「自分だけNNTで不安」「NNTで焦りを感じている」そのような就活用語を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
NNTとは、就活がうまくいかない状態を表す2ch用語ですが、具体的にどのような意味があるのか気になりますよね。
今回は、新卒の就活生へ向けた求人紹介エージェントの「JOBマッチ」を担当する私が、NNTの意味や対義語、NNTになりやすい人の特徴や対策方法を解説します。
NNTの意味を知りたい人、正に今自分自身がNNTで悩んでいる人は本記事を参考にしてみてください。
就活のNNTとは?
就活におけるNNTとはどのような意味があるのでしょうか。
以下では、NNTの具体的な意味と対義語を解説します。
NNTの意味
NNTとは「Nai NaiTei」の頭文字を取ったもので、内定を獲得できていない状態を指します。就活生の間で使われている用語で、主にSNSや2chで使われています。
2023卒のNNTの割合
株式会社リクルートの就職みらい研究所が公表している「就職プロセス調査」によりますと、大学3年生の2月時点でのNNTの割合は約86%です。
この時期はまだ内定を獲得していない就活生の割合が高めです。
しかし、6月になるとNNTの割合は27%、8月では約13%という結果に。
NNTの対義語
内定が無いことを「NNT」と表現するのに対し、内定が獲得している状態は「ANT」と言います。
これはNNTの対義語で「Aru NaiTei」、つまり内定が有る(=ANT)ことを指します。
NNTやANTはいずれもSNSや2chで使われているネット用語なので、実際に就活の場で使うことはありません。
人に対して「あなたはNNTなのね」と使うのもデリカシーに欠ける表現なので避けましょう。
就活で内定がもらえない人のありがちな特徴
就活でNNTに当てはまる人の特徴は以下の通りです。
- 自己分析ができていない
- 面接対策ができていない
- 企業へのエントリー数が少ない
- 就活そのものに興味が無い
- 就活に必要なマナーが備わっていない
- 不安や焦りで行動できない
自己分析ができていない
自己分析ができていない人はNNTに陥りやすいです。自分のことを理解できていないために、志望企業や業界が定まりません。
自己分析は自分自身の強みも明確になりますが、自己分析が不十分であることから、選考でも自分を上手にアピールできなくなってしまいます。
そのような自信の無さが面接官にも伝わってしまい、内定を獲得できないのです。
面接対策ができていない
面接を行わない企業はほとんどありません。それ程までに企業が選考で比重を置いているという証です。
面接では就活生本人の人柄が分かるため、十分な対策ができていないと良い結果に結びつかないでしょう。書類選考に通っても面接で選考を突破できず、NNTに陥ってしまいます。
企業へのエントリー数が少ない
企業へのエントリー数が少ないと、その分内定獲得の確率が低下してしまいます。
もちろん、多ければ多いほど良いというわけではありませんが、少ないより内定獲得できる可能性が高まるのは事実です。
企業を選ぶ際は視野を狭め過ぎず、バランス良くエントリーする必要があります。
就活そのものに興味が無い
就活そのものに興味が無いのもNNTにありがちな特徴のひとつです。「皆がやっているから就活しているだけ」という気持ちは面接官にも伝わってしまいます。
働くことに意欲が無い就活生を企業が雇いたいと思うはずがなく、いつまで経っても内定を獲得できないのです。
就活に必要なマナーが備わっていない
就活には最低限のマナーが必須です。
- 挨拶ができない
- スーツを正しく着こなせていない
- 髪色やネイルが派手
- 椅子の座り方がだらしない
上記以外にも多くのマナーがありますが、社会に出る上でのマナーが備わっていないと選考に突破できません。
面接でしっかり受け答えできていても、内定を獲得できずNNTの状態が長引いてしまいます。
不安や焦りで行動できない
NNTに陥っている就活生の多くは「不安」「焦り」などのメンタルが原因です。最初の内は内定が獲得できなくても、気持ちを上手に切り替えられて次へ進めます。
しかし、周りの就活生が内定を獲得し始めると「どうして自分だけ」と不安や焦りに駆られてしまいます。
そのような状態から脱却できないと、いつまで経っても内定を獲得できず負のループから抜け出せなくなってしまうのです。
就活のNNTを抜け出すための対策方法
NNTに陥ってしまった場合、どのような対策を講じるのがベストなのでしょうか。
以下では、就活のNNTの対策方法について解説します。
- 自己分析を行う
- 企業・業界研究を行う
- エントリーした企業を整理する
- 面接対策を行う
- 就職以外の進路を考える
自己分析を行う
まずは自己分析をしっかり行いましょう。自分ではきちんと行ったつもりでも、やり方が間違っていたり、不十分であったりと抜け・漏れがある場合があります。
自己分析を行うときは十分な時間を確保することです。
自己分析に割ける時間を作り、正面から自分を深掘りすることで長所や強みが明確になります。自分に合った業界や企業も見つけやすくなるでしょう。
企業・業界研究を行う
企業・業界研究を行うことも大事なポイントです。内定を獲得するためには、まずは志望する企業や業界をしっかり調査しましょう。
相手のことを知らなければ、入社後に自分がどのように貢献できるのかイメージを掴めません。
インターネットで調べるだけではなく、インターンシップへの参加やOG・OB訪問など就活イベントを積極的に活用しましょう。
エントリーした企業を整理する
自分がこれまでエントリーした企業を整理するのも、NNTから脱却するために有効です。これまで内定が獲得できていないのは、何からの理由があるはずです。
提出してきたエントリーシートや履歴書を再度見直しが必要かもしれませんし、面接対策が自分に合っていないのかもしれません。
いずれにしても、これまでと同じやり方ではNNTから脱却するのは難しいでしょう。企業の面接内容なども振り返りながら、改めて対策を練り直すのがおすすめです。
面接対策を行う
NNTを抜け出せない人の多くが面接に苦手意識を持っています。そのような状態をクリアするには面接対策を行うことです。
面接対策で取り入れたいのは模擬面接です。模擬面接で場慣れしておくことで、本番の面接にも落ち着いて向き合えるでしょう。
模擬面接では本番さながらの雰囲気を出すためにも、大学の教授やアルバイト先の上司など、目上の人に頼むのがおすすめです。
就活エージェントや大学のキャリアセンターに頼む方法もあります。
想定される質問の受け答えだけではなく、入退室や服装のマナーもチェックしてもらいましょう。
就職以外の進路を考える
大学卒業後の進路は就職だけとは限りません。多様性が重視される昨今、就職以外の進路を考えるのも有りです。
やりたい勉強があれば大学院へ進学するのも良いでしょう。また、NNTの状態で卒業するのではなく、留年して就活をし直す手段もあります。
やる気がある人材であれば、就活で不利になることはありません。ただし、留年した理由については聞かれる場合があるため、明確に答えられるようにしておきましょう。
NNTから脱却するには「JOBマッチ」で逆転を狙おう
NNTから脱却するにはひとりで抱え込まないことです。
就活は確かに個人戦ですが、負のループから抜け出せない場合は、他のツールや人のアドバイスを頼っても問題ありません。
就活を有利に進められるツールを考えているなら「JOBマッチ」がおすすめです。
JOBマッチはプロの就活アドバイザーが就活生をサポートしています。九州エリアの企業に特化しており取引実績は600社以上と、自分に合った企業を見つけることができるでしょう。
ぜひJOBマッチでNNTから脱却し、逆転を狙ってみてください。
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まとめ
本記事では就活におけるNNTの意味や対義語、NNTにありがちな特徴について解説しました。
自分自身がNNTに当てはまっている、もしくはNNTになってしまうかもしれない。そのように感じた場合は早めに対策を講じるのがポイントです。
自己分析や企業・業界研究を行い、エントリーした企業を振り返り、面接対策も十分に実施しましょう。少しでも早くNNTから脱却したい場合は就活エージェントに頼る方法もあります。
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