複数のエントリーシートの作成に追われ、面接でのプレッシャーも多く、就活を「つらい・しんどい」と感じている人は多いのではないでしょうか。
自分はうまくいかない状況で、周りの就活生が内定をもらい始め「なぜ自分だけ」とつらい思いをしている人もいるでしょう。
今回は、就活生の無料相談支援を行っている「JOBマッチ」のコンサルタントある私がこの記事を担当し、就活をつらいと感じる時の原因と対処法について解説していきます。この記事を読んで、気持ちを切り替えて就活を成功させましょう。
誰しもがつらいと感じる時がある
就活が思うように進まず「つらい」「しんどい」と感じている就活生は多いでしょう。
自己分析や企業研究、ES作成、面接など、内定をもらうまでにやらなければならないことが沢山あり、先が見えないことから不安を抱えてしまいますよね。「内定がもらえなかった」「自分のアピールポイントがない」など、つらく感じる原因は様々です。
就活がうまく進まないと、自分を否定してしまうことがあるかもしれませんが、つらい・しんどいと感じる気持ちを素直に受け止め、原因を見つけた後に適切な対処方法を実践することが大切です。
就活がつらいと感じる8つの原因
つらいという状況を変えるためには、まずその原因を知りましょう。
以下では8つの原因について解説しています。自分に当てはまると思うものを見つけてみてください。
就活の準備が大変
慣れない就活の準備をすることは、つらいと感じる原因の1つです。
自己分析や面接練習、説明会に参加、ESの内容を考えるなど、就活には様々な準備が必要です。
普段の生活に加えて、イレギュラーな就活準備を進めなければいけないことから、つらいと感じる学生も多いでしょう。
学校と就活とバイトの両立が難しい
大学と就活とバイトの3つを両立させるためにスケジュールを調節し、隙間時間にも就活を進めなければならないことを、つらいと感じる就活生もいます。
授業の合間に説明会や面接に行ったり、受ける企業の数によっては何十枚ものESを書かなければなりません。また、卒業論文を書く必要がある学生は、就活と卒論の両方に追われることになります。
さらに、就活にも多くの費用がかかるので、一人暮らしの人など、アルバイトをしなければならない就活生も多いでしょう。体力的・精神的にも疲労が溜まり、つらいと感じる原因となってしまいます。
周りの就活生の内定が決まる
周りの就活生の内定が決まる姿を見るのがつらいと感じる就活生は非常に多いです。
自分が思うように就活を進められていない中で、友達の前向きな結果を知ると、自ずと比較してしまい、「自分は他の就活生より劣っているかも」「なぜ自分だけ」と自己嫌悪に陥り、やめたいと思ってしまうこともあるでしょう。
周囲が内定を獲得する一方で、自分の納得できる内定先が決まらないことがつらいと感じる原因となります。
自分に合う業界・企業がわからない
やりたいことや将来の夢が不明確で、自分に合う業界・企業が分からないといった就活生も多いと思います。そのため、数多くの企業の中から自分に適した企業を探し出すだけでも疲れてしまい、企業研究の時点でつらいと感じてしまうでしょう。
将来の明確なビジョンがないことは、志望動機や就活の軸で熱意が伝わらず、良い結果に結びつかないこともあります。
自己アピールできることがない
自信を持って自己アピールできないことも、就活がつらいと感じる原因です。
これまでの経験や自分のアピールポイントに自信が持てず、面接で採用担当者にうまく伝えられないことから、選考に落ちてしまう人が多いでしょう。
また、就活の集団面接では周囲の就活生の自己アピールが魅力的に感じ、自身への劣等感からネガティブに考えてしまうこともあります。
慣れない面接でのプレッシャー
慣れない面接を受けることも、つらいと感じる原因の1つです。
就活において面接は避けられないので、初対面で年上の面接官とコミュニケーションを取らなければならないことにプレッシャーを感じてしまいます。就活生によっては、何十回も面接を受けることから、毎度緊張して精神的に疲れてしまう人も多いでしょう。
また、威圧的な態度や意地悪な質問をする圧迫面接を受けてしまい、トラウマとなってつらいと感じる人もいます。
圧迫面接では精神的なプレッシャーはもちろん、今後の面接にも影響を与えかねないので、注意が必要です。
試験に落ち続けて自信がなくなった
選考に落ち続けてしまうと、終わらない就活に疲弊したり自分が否定されているようで、落ち込んでしまう就活生は多いはずです。
特に、志望度の高い企業に落ちてしまった場合、立ち直るのに時間がかかるでしょう。何十社と受けてる場合には、何十件もの不採用通知が来てしまう可能性もあるので、つらいと感じる原因となってしまいます。
相談相手がいない
相談相手がいなければ悩みに共感してもらえず、就活がつらいと感じる原因になります。1人で抱え込んでしまい、不安の捌け口がないことから、どんどんつらさを感じてしまうでしょう。
身近な友達や家族はいるものの、「どうせこの気持ちをわかってくれない」「ダメな人だと思われたくない」などの理由から、相談できずにいる就活生もいます。
就活がつらいときの対処法を8つ紹介
就活がつらい原因が分かれば、対処法も見えてきます。
以下では、就活がつらいときの対処法を8つ解説しますので、ぜひ試してみてください。
落ちた原因を分析して次に活かす
自分が選考に落ちてしまった原因を考えてみましょう。自己分析が不十分だったのか、面接練習が足りなかったのか、考えられる原因はいくつもあります。
落ちてしまった選考を土台にし、次に受ける企業では同じミスをしないように十分に対策を行なった上で挑むことが大事です。
落ちても「相性が合わなかっただけ」と割り切る
人間にも個性があるように、企業にもそれぞれの社風や理念があります。志望する企業に落ちてしまった場合、相性がなかっただけですので、深く考える必要はありません。
もし選考に落ち続けてしまっている人がいたら、まだ運命的な出会いをしていないだけです。これからの人生に関わることですので、時間がかかっても自分に合う企業に入社できるように、選考に落ちてしまったことを前向きに捉えましょう。
自己分析をやり直す
なかなか内定に繋がらないという人は自己分析をやり直してみましょう。就活を進める中で自分の見え方が変わり、新たな発見ができるかもしれません。
自己分析は過去のエピソードについて書き出し、「なぜそうなったのか」「どんな気持ちだったか」を深掘りしていきましょう。
また、企業が求める人物像に自分がマッチしているかどうかも再確認しましょう。社風や活躍している社員をチェックすることで、自分の強みやスキルが活かせるかどうかを判断することができます。
周りを気にせずに自分第一で考える
周りが内定を獲得しているのに焦りを感じず、自分のペースで就活を行いましょう。
内定を獲得している人とは就活の軸や性格、強みが異なります。そのため、就活の仕方や内定獲得のタイミングはそれぞれ異なるのが必然です。条件が違う中で比べても意味がありません。
「他人は他人、自分は自分」と割り切り、周りと比べずに自分の納得のいく内定が出るように就活を進めることが大事です。
自分のできることを軸に将来の目標を考える
選考に連続で落ちてしまい、やりたいことがわからなくなってしまった場合は、自分のできることを書き出してみましょう。
合わせて、やりたいことや価値を感じることも書き出すことで、将来の目標が見えてくるので、これらをベースに企業選びを行なってみてください。
就活から離れてリフレッシュする
一度就活から離れて身体をリフレッシュすることも大切です。
就活は準備から実際の選考を行うまでやることが沢山あり、多くの時間を割いてきたことでしょう。慣れないスーツに身を包んで行動することにも疲れていると思います。
行き詰まってしまったら、思い切って旅行に出掛けてみたり、趣味に没頭する日を作ってみるのもおすすめです。あまり余裕がないという人は、お気に入りの映画を見たり、楽曲を聴くだけでも気分転換になるでしょう。
第三者に客観的意見をもらう
思い切って第三者に意見をもらうのも、つらい就活を乗り越える1つの手段です。
ほとんどの就活生にとって初めての経験である就職活動は、自分の視点に留まらず、広く多角的に物事を見る必要があります。
誰かに相談することで、見えてなかったものが見えてきたり、視点が変わったりするので、些細なことでも相談してみるのが良いでしょう。
就活エージェントに相談する
就活に対する質問を周りの人にしづらいという方には、就活エージェントに相談することをおすすめします。
この記事を提供しているJOBマッチでは無料で就活相談を行なっています。ESの添削から面接練習などはもちろん、就活に対する些細な不安についても的確なアドバイスや解説を行なっています。
就活生が自信を持って就職活動を行えるようにトータルサポートしているので、気になった方はサイドバナーか下のボタンからお気軽にご相談ください。
無料就活相談はこちら
就活でやってはいけない行動4選
うまく就活が進まなくて焦る気持ちもあると思いますが、就活は自分の将来を決める大事な選択をしなければなりません。
以下の4つの行動をしないように注意しましょう。
就活を辞める
就活を完全にやめてしまうことは避けましょう。
高校生あるいは大学生のうち、卒業見込みのある学生を採用する新卒採用は、経験やスキルが問われにくく、就職に大きく有利です。一度卒業をしてしまうと「既卒」となってしまうため、就職に難航する可能性が高まります。
とはいえ、人生は人それぞれですから、フリーターや公務員、フリーのWebデザイナーなどさまざまな働き方があります。どうしても就活が辛い場合にはこういった選択肢を考えてみるのもありですね。
内定欲しさにやみくもにエントリーする
選考落ちが続いた焦りから、やみくもにエントリーするのはやめましょう。
しんどい状況から抜け出そうと「どこでもいいから内定が欲しい」という気持ちから手当たり次第にエントリーすることは、後々自分の首を絞めることになります。
また、自分が本当に働きたいと思っていない分、エントリーしても熱意が伝わらず、内定に繋がらない可能性が高いです。嘘偽りの志望動機や就活の軸を書いても、面接官に見抜かれていたり、他の事項と矛盾することになってしまうことも考えられます。
お祈りメールが続いてしまっても、自分の適性と企業との相性をしっかりとチェックし、慎重に就活を進めていきましょう。
周囲に流されて就活を進める
他人にアドバイスを求めたり、知恵袋などのネット情報を参考にするのも大事ですが、最終的に決めるのはあなた自身です。第三者の意見は参考程度にし、主体性を持って判断・行動すると良いでしょう。
特に、SNS上にはあらゆる情報が錯綜しており、真偽のわからないものや「こうしなければいけない。」といった思い込みに発展してしまうものもあるかもしれません。情報に左右されないためには、鵜呑みにせず、目的意識を持って情報を活用することが重要となります。
1人で就活を進める
就活がつらいと感じた時に、誰にも相談せず一人で進めることは避けましょう。
初めての就職活動で慣れないことを多くしているので、不安や分からないことがあるのは当然です。親や友達に自分の現状を少し話すだけでも気分が楽になることもあります。
就活エージェントを利用すれば、専門的な立場からアドバイスを受けることができるので、より内定に近づくでしょう。
まとめ
この記事では就活をつらい・しんどいと感じる原因や対策方法について解説してきました。
就活は精神的にも肉体的にもボロボロになってしまう人も多いと思いますが、適度に休息を挟み、時には自分を褒めてあげることも大切です。
「内定がもらえない=自分が否定されている」ということは絶対にありません。自分との相性が良く、働きたいと思う企業に就職することが最終目標ということをわすれないでください。
JOBマッチでは内定へのトータルサポートはもちろん、就活に対する不安を自信に変えるアドバイスも行なっています。どんな小さなことでも相談を受け付けているので、ぜひ利用してみてください。