「就活っていつ終わるの?」「流れと対策方法を知りたい」
就活時期がわからなければ、いつ動き出せばいいのかもわかりません。
就活時期をきちんと把握することで、流れに沿った最適な対策が行えます。
逆に言えば、選考が本格化してから動き出しても対策は間に合わないのです。
この記事では就活を成功に導くアクションプランを、就活時期と照らし合わせながら解説します。
就活のゴールは、内定をもらうことではなく「納得した企業で働くこと」。
本記事を参考にしてスピーディーに動き出し、課題を一つ一つクリアしていきましょう。
【内定時期は?】就活の基本的なスケジュール
就活の基本的なスケジュールを「経団連加盟企業」と経団連非加盟の「ベンチャー企業」を例に解説します。
どちらも内定時期まで違いがあるため、スケジュール管理を混同しないように注意してください。
あらかじめ就活時期を把握して、焦らずスムーズに選考対策を進めましょう。
経団連加盟企業の就活時期はいつまで?
一般的な就活時期の指標となる経団連加盟企業の就活時期を確認します。
経団連加盟企業にはNTTドコモやみずほ銀行、アステラス製薬など、大手企業約1,500社が存在します。
就活時期は「就活ルール」として経団連が決めていましたが、2018年からは政府の主導に代わりました。
就活ルールが変更されれば就活生の混乱を招くため、2024年卒に関しても、従来のルールを引き継いでいます。
大学3年 4〜6月 | インターンシップ準備、インターンシップ募集開始 |
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大学3年 7〜9月 | インターンシップ参加 |
大学3年 3〜4月 | 会社説明会へ参加、エントリーシート(ES)作成 |
大学4年 4月 | エントリーシート(ES)提出 |
大学4年 6月 | 筆記試験や面接選考が本格的にスタート、内々定が出される |
大学4年 10月 | 正式に内定が出される、内定式 |
大学4年 3〜4月 | 大学生卒業・企業へ入社 |
※大学3年の時期は大学院・短大の場合「1年」が該当します
大学3年 4〜6月|インターンシップ準備、インターンシップ募集開始
インターンの準備として「自己分析」と「企業分析」を進めておきましょう。
インターンに応募しても必ず参加できるわけではありません。
参加するための選考があるため、入念に準備して臨んでください。
大学3年 7〜9月|インターンシップ参加
インターンへ参加すれば、業界の流れや仕事について直接聞いたり肌で感じたりすることができます。
たくさんの職業体験を通して、自己理解や企業理解を深めておいてください。
大学3年 3〜4月|会社説明会へ参加、エントリーシート(ES)作成
大学3年の3月になれば、会社説明会が本格的に解禁されます。
エントリーシートは、就活生の人柄を企業にアピールする大切な応募書類です。
周囲の人に内容を確認してもらい、誤字脱字や文章の流れをチェックしましょう。
大学4年 6月|筆記試験や面接選考が本格的にスタート、内々定が出される
大学4年の6月から、いよいよ筆記試験や面接選考などの「本選考」がスタートします。
周りでも内々定者が徐々に出始める時期です。
選考で本来の力が出せず、なかなか内々定が取れなくても、焦る心配はありません。
自分の課題を確認して修正していけば、結果はきっとついてきます。
大学4年 10月|正式に内定が出される、内定式
内定式を終えれば、あなたも社会人の立派な仲間入りです。
残りの大学生活をムダに過ごさないように、自己研鑽に励んでください。
ベンチャー企業の就活時期はいつまで?
「ベンチャー企業」とは楽天やサイバーエージェント、メルカリなど新しい事業やサービスを展開する企業のことです。
経団連には非加盟で、就活時期は独自の早いスピードで展開されます。
対応が遅いと選考の締切に間に合わないので、いつから動き出せばいいかしっかり確認しておいてください。
大学3年 4〜5月 | エントリーシート(ES)対策 |
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大学3年 6〜7月 | サマーインターンシップ選考開始/準備 |
大学3年 8〜9月 | サマーインターンシップ参加 |
大学3年 10〜12月 | ウィンターインターンシップ選考開始/準備 |
大学3年 2月〜 | 本選考 |
大学4年 3月〜 | 内定 |
※大学3年の時期は大学院・短大の場合「1年」が該当します
本選考の時期は、なんと「大学3年の2月」から始まります。
経団連加盟企業の平均が大学4年の6月からだと考えれば、いかに早いかがお分かりいただけるでしょう。
ベンチャー企業を志望する就活生は「ES・面接対策がわからない」と悩む時間はありません。
いつでも選考に臨めるように、就職コンサルタントの力を借りるなどして、万全の状態に整えておいてください。
職種や企業によって内定までの時期は異なる
前述したように、職種や企業によって内定までの時期は異なります。
なかには、コロナ禍の影響でオンライン選考や就活時期を前倒しにする企業も存在します。
企業は文系理系問わず優秀な就活生を求めており、今後も就活時期が早まる傾向が高いです。
また、現在の就活環境において、もっとも忙しい時期(ピーク時期)が「大学3年3月から大学4年6月」です。
この時期は会社説明会やエントリーシートの提出、面接などの本選考の動きが活発化します。
1日に複数のスケジュールが入ることもあり、対策が中途半端だと内定を獲得しづらいです。
早い時期から書類対策や面接対策を進めて、友達や先生の力を借りながら問題を解決しましょう。
就活時期に関係なくいつでも開始できること
本格的な就活時期に突入する前に、できるだけ早く取り組んでおきたいことを2つ紹介します。
就活ではスピーディーに行動し、納得できる企業へ入社することが大切です。
早くから動き出せば、心に余裕が生まれるだけでなく内定獲得へと大きく近づきます。
自己分析
「自己分析」とは自身の経験や考え方を振り返り、理解を深めたり強みや弱みを棚卸ししたりすることです。
志望企業の軸決めや面接官へスムーズにアピールするためにも、非常に大切な作業となります。
自己分析が進まないと、自分の強みを活かせる企業が見つからないでしょう。
合わない企業を選べば選考対策がしにくくなる上、仮に働き始めても合わずに退職しかねません。
時間がかかる作業なので、2025年卒の就活生ならば2023年の5月までに準備を終わらせるのが理想的です。
自分の強みや弱みがわからないという就活生は、周りの友達や先生に聞いてみてください。
早めに自己分析を始めて、余裕を持った就活時期を目指してください。
業界研究・企業研究
自己分析で自分の特徴が見えたら、業界や企業が求める要素にマッチするかリサーチします。
企業とのミスマッチを減らして、自分がいかに貢献できるかを、面接時にアピールしましょう。
ホームページでは「企業理念」や「代表者メッセージ」にも注目してください。
新たな気づきを得て書類へ記載できる内容が増えたり、面接の逆質問の際に使えたりします。
後述しますが、企業のリサーチよりもインターンに参加して実際に雰囲気を味わうのが一番です。
自分で体験して感じることで、企業への理解度が何倍にも高まります。
【採用?】内定と内々定の違いをチェック
【内定】 | 正式な労働契約が成立すること |
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【内々定】 | 内定を出すという口約束のようなもので、主に新卒の就活シーンで使われる |
このように「内定」と「内々定」では意味が全く異なります。
現行の就活ルールで企業が「内定」を出せる時期は、大学4年の10月1日以降です。
「内々定」は、10月より前に選考が終了し、合格した就活生に出されます。
なお「ベンチャー企業」や「外資企業」は、大学3年の時期に内定をもらえることも珍しくありません。
あなたの就活を成功に導くやったほうがいいことリスト
就活を成功に導く、就活生におすすめのアクションプランを3つ紹介します。
①面接やエントリーシートなど就活対策を早めにスタートする
自己分析や面接・エントリーシート対策は早い段階からスタートしてください。
就活時期が本格化すれば、対策を練る時間が足りません。
2025年卒の就活生は、2023年3月ごろから自己分析や業界研究を始めてください。
早く動き出せば、課題に直面しても改善に充てる「時間」が生まれます。
また、就活中はモチベーションが上がらず、疲れを起こす時期が訪れるかもしれません。
スケジュールを立ててから就活を開始して、無理のないペースで進めてください。
②複数のインターンシップに参加する
複数のインターンに参加すれば、業界への視野が広がります。
さまざまな会社に触れた経験は、面接での強い武器になるでしょう。
秋・冬のインターンは開催時期が短いですが、夏のインターンは夏休みの長い時期に開催されます。
多くの企業の仕事を体験できるチャンスなので、ぜひ積極的に参加してみてください。
就活のゴールは、内定をもらうことではなく「納得した企業で働くこと」。
自分の視野を広げて、自分の適性や業界への理解度を深めましょう。
③内定直結型イベントへ参加する
内定直結型イベントでは一度に複数の企業説明を受けて、気になった企業の選考も受けられます。
選考の方法はグループディスカッションやグループワーク、個別面接などさまざま。
内定までもらえることがあるため、忙しい就活生にとって非常に効率的です。
1日でたくさんの業界や企業を知れる反面、時間が足りなくなるので合わないと感じたら断る勇気が必要です。
早期内定がもらえる時期は大学3年の1月ごろ、気になる方はイベントスケジュールをチェックしてみてください。
まとめ〜就活時期を逃さず納得のいく内定をゲットしよう〜
この記事では内定・内々定に至るまでの就活時期について確認しました。
優秀な人材を確保するため、就活時期は年々前倒し傾向にあります。
就活を成功に導くコツは「とにかく早めに行動すること」。
そして、就活のゴールは内定をもらうことではなく「納得した企業で働くこと」です。
まずは自分の強みや弱みなどを洗い出し、企業とのマッチングを検証する「自己分析」から始めてください。
対策の遅れは選考に落ちる確率を高めてしまい、入社後でも合わずに辞めてしまうリスクを生み出します。
自分のペースで無理なく進めて、納得のいく内定をゲットしてください。
コンサルタントの力を借りて就職活動を有利に進めよう
就活時期について、ご理解いただけたでしょうか。
初めての就活はわからないことが多く、スケジュール確認や選考対策を進めるのは難しいです。
そこで、選考対策や流れに適した行動について知りたい就活生に、おすすめのサービスがあります。
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これまで九州を中心とした就活生に、アドバイスや企業紹介などを10年以上行ってきました。
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「納得できる企業で働きたい!」という就活生は「JOBマッチ」の利用を検討してみてください。