就活の準備はいつからやればいい?基本的な流れとやるべきことを解説
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就活準備をはじめる時期と流れを理解して有利に進めよう!

「就活でやることが多すぎて、何を準備したらいいかわからない」

「いつごろから就活の準備を始めたらいいかわからない」

と迷っている人も多いのではないでしょうか。

たしかに、就活の準備は何から手をつければよいかわからないですよね。しかし、就活の正しい流れとスケジュールを把握して活動することで、やるべきことがわかります。

目次

就活の準備ではスケジュール把握が大切

就活の準備ではスケジュール把握が大切

近年の新卒採用スケジュールは早い傾向があり、企業によっては、本選考を10月ごろに行うところも出てきています。

就活ではやるべきことが多いため、時期を把握してスケジュールを立てて準備していくことが重要です。まずは、どの時期にどのようなスケジュールで動くのかを把握しましょう。

大学3年生の春(4〜6月)

自己分析や企業研究、インターンシップへの申し込みと参加を行いましょう。インターンシップは、企業で実際に働くことができる貴重な機会です。

インターンに参加することで、業界や職種についての実践的な知識を得ることができます。また、早い人はインターン時点で内定をもらうケースも少なくありません。

なぜなら、インターンで良い評価を得た場合、内定をもらうことができる可能性が高まるからです。

そのため、志望度が高い企業のインターン参加は必須と言えます。夏休み頃に行うサマーインターンの応募は、早い企業では6月頃に締め切るため、注意が必要です。

大学3年生の夏(7〜8月)

会社説明会や企業のWebサイトなどで企業情報を手に入れることはできますが、それだけでは実際の職場環境は分かりません。

そのため、夏休みは休み期間を利用したサマーインターンへ参加しましょう。インターンへの参加で企業の雰囲気を知ることができ、社員とのコミュニケーションを深めることができます。今までわからなかったことを知るきっかけになります。

大学3年生の秋(9〜11月)

就活で9〜11月は選考に向けての準備期間となります。企業や業界についての情報収集や自己分析、ES作成など基礎的な準備を着実に進めることが大切です。

また、9月から11月にかけては、多くの企業が夏季休暇明けにインターンを実施しています。サマーインターンに参加できなかった企業がある人や、サマーインターンで志望を変えた人は、秋のタイミングで参加しましょう。

参加したい企業や、いつ募集が始まるかなどをリストを準備しておくと把握しやすくなります。

大学3年生の冬(12〜1月)

本選考が本格化する前の時期のため、ES対策や面接対策をスタートさせる時期です。特に、面接対策は客観的視点を持って練習をすることが大切なため、第三者の人に見てもらうのがおすすめです。

また、ひとりで対策を行うのが不安な人は就活エージェントの利用もおすすめです。就活エージェントでは、自分に合った就職先を探してくれるだけでなく、ES対策や面接対策を受けることもできるので、就活準備を行う上では積極的に利用しましょう。

就活は大学3年生の3月から本格始動

就活のエントリーが始まり、大学3年の3月から本格的に始まるのが一般的ですが、その時期から始めようとするとライバルに出遅れる可能性があります。3月になると、エントリーシートの提出や企業説明会などが始まり、その時点で志望する業界や企業を絞り込んでおかなければならないからです。

そのため、自己分析や企業研究は本格始動する前の2月までには、就活準備を終えておく必要があります。自己分析には時間がかかるため、2年生のうちからやっても構いません。

就活準備の基本的な流れ

就活準備の基本的な流れ

就活の準備として、いくつかのタスクについても理解しておく必要があります。何から手をつけてよいか分からない人は、ぜひ参考にしてください。

就活で行うタスクは、大きく分けると以下のような流れで行うのが一般的です。

STEP1【自己分析】

企業選びの軸となる志望動機や自己PRを作成するためにも、自己分析はしっかり行っておかなければなりません。自身のスキルや性格、強みや弱点、価値観などの診断結果を分析して言語化することで「自分はどのような人物なのか」を相手に伝えやすくなります。

このように、自分を客観視できるため、どのような業界や企業で自分の能力を活かせるかが見えてくるでしょう。自己分析は時間がかかる作業なので、就活が本格始動する前に早めから準備しておくことをおすすめします。

STEP2【業界・企業研究】

気になる企業の情報を集めて理解することで、自分のやりたいことや適性にマッチしているかを見極める必要があります。自己分析で、自分の性格や強みが分かっても「どんな業界で活かせるのか」が分からないとミスマッチが起こることも少なくありません。

まずは幅広く業界について知ることで、選択肢を増やしていきましょう

STEP3【就活サイトへの登録】

就活サイトは、就職活動をする上で欠かせないツールとなっています。会社説明会やインターンの開催などのお知らせは、就活サイトを通じて行われることが多く、多くの企業からの情報を一気に入手できることが特徴です。

就活サイトでは応募に必要な書類もオンラインで提出することができるため、効率の良い活動ができます。サイトごとにさまざまな特徴があるので複数のサイトを併用することがポイントです。

STEP4【エントリー】

エントリーにはプレエントリーと本エントリーの2種類があります。プレエントリーは資料請求などを行うためのエントリーのため、選考に進むことはありません。その後に、本エントリーでESなど応募書類を提出すれば選考会になります。つまり、エントリーは企業に対して興味があるという意思表示です。まずはエントリーしなければ、資料請求や説明会への参加などもできません。

エントリーの方法は就活サイトを経由してエントリーする方法と、企業のWebサイトなどから直接エントリーする方法があります。エントリーしたからといって必ず選考に進む必要はないため、興味がある企業には気軽にエントリーしましょう。

また、就活エージェントを利用すれば、あなたに代わってエントリーを行ってくれるので、就活を効率よく進めたい人には有効な方法です。

STEP5【ESの提出】

ESなどの書類提出も就活において重要です。エントリーを行なった企業から配布されるESに記入を行なって提出をしましょう。

また、ESの提出期限については注意が必要です。大学3年生の3月〜4年生の4月頃に集中する傾向がありますが、企業によって提出期限が異なる場合もあります。

STEP6【選考】

履歴書やESの提出が終わって、無事に通過することができれば面接を受けることになります。履歴書は大学指定のものか、市販のもので構いません。

履歴書では志望動機や自己PRなどを書くスペースが不足しがちなので、ほとんどの企業でESの提出が求められます。一般的に、ESは企業が準備したフォーマットをダウンロードして提出することがほとんどです。

STEP7【面接】

書類選考に通過したら、企業から連絡があり筆記試験や面接を受けます。就活生を採用するにあたって、企業が最も重視するのが面接です。

そのため、自己分析を行い 面接での自己アピールや志望動機を具体的に伝えられるようにしましょう。また、面接では「質問はありますか」と聞かれることが多いため、事前に考えておくとスムーズに答えることが可能です。

就活の面接は3~4回行われることも多く、最終面接で緊張しないために何度も面接の練習を重ねて準備しておくことをおすすめします。面接は場数を踏んでいくことが一番の面接対策の準備になるのです。

準備でやるべきこと

準備でやるべきこと

就活は準備のやり方次第で、スムーズに進むかどうかが変わってきます。事前に何の準備をすべきなのかを理解して、就活のスムーズな攻略を目指しましょう。

スーツなどの就活アイテムを準備

就活でOB訪問をするときや会社説明会に参加する時など、基本的な服装はスーツです。夏からインターンなどのイベントが始まるため、それまでに準備しておく必要があります。

色はネイビーやブラックで、シンプルな物がおすすめです。また、バッグは装飾が少なく、最低でもA4サイズの書類が入る物が安心です。就活用のアイテムは清潔感を意識して準備しましょう。

インターンに参加する

インターンは就活生にはもちろん、企業にとっても重要なイベントです。就活生はインターンに参加することで、具体的な仕事内容や職場環境を知ることができ、企業全体を理解することができます。

一方、企業は実際に現場で仕事をしてもらうことで、就活生の熱意やコミュニケーション能力などを見ることができるため、ミスマッチを防げるメリットがあります。企業によってはインターンへの参加が内定に有利になることもあるので、積極的に参加をしましょう。

筆記試験・Webテスト対策をする

大手企業や人気企業は応募人数が多く、筆記試験やWebテストで足切りをすることも少なくありません。筆記試験に受からなければ、面接には進めないため対策が必要です。

一般的には「SPI」試験が行われることが多く、基礎的な語学力や数学力、論理思考力、そして文章読解力を測定するための試験です。参考書も出ているので、まずは一冊買って学習することをおすすめします。

直前の対策では高得点を取ることが難しいため、早めの準備が必要です。

就活エージェントへの登録

3年生になったら就活エージェントに登録することもおすすめです。自分で探すだけでなく、エージェントからも紹介してもらうことで効率よく就活を進めることができます。

面談の上、アドバイザーが自分に合った企業を紹介してくれることはもちろん、ESの添削や面接などの選考対策も受けられることが特徴です。利用は全て無料なので、積極的に利用して就活準備をおこないましょう。

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就活に向けて必要なもの

就活が始まってから慌てることがないように、就活の準備段階で必要なものを紹介します。

履歴書

履歴書はメールで送信するなど、データでの履歴書提出が増えていますが、手書きの履歴書が必要な企業もあるので、事前に提出方法を確認しておきましょう。履歴書は大学内で販売されているものがおすすめです。

就活を前提にフォーマットされているため、学生時代に力を入れたことなど、大学生の就活ならではの記載項目があり、企業の印象がよくなります。大学の履歴書がない時は、市販のものでも問題ありません。

履歴書は急に必要になるときもあるのであらかじめ多めに準備しておきましょう。

証明写真

証明写真は、証明写真機や写真館を利用して撮影することがおすすめです。証明写真機はデジタルデータにも対応しているものもあり、履歴書をメールで送る際の写真に使うことができます。

第一印象はとても重要なので、写真館できれいに撮ってもらうことも検討しましょう。

就活資金

スーツの購入や会社説明会に参加するための交通費など、就活にはお金がかかることも多くなります。そのため、就活を本格的にはじめるまでに就活用の資金を準備しておくことも大切です。就活をしながらバイトで資金を貯めることもできますが、説明会や面接で忙しくなるとバイトのシフトを入れることが難しくなります。

一方で、バイトばかりに力を入れると、シフトのためにすぐに対応できないことや説明会に行けず、チャンスを逃してしまうことも少なくありません。そのため、バイトと就活のスケジュールを調整しながら、チャンスを逃さないように活動しましょう。

まとめ

就活はやることが多すぎて、やるべきことを整理しているうちに、気づいた頃には周りはもう内々定をもらっていたといったことになりかねません。

就活の始動は年々早くなっている傾向があるため、スケジュールを把握しておかなければ、気がついた頃には「周りはもう内定をもらっていた」ということになりかねません。そのためにも「どの時期に何をすればよいか」のスケジュールの把握が重要です。

そうすれば、今やらなければならないことが見えてきます。あとで後悔しないためにも、しっかりと就活の準備を進めれば内定を勝ち取ることができますよ。

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