就活は第一印象が重要と言われますが、どのような第一印象だと面接官に良く思われるのか、知りたい方は多いのではないでしょうか。
前髪はどうするべきか、ワックスはどう使うべきか気になりますよね。
今回は、新卒の就活生へ向けた求人紹介エージェントの「JOBマッチ」を担当する私が、就活中に好印象を得られるメンズのおすすめ髪型を紹介します。
スタイリング方法も解説しているため参考にしてみてください。
メンズ就活生の髪型の4つのポイント
メンズ就活生の髪型のポイントを4つ解説します。
面接だけではなく、履歴書に使う証明写真を撮る際にも重要なポイントなので、意識しながら就活を進めていきましょう。
メンズヘアのポイント①襟足やもみあげはスッキリとさせる
襟足やもみあげはスッキリとさせましょう。
就活でメンズの髪型の印象を良くするポイントは清潔感です。
襟足やもみあげを短めにカットすると、相手の清潔感を与えることができます。顔の輪郭が明確になることで、笑顔や真顔などの表情の変化も豊かに伝わるでしょう。
メンズヘアのポイント②前髪は眉毛より上
前髪は下ろした状態でも問題ありませんが、眉毛より上で整えることを意識しましょう。
前髪が眉毛より下の目の位置にかかってしまうと、相手に表情が見えづらく暗い印象を与えてしまいます。
また、長すぎる前髪を面接官の前で手で払ったり、かき上げたりする行為は就活マナーとしては不適切です。美容院での頼み方は「就活があるので眉毛より上の位置でカットしてください」と伝えるのが良いでしょう。
ただし、前髪なしのおでこ全開スタイルにする必要はありません。眉毛より上であれば前髪があっても問題ないため、おでこが広い方や面長の方もスタイル次第でコンプレックスを隠せます。
メンズヘアのポイント③ナチュラルな黒髪
髪の色はナチュラルな黒髪が理想です。
大学生活の中では髪を染める人も多いかもしれません。しかし、髪を茶色や金色に染めてしまうと、就活前に髪色を戻しても若干明るく見えてしまうこともあります。
そのままで面接に行ってしまうと土壇場で直したことが面接官に分かってしまい、準備不足と判断され減点対象になる恐れも。就活スケジュールに余裕を見て髪色を直すようにしましょう。
メンズヘアのポイント④スタイリング剤(ワックス等)は使いすぎない
髪をまとめるのに便利なスタイリング剤ですが、ワックス等の使い過ぎは好ましくありません。
特に就活中の場合、ワックスはおしゃれ目的ではなく、清潔感をアピールするために使いましょう。前髪や横の髪が顔にかからないように使うのがポイントです。
髪のトップ部分を立たせるのはNGです。ワックスを使いすぎてベタベタになるのも就活には相応しくありません。適量を手のひらに乗せてから伸ばして髪に広げていきましょう。
【男性編】おすすめの就活ヘア5選
ここからは男性の就活におすすめの髪型を5選ご紹介します。スタイリング方法も解説しているので、証明写真を撮る際や面接時の参考にしてみてください。
髪型①ショート
就活で定番の髪型といえばショートヘア。
長すぎず短すぎない髪型のため、無難な髪型で就活に臨みたい方におすすめです。就活生らしいフレッシュな印象を与えることができます。
爽やかでありながらアップバングやセンター分けなどのアレンジも自由自在。就活のないオフの時間もセットがしやすいメリットがあります。
ただし、ショートヘアといってもバリエーションが豊富です。自分がやってみたい髪型などをカタログからピックアップし、美容院で「こんな感じで就活に相応しいスタイルに整えてください」とオーダーしても良いでしょう。
スタイリングは基本的にワックスでトップをふんわり立たせるだけでOKです。前髪にもワックスを馴染ませて毛先を流せばおでこが見えて快活な印象に見えます。
髪型②ベリーショート
ベリーショートはショートよりも短い髪型のこと。
スポーツをする人に多い髪型で、ショートよりも溌溂でエネルギッシュな印象を与えることができます。アウトラインをスッキリさせた刈り上げベリーショートは、スマートで誠実な印象に。
短めに刈り上げすぎてしまうと、おしゃれ目的のツーブロックに見えてしまうため注意しましょう。
セットの仕方はショートよりもシンプルで、ワックスをトップ部分に馴染ませるだけで完了します。
髪型③マッシュ
厚みと重みをバランスよくもたせたマッシュスタイルも就活に活用できるでしょう。
襟足とサイドをスッキリとさせれば重くなり過ぎず、清潔感のある印象に仕上がります。
ただし、マッシュスタイルは前髪の量が多いと表情が暗くなりがちです。前髪部分にはレイヤーですき間を作り、表情が見えるようにしましょう。
マッシュは就活には相応しくないといった風潮が強くありました。しかし、近年では若手社員にもマッシュスタイルが浸透してきたことから就活に対しても寛容になってきました。
そのため、ITや広告などカジュアルさに対して寛容な職種におすすめですが、金融や公務員などイメージを重んじるような職種では避けた方が無難かもしれません。
髪型④センター分け
センター分けは短髪スタイルに抵抗がある方におすすめです。
長めの前髪も左右にセンター分けにすることで、表情が見えて明るい印象に仕上がります。
流行に左右されにくく就活の定番スタイルにもなっており、知的に見えるというメリットもあります。
スタイリングはヘアワックスで髪が広がりすぎないよう固めること。毛束感を出し過ぎないように気を付けましょう。細かい毛束感はカジュアル過ぎるため、就活には不適切と見られてしまう恐れがあります。
髪型⑤ツーブロック
賛否両論のあるツーブロックも就活を意識した髪型にすれば問題ありません。刈り上げすぎると軽率な印象になるため「6ミリ以上」をキープしましょう。
活発な印象を重視するならツーブロック×ベリーショートの髪型もおすすめです。
スタイリングも簡単に決まる上、顔の形や髪質にもあまり左右されません。
サイドにボリュームを持たせれば丸顔や卵型の方でもメリハリのあるスタイルに仕上がります。
ただし、ツーブロックは軽率と活発の線引きが難しいため、自分でカットせず美容院で相談するのがおすすめです。
スタイリングはワックスを使ってトップにボリュームを持たせることで、メリハリがあり清潔感のある印象を与えられます。
それ悪印象かも?注意した方がいいメンズの髪型
就活の髪型は一昔前と比べたら寛容になってきました。とはいえ、就活の場では社会に相応しいマナーを意識する点は今も昔も変わりはありません。
以下では、悪印象につながり兼ねない、注意すべきメンズの髪型を紹介します。
明るすぎる茶髪はNG
まずは明るすぎる茶髪はNGです。
大学生で髪を染めている方は多いと思いますが、就活でも直さずにいると学生気分で就職活動をしているのかと、面接官に不快な印象を与えてしまいます。就活が始まる前に髪を黒に戻しておきましょう。
ロン毛や過度なパーマは業界によってウケが異なる
黒髪でもロン毛と呼ばれるロングヘアや過度なパーマは注意が必要です。
特に長い髪は清潔感があるとは言い難く、おしゃれ目的のイメージが強いため、ほとんどの業界・業種では受け入れてもらえないものと思っておきましょう。
パーマは近年では寛容になってきた印象ですが、それでも毛先の巻き具合が目立つようなパーマはNGです。ただし、ボリュームをプラスするための緩いパーマであれば業界によってはNGにはなりません。
坊主は幼い印象がある
坊主は幼い印象を与えてしまうため割けた方が無難です。
就活の場では確かに短髪の方が好印象です。それなら坊主頭はより好ましいのでは?と思うかもしれませんが、却って逆効果に。学生の運動部を連想させるため、坊主頭は高校までと思っておきましょう。どうしても短くしたいのであれば、前述したベリーショートがおすすめです。
記事まとめ
本記事ではメンズの就活の髪型について解説しました。
就活において大切なのは、襟足やもみあげはスッキリとさせること、前髪は眉毛より上を意識することです。髪色はナチュラルな黒とし、スタイリング剤も使い過ぎないことが大切です。
就活生におすすめの髪型はベリーショートやショートなどさまざまですが、迷ったら美容院で相談してみるのが良いかもしれませんね。