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今回はちょっとカジュアルな話題「就活にローファーはありか無しか」です。
日本ではローファーというと女性のアイテムというイメージを持つ方も多いですが、紐なしの靴の一種でもあり男性のローファーもあります。
そんなローファーは履きやすさやデザインの自由さにより多くの人が好むアイテムですが、この就活という特殊なシチュエーションではどうなのでしょうか?
パンプスや革靴ではなくローファーを選んでも良いのでしょうか?
学生時代にローファーを愛用していた方はきっと気になるはず。ぜひ最後まで読んでみて下さい。
就活にローファーを履きたい!そんな方も知らない方もまずはおさらい
まず初めに、ローファーとは何かをあなたは説明できますか?
この「ローファーとは?」を知っておくと今回の就活にローファーを履いて良いかどうかの本質を掴むことができるでしょう。
ローファーは紐なしで足をすっと入れられて履ける靴の一種。
その起源はヨーロッパにあります。一見カジュアルな印象を受けるかもしれませんが、素材やデザイン、カラーによってはフォーマルな印象を与えることも可能。
そしてその取り回しの良さや履きやすさい、快適さから、様々な場面で愛用されています。
ローファーの特長
ローファーの一番の特長は、デザインのバリエーションが多いという点。
ローファーの対義語はレースアップとなりますが、レースアップの靴と比較すると、紐の部分がない分、装飾や素材、カラーなど、さまざまなデザインを入れることが可能です。
そのため凝ったデザインができるのがローファーの特徴と言えるでしょう。
また、紐がないために足を簡単に入れられるので、男性のレースアップの革靴と比べて脱いだりしやすいという点も挙げられます。
また女性であればヒールがついているパンプスよりも疲れにくいのも魅力のひとつです。
では就活にローファーは適しているのか?
答えからお伝えすると、就活にローファーは向いていません。
その理由は就活におけるアイテム選びの基本を考えてみると明らかです。
就活に使うアイテムの基本は以下の3つ
- 色は黒など落ち着いた色を選ぶ
- デザインはシンプルで装飾が少ないもの
- 服装で他人と差をつける必要がない
このように日本の就活シーンにおいて特別なアイテムやオシャレなアイテムは基本的に必要とされません。
日本の就活シーンでは、一般的な紐付きのレースアップのビジネスシューズが推奨されます。
その理由としては、ビジネスシューズがビジネスマナーの一環とされ、また初対面の相手に対しての礼儀として受け入れられているからです。
このビジネスマナーを守れるかどうか、またビジネスシーンで浮かないかどうかは面接のチェックポイントの一つ。
現在の日本の常識ではローファーはビジネスシーンでは一般的ではなく、オシャレなローファーを履いていても加点されることは少ないと言えるでしょう。
もちろん周りの就活生もほとんどがレースアップのビジネスシューズを履いているはず。その状況を客観的に見れるかどうかも協調性の有無をみられるポイントになるやもしれません。
業界による違い
しかし、全ての企業がビジネスシューズを必須としているわけではもちろんありません。
例えば、金融業界や公務員などの伝統的・または保守的な業界では、一般的にビジネスシューズを選ぶことが望ましい、いやマストとされていると言っても過言ではないでしょう。
一方で、IT業界や広告業界などのクリエイティブ業界、またはベンチャー企業や外資企業などカジュアルな社風を持つ企業では、カジュアルな服装で働いている方も大勢いらっしゃいます。
ローファーを履いて行ってもマイナスにならない可能性はあります。
しかしいくらベンチャー企業の社長や営業マンがジャケットやローファーを着用しているからといって面接官の方がそうなのかは実際に面接を受けてみるまではわかりませんよね?
人生の大事なターニングポイントとなる就活、面接においてそんなリスクを取る必要はないといえます。
基本的には一般的な服装をする方がおすすめです。
男性はレースアップのビジネスシューズ、女性はパンプスがおすすめ
ではローファーを履くのは就活ではおすすめできないとなると、逆にどういった靴やシューズを履くのが良いのでしょうか。
それは男性であればレースアップの紐付きビジネスシューズ(革靴)、女性はヒール付きのパンプスです。
男性のビジネスシューズ(革靴)の選び方
男性の方が就活に臨むにあたり、ビジネスシューズ(革靴)を選ぶのがおすすめです。
就活に適した革靴の条件は以下の3つ
- 色は黒であること
- レースアップ(紐付き)のタイプであること
- シンプルなデザインであること
この3つです。色は黒かもしくは濃いめの紺色が良く、茶色も少し派手な印象になりがちでスーツに合わせづらくなるので注意が必要です。
そして今回のテーマでもあるように就活ではローファータイプではなく、紐付きのレースアップの革靴を選ぶのが良いでしょう。
最後に革靴にはストレートチップやUチップ、ウイングチップなどつま先部分が色々とデザインに差がありますが、就活ではストレートチップやプレーントゥを選ぶようにしましょう。
ストレートチップとはつま先に一本線が入ったもの。プレーントゥは文字通り何もデザインが入っていないものです。
女性のパンプスの選び方
就活においての女性の靴はヒール付き、パンプスが良いでしょう。スーツにも合いますしビジネスシーンとマッチします。
就活時のパンプスの選ぶポイントは以下の3つ
- 色は黒
- ヒールの高さは3cmから5cmであること
- デザインがシンプルなものであること
女性が就活用のヒール付きパンプスを選ぶのであれば黒一択が良いです。茶色や紺色はフォーマルな場所にはマッチしにくいです。
またパンプスはある程度のヒールの高さがあるものが良いですが、もちろん高すぎるピンヒールのようなものは不向き。3cmから5cmほどのものを選んでください。
最後に、男性用の革靴と同じくヒールもシンプルなデザイン、装飾のものを選びましょう。リボンやパールなどがついていないものが好ましいです。
その方がスーツに合いますし、就活成功後にスーツを着て働く時にも活用できるはずです。
どうしてもローファーを選びたいのであれば
先述したようにローファーが就活には絶対NG!というわけではもちろんありません。
アパレル業界や先鋭的なベンチャー企業などでは個性を出しても良い場合もあるでしょう。
就活生の方の中にはどうしても面接にローファーをはいていきたい!という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は革靴やパンプスと同じように選ぶ際は、デザインだけでなく色合いにも注意しましょう。
極端に明るい色や派手な装飾のあるローファーは避け、ダークカラーのシンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。
こうすることで、ビジネスマナーを守ることもできますし、清潔感と誠実さをアピールできるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は就活シーンにおける、面接でローファーを履くことは良いのか、それともNGなのかをテーマに解説してきました。
就活の際の服装選びは、自分を表現する一つの手段であり、それが企業に対する最初のアピールとなるものです。
しかし現実には日本の就活では均一性が強く残り、今回のローファーであったり、明るい色めのスーツやバッグを選ぶと周りから浮いてしまう可能性は高いでしょう。
文章内でも触れたようにローファーが就活や面接では絶対NGで、パンプスでないと面接で絶対落とされるというわけではありません。履くことにより、企業の文化の理解や自身のパーソナリティをアピールする有効的な手段となる可能性もあります。
戦略性を持ってローファーを履くかどうか、革靴やパンプスにしておくかはリスクとメリットを天秤にして慎重に選ぶことをお勧めします。
就活のプロとしてのアドバイスはやはり選考の初期段階では安全策としてビジネスシューズやパンプスを選ぶ、です。
ぜひこの記事があなたの理想の就活の実現に役立つことを祈っています。