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今回は就活時のSNSについて。
これは企業の方が就活生のために情報などを公開するSNSというお話ではなく、就活生の方が使っているSNSが就活に及ぼす影響についてという意味です。
ざっくばらんに言うと企業の面接担当者や人事の方は就活生であるあなた方のSNSを特定し、チェックしている可能性があります。
なぜ企業の方は就活生のSNSをチェックしている場合があるのか、またそれに対して就活生の方はどのような対策をすればいいのでしょうか。
どうして企業は就活生のSNSをチェックする?【Instagram/Facebook/Tiktok/Youtube】
企業が調査する可能性があるのはInstagaram、Facebook、TikTok、YoutubeなどすべてのSNSが対象となる可能性があります。
なぜ、企業の人事の方や面接担当者は応募してくる就活生のSNSをチェックするのでしょうか。
それは企業にはコンプライアンス遵守が今、非常に厳しく求められるようになっているからです。
コンプライアンスとは「企業などが法令や規則をよく守ること、法令遵守」と言う意味です。
社会の一部として企業も襟を正し、人から見られて後ろ指を刺されないような行動や発言、姿勢を保たねばいけないと言う社会の風潮や通念(=コンプライアンス)が現在では一般的になっています。
【代表的なコンプライアンス違反の事例】
- ハラスメント(パワハラ、セクハラ、モラハラなど)
- 過労問題(過労死ラインを超える時間外労働やサービス残業)
- 内部情報の漏えい(データの持ち出し、外部からのハッキング)
- 法律違反(景品表示法、下請法、著作権侵害など)
これらに違反すると企業は厳しく批判され、会社の評判を落としかねません。それらを防ぐために企業はコンプライアンス対策を独自にとるようになっているのです。
ではなぜ、企業のコンプライアンス遵守と就活生の方々のSNSチェックが関係するのでしょうか。
企業は面接ではわからない就活生、つまり未来の社員の側面を知りたがっている
就活生が面接に通り、本採用となるとその人は外部の人間ではなく、会社の一員となります。
つまり、企業が守りたいコンプライアンスの対象となるわけです。
その就活生、つまり未来の自社員が問題あるSNSの使い方をしているとしたら企業の面接官や採用担当者はどのように感じるでしょうか。
そう、不安に思い、将来のトラブルとなる人は採用しないでおこうとなるわけです。
企業がNG・デメリットと感じる就活生のSNSはどのようなもの?
ではそんな企業が避けたい、就活生のSNSとはどのようなものでしょうか。代表的なものをあげてました。
NGとなる投稿や動画内容
- マナーやモラルに反している行動
- 未成年時の違反やモラル違反
- 他人や企業、サービスなどへの悪口
- 宗教、政治などについての過度に偏った発言
- セクシャルやマイノリティ、LGBTQへの無配慮な発言
これらをもう少しだけ詳しく解説します。
マナーやモラルに反している行動
近年、話題になった回転寿司店やコンビニエンスストアでの迷惑行為。または煽り運転などや暴力的な行動や発言、クラスメイトや友人に対するイジメ。
これらいわゆる”身内ネタ”であってもマナーやモラルに反しており他人が見ると決して気持ちの良いものではありません。
こういった行動をSNSにアップしている就活生は企業から入社した後のトラブルの可能性を考えると採用結果や就活そのものに影響を与えるでしょう。
未成年時の違反やモラル違反
未成年なのに飲酒やギャンブルをしている、タバコを吸っているなども悪い結果につながります。そもそもこれらは法令違反となりますので、社会的に厳しく罰せられる行動です。
他人や企業、サービスなどへの悪口、本来秘匿されるべき情報の公開など
特定の人への誹謗中傷や悪口、友人への過度な愚痴、就活内外に関係なく他企業や商品への批判、サービスに対する苦情なども度を過ぎると敬遠されるものとなります。
また就活中に「どの企業の対応が良かった」「あの企業の面接がひどい」など就活上の過度な批判をSNSで行うなどもよくありません。
さらに企業内の情報や学校内の本来第三者が知り得ないもの、またはそれら第三者に知らせてはいけない秘匿情報をSNSで話していたり、公開しているのもNG要件です。
宗教、政治などについての過度に偏った発言
この項目だけでなく、今回のお話している内容、全てに共通して言えることですが、基本的に個人の思想や発言、行動は自由です。
これは思想の自由として憲法でも認められているすべての人を対象にした権利です。
正し、これらも度を過ぎたり他人に強要、決めつけしているのであればモラル違反となります。
セクシャルやマイノリティ、LGBTQへの無配慮な発言
近年よくディスカッションもされる、これらセクシャル(性に関する話題)、身体的・精神的マイノリティ、LGBTQなどへの無配慮な発言、行動をSNS上で行なっているのもNG。
もちろんSNSは個人が所有するものなので、どのような発言を行なっても良いのですが、それらが不特定多数の方に見られる状態になっているのであればモラル違反。
該当する人々がそれらSNSの投稿によって傷ついたりするのであれば、それは良くない行動となります。
【有効的な対策とは】就職活動がスタートしたら非公開、限定公開、削除などを行うのがおすすめ
SNSが全体公開されているのであれば、それはたくさんの人が行き交う駅前や広場で大きな声で発言しているのと同じこと。
それだけ大きな声で発言していれば、多くの人に影響を与えてしまいます。
それらSNS投稿が企業の採用担当者や人事の方の耳に届く、もしくはチェックされた場合に企業のコンプライアンス遵守のガイドラインに触れてしまうのであれば、就活の結果に影響を与えてしまうでしょう。
非公開、限定公開、削除も選択肢に
就活やインターンをスタートする予定の学生さんはもし企業から見てマイナスだと受け取られる可能性があるSNSを利用しているのでしたら非公開や限定公開、削除を行うのが良いでしょう。
非公開はSNSそのものを閉じてしまう行為。限定公開は友人やフォロワーのみが閲覧できる状態です。
流石に人事の方や採用担当者の方に限定公開の状態のSNSについて聞かれることはないとは思いますが、調べられるのは困る、問題や違法行為に触れるような内容があるのでしたらSNSそのものを消すと言うのも選択肢になるでしょう。
記事まとめ
いかがだったでしょうか、今回は就活生のSNSがなぜ企業からチェックされるのか、またそれに対してどのようにどこまで対応すれば良いのかをお話してきました。
問題ある、デメリットとなる投稿はあなたの就活に大きく影響する可能性があります。気軽に投稿できてしまうSNSであるからこそ、その人の心の隙が出てしまうもの。
バレるバレないではなく、そもそもの日頃の発言や行動、情報の発信方法について良い機会なので見直すのが良いでしょう。
これら就活に対する悩みや疑問などをお持ちでしたら就活のプロに相談してみると言うのも一つの方法です。
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