面接官は就活生の髪型やメイクをチェックすることで、「この人はビジネスマナーを守れるか」「身だしなみを整えられているか」をみています。
男性であればショートでシンプルな髪型であれば良いですが、女性は髪が長かったり、お化粧とのバランスもあるので色々と難しいですよね。
今回はそんな悩める就活生のために髪型の中でも「おだんご(お団子)ヘア」がアリかナシかをわかりやすく解説してきます。
結論からお話していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
結論:低い位置のおだんごヘアなら就活でも挑んでも問題なし!そのワケとは?
ひと昔は皆、一揃えの髪型で就活に臨んでいましたが、最近は価値観の多様化などもあり清潔感やフォーマルさがあれば、ある程度の髪型は許容されるようになっています。
ただし、おだんごは後頭部中央より下のおだんごならOKで、高い位置のお団子はNG。ここだけは注意してください。
高い位置にお団子がある髪型はかわいいですが、カジュアルすぎます。
ビジネスシーンにはふさわしくありません。また大きすぎるお団子もNG。
髪の量が多い、長めのロングヘアであればおだんごヘアではなく、後ろでひとまとめするなどにしてください。
保守的な業界では他の髪型を選ぶのも良い
銀行や社団法人、ホテル、官庁や公務員など保守的な業界ではおだんごヘアなどの髪型を避けた方が良いという意見もあります。
その理由としてはこれらの業界ではスタイルや格式が重んじられるからです。例えば銀行やホテルでは担当者やサービスマンには個性は求められません。
あくまでもその銀行やホテルが主役であって、従業員が主役ではないサービスだからです。
それらを踏まえるとおだんごヘアで他の人と違うポイントを生み出すのではなく、他のシンプルな髪型にしておいて、面接の中身やこれまでやってきたことでアピールすることに集中するというのも一つの手です。
おだんごヘアで就活に臨むことによるメリット
顔周りスッキリ、清潔感やオープンさをアピール
低い位置のおだんごヘアは上品さや知的さ、また朗らかさや明るさなどの印象を面接官に与えることができる髪型なので、面接や就活写真を撮る際にも良い効果が期待できるでしょう。
その理由としては顔周りがスッキリし、清潔にオープンに見えることが挙げられるでしょう。
基本的に就活ではおでこや顔まわりは隠さない方が良いです。その意味でもおだんごヘアは就活に適している髪型と言えます。
セットしなおしたり、湿気などで崩れにくいのもメリット
就活は始めてみるとお分かりになると思いますが、意外と一日中動いたり、待機したりすることが多いです。
そうなると髪型によっては何回もチェックしたりヘアセットをしなくてはいけなくなるかもしれません。
その点、おだんごヘアであればかなり直す手間を省くことができます。
プロのヘアメイクが教えるヘアセットの際に気をつけるべき点
そんなおだんごヘアですが、ちゃんとセットしないとだらしない印象になってしまい台無しになりかねませんので要注意。
そこで、今回はプロのヘアメイクさんに就活のためのおだんごヘアをセットする際のポイントを5つ教わってきましたのでご紹介します。
- お団子の大きさは拳1個分くらいにまとめる
- お団子から毛が飛び出さないように注意する
- 全体的なバランスが取れているようシルエットをチェックする
- リボンやシュシュは使わない
- ネットは使ってOK!
おだんごヘアのコツ①お団子の大きさは拳1個分くらいにまとめる
お団子の大きさは拳1個分くらいにしっかりとまとめたいところ。あまり大きすぎるとバランスが悪くなるので要注意。
まとめるコツはワックスやムースでしっかりと髪をひとまとめにし土台をきちんと作ることです。
おだんごヘアのコツ②お団子から毛が飛び出さないように注意する
お団子からぴょんぴょんと毛が飛び出ている、いわばアホ毛と呼ばれるものですが、他の人が見るとちょっと気になってしまいます。
仕上がりが綺麗になるように、Uピンやアメリカピンでしっかりとまとめましょう。
また仕上がりにしっかりとスプレーするのも綺麗なおだんごヘアを作るコツです。
おだんごヘアのコツ③全体的なバランスが取れているようシルエットをチェックする
おだんごヘアをする!となるとどうしてもお団子の形やアホ毛が出ていないかにばかり気を取られがちですが、就活はヘアアレンジのコンテストではありません。
就活で大事なのは正面や横から見た際のバランス。
すっとした上品な印象を面接官に与えることができるよう髪型全体のバランスを気にするようにしましょう。
おだんごヘアのコツ④リボンやシュシュは使わない
普段、おだんごヘアにはリボンやシュシュを使っている方もいらっしゃるかもしれませんが、就活では使わないようにしましょう。
スーツやバックと同じように就活に余分な装飾は不要。黒ゴムと黒いピンを使用しておだんごヘアをまとめてください。
おだんごヘアのコツ⑤ネットは使ってOK!
お団子をまとめるための黒いネットは使ってもOKです。
ネットを使うとお団子が綺麗にまとまりますし、アホ毛もとび出にくくなるのでこれらが気になる方は使ってみると良いでしょう。
プロヘアメイクが教える綺麗なお団子の作り方
さて、そんなおだんごヘアの綺麗な作り方をプロのヘアメイクさんから教わってみましょう。
まず前提のおさらいです。
- お団子の高さは耳の高さより下であること
- 毛先が飛び出ないように綺麗にまとめる
これらを頭に入れながらチェックしていきましょう。
- ワックスやムースを髪に馴染ませる
- ブラシで毛流れを整える
- お団子にしたい部分の毛束をねじります。
- 結び目に巻きつけます。
- 毛先を裏側にして内側に巻き込みます。
- 毛先の手前にピンを挿し中間を留めます。
- 毛先をさらに巻きつけていきます。
- 毛先にピンをかませます。
- ピンを奥に挿し込みます。
- 最後にスプレーで固定する
これが綺麗なおだんごヘアの作り方です。
この時に緩くならないようにヘアピンを使用してスッキリとしたシルエットにするのが重要です。
そのほか注意するべき点とは?
おだんごヘアについて理解していただいたところで、その他よくある質問をまとめてみました。
Q:髪色はどれくらいまでOK?黒髪にするべき?
A:就活は一部の職種を除き、基本的にどんな髪型であっても黒髪が基本。
少しくらい明るくても、それが理由で面接に落とされるなんてことはないようですが、少しでも悪目立ちしないように黒髪にしておくのが良いでしょう。
Q:前髪はどうしたらいい?
A:おだんごヘアであっても後ろでひとまとめにするにしても、前髪は基本的に分けるかサイドに流すのが良いでしょう。
前髪が重すぎたり、シースルーや重めの前髪だと表情がわかりにくく、アピールの邪魔となってしまうかもしれません。
Q:パーマは落とすべき?
A:パーマに関しては元々ウェービーな方もいらっしゃるので、それほど厳しくみられません。
ただし明らかに強めのパーマをかけている場合はマイナス印象になることもあるでしょう。
Q:触覚や後ろ毛はどうしたら良い?
普段、顔の大きさや輪郭が機になる方にとっては触覚命!という方もいらっしゃるかもしれませんが、就活では顔周りは出すのが基本。就活の間や就活写真を撮る時にはスッキリとした髪型にするようにしましょう。後ろ毛も同様です。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「面接や就活写真におだんごヘアーで臨むのってアリ?ナシ?」についてプロのメイクさんの意見ややり方なども含めながら詳しく解説してきました。
基本的には明るく、フォーマルな印象を与えることができるおだんごヘアー。
しっかりとポイントを押さえておけば就活でマイナスになることもなく、しっかりとあなたのパーソナリティーをアピールすることができるでしょう。
あなたの理想とする就活実現に向けて、ぜひ参考にしてみてください。