究はそこまで難しいものではありません。

就活生の無料相談支援を行っている「JOBマッチ」を担当している私がこの記事を担当し、就活の業界研究の方法を紹介します。

最後まで読んで、就活をスムーズに進めるヒントにしてください。

目次

就活の業界研究とは?

就活の業界研究とは?

就活の業界研究とは、世の中にある業界の種類や特徴を自分で研究することをいいます。自己分析や就活の軸を決めるのと同じくらい大事な作業です。

世の中にどんな業界が存在するのかを把握することで、自分が働きたい企業が明確になってきます。

そのため、業界研究は必ず行いましょう。

4年制の大学であれば、3年生に進級した直後を目安に自己分析などと同時に行う傾向が高いです。

「業界」と「職種」の違いは?

「業界」は、メーカー業界や金融業界のような種類を指す言葉です。対して「職種」は、営業や販売、事務、企画といった仕事の内容を指します。

似たような言葉で「企業研究」があります。例えばお金の業界について調べるのを「業界研究」とするなら、みずほ銀行や三菱UFJ銀行といった企業ひとつひとつを研究するのが企業研究です。

まずは、興味のある業界研究を行い、その上で企業や職種を絞っていくことが大切です。たとえば同じ「営業」でも業界によって仕事内容は異なります。

そのため、営業がやりたいと思っていても、まずは業界研究を行い、その後企業研究を行っていく手順がおすすめです。

就活で業界研究が必要な理由と目的

就活で業界研究が必要な理由と目的

就活において業界研究は大切ですが、やみくもに業界研究を重ねても良い結果をもたらすとは限りません。

ここからは、就活で業界研究が必要な理由や目的を解説しますので参考にしてみてください。

業界の知識を得ることができるから

業界研究の大きな目的は「業界の知識を深めるため」です。

業界研究を行うことで、自分がその業界に抱いていたイメージを再確認したり、知らなかった知識を得たりすることができます。

志望する業界を絞ることができるから

業界研究のふたつ目の目的は「志望する業界を絞ること」です。例えば販売の仕事でもアパレルや食品など業界はさまざま。

業界を絞ることで自分が働いているイメージを抱くことができ、理想の働き方などを照らし合わせながら就活をスムーズに進められるようになります。

就活の業界研究のやり方

就活の業界研究のやり方

いざ、就活の業界研究をしようと思っても、何から始めたらいいのか分からない人は多いはずです。

就活の業界研究のポイントはとにかく情報を収集し、分かりやすいようにまとめることです。

ここからは、就活の業界研究のおすすめの方法について紹介します。

ホームページをチェックする

まずは業界のホームページをチェックする方法です。インターネットを使えば最新の情報を入手できます。

特におすすめなのは「業界団体」「業界協会」といった、各業界の企業が加盟する団体のホームページをチェックすること。

業界の概要についてまとめてあるため、知りたい情報を一度に調べることができます。

その業界のトップ企業やライバル企業など、幅広い企業をチェックしてみましょう。どんな企業に就職したいかが見えてくるようになります。

新聞やニュースをチェックする

新聞やニュースでも興味のある業界を研究することができます。

毎日発刊される経済新聞、定期的に発行される業界の新聞やニュースの活用がおすすめです。

普段から新聞に馴染みがない人は、スマホやPCで閲覧できるニュースサイトもいいかもしれません。新聞などは大学内や地域の図書館でも閲覧可能ですので、どんどん活用してみましょう。

本で調べる

本で調べるのもおすすめ方法のひとつです。タイトルに業界名が付いた書籍は、その業界の特徴や動向、成長度合いなどが詳しく解説されています。

ただし、本の場合は発刊年を必ずチェックし、最新の情報が分かるものを選びましょう。

本選びで迷ったら日本経済新聞社が発刊している「日本業界地図」がおすすめです。

日本の主要業界の現状や今後の動向などが掲載されています。日本経済新聞記者が150以上の業界について取材しているため、幅広い業界を比較したい人にもピッタリです。

セミナーや説明会に参加する

業界研究セミナーや説明会に参加するのも有効です。リクナビやマイナビといった大手求人企業の合同説明会では多数の企業が参加しています。

そのため、1日で効率よく業界研究を進めることができるでしょう。

主催が企業の他、大学や県や市といった地方自治体が開催している場合もあるので、チェックしてみてください。

就活サイトを活用する

就活サイトを活用して業界研究を進める方法もあります。

就活サイトは大学生向けの求人が掲載されているだけではなく、就活に役立つコラムや情報なども掲載されています。

大手求人企業のリクナビやマイナビの就活サイトでは「業界研究の方法」「業界地図」「業界の最新情報」といった、カテゴリーごとの情報が満載です。

就活の業界研究で大事なポイント

就活の業界研究で大事なポイント

就活の業界研究をスムーズに進めるにはコツがいくつかあります。

以下で紹介するコツを抑えておけば、業界研究がスムーズに進み、自分が目指すべき就活の道が拓けてくるはずです。詳しく解説していくので、ひとつずつチェックしていきましょう。

業界全体を大まかに把握する

まずは業界全体を大まかに把握することです。興味のある業界の構造や動向をチェックしましょう。

業界規模やこれまでの推移、業界内のトップ企業といった状況を理解するのがポイントです。

業界内の現状を深く調べる

次に業界内の現状を深く調べることです。今置かれている課題や今後の可能性といった、自分が気になる情報を深堀していきます。

業界内の企業を何社かピックアップして違いを調べるのも大事なポイントです。同じ業界でも業績や規模、将来性などが異なります。

それらを深く理解した上で、自分が進みたい企業を絞り込みましょう。

業界研究を最終ゴールにしない

業界研究はあくまでも就活を始める際のスタートラインです。業界研究に時間を費やしすぎると、業界研究が終わった段階で満足してしまうことがあります。

業界研究は自分が進みたい進路を絞るための大事な作業。業界研究をしっかり行ったところで、内定を約束するものではありません。

そのことを留意しながら、業界研究を進めましょう。

業界研究内容をノートにまとめる

業界研究は就活をスムーズに進めるための手段です。完璧にこなしたつもりでも、収集した情報を活かせなければ意味がありません。

自分で得た研究内容はしっかりとノートにまとめておきましょう。就活中にいつでも見返せるように、持ち歩くのをおすすめします。

自己分析で自分に合った業界を絞る

どの業界について研究をすればいいのか迷ったら、自己分析をしてみましょう。

業界研究で興味のある分野を見つけられないのは、自分が社会人なる姿をイメージできていないのが原因かもしれません。

自己分析は過去の自分の経験を振り返り、長所や短所、価値観、挑戦したいことを整理することを指します。自分を客観的に分析することで、どんな業界が向いているのか見えてくるはずです。

研究に役立てよう!  業界一覧の特徴

研究に役立てよう!業界一覧の特徴

就活における業界はさまざまな分野があります。業界研究を始める前に、どんな業界があるのか一覧をチェックするのも大切です。

ここからは業界を6つの大きなカテゴリーに分けて解説します。

メーカー業界

あらゆる製品の製造を担う業界です。食品や衣料品、日用品、機械、通信機器といった、身の回りにあふれている製品に携わっています。

メーカーは原材料の調達や加工、生産、販売、アフターフォローといった仕事を一貫して自社で行っているため、中から興味のある職種を見つけやすいです。

金融業界

世の中の「お金」を支える業界です。代表されるのが銀行で、個人や企業から預かったお金を管理します。また、貸し出すことで収益を上げるのも金融の特徴です。

証券会社も金融業界に分類され、株式や債券などの販売で手数料収入を得ています。

サービス業界

個人や企業にあらゆるサービスを提供します。「これが欲しい」「これをしてほしい」という要望に答えるのがサービス業の特徴です。

食事やホテルの他、レジャー施設やフィットネス、介護、情報通信、不動産など多岐に渡ります。また、電気やガス、鉄道・航空、医療などのインフラ関係もサービス業界のひとつです。

物流業界

物流業界は「物の流れ」を支える業界です。商品の運搬を行う運送業が代表例ですが、商品を運ぶのは陸運の他、船や飛行機、鉄道など幅広い方法が用いられています。

保管も物流業界に含まれるため、商品を保管する倉庫業も物流業界のひとつ。物の流れを支える企業として大きな役割を担っています。

保険業界

保険業界は生命保険や損害保険などの保険商品を扱う業界です。保険商品の販売を中心に、契約者のフォローや預かった保険料の運用などを行います。

街中やショッピングモール内にあるのは多くが保険代理店。生命保険や損害保険会社と代理店契約を結び、保険の契約業務や顧客フォローを代行しています。

広告業界

告業界は複数のメディアを通じて、多くの人に情報を提供する業界です。テレビやラジオ、新聞などが代表格ですが、近年ではインターネットを使った広告が主流となっています。

「広告を使ってうちの製品をアピールしたい」という企業のニーズを汲み取り、広告を打ち出すだけではなく、企業によってはイベントを企画することもあります。

まとめ

まとめ

就活はまず業界研究から始めましょう。ここまで解説したように、業界研究のやり方やポイントを抑えておけば、自分が進みたい道が明確になります。

業界にはさまざまな種類があるので、興味のある分野から研究を始めるのがおすすめです。どんな分野に興味があるのか分からない人はまずは自己分析から始めてみましょう。

広い業界を知る意味では「業界地図」を参考にするのもいいかもしれません。業界研究を念入りに行い、早めの内定を勝ち取りましょう。

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