就活のファストステップともいえるエントリーシート(ES)。
エントリーシート(ES)次第でその後の選考が変わるといっても過言でないほど、就活にとって重要な選考フローです。
この記事では内定につながる就活用エントリーシート(ES)を完全攻略。
あなたの就活を徹底的にサポートします。
就活用エントリーシート(ES)の作成でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
【就活のファストステップ】エントリーシート(ES)で企業は「ココ」を見ている!
就活においてエントリーシート(ES)は、単なる自己紹介のようでありながら、合否やその後の面接にもかかわってくる重要なものです。
ここでは、企業の採用担当者はエントリーシート(ES)で就活生のどのようなところを見ているのか紹介します。
文章作成・情報伝達能力
1つ目の評価指標は「文章作成・情報伝達能力」。
企業はエントリーシート(ES)を見て、就活生の文章作成や情報伝達における基本的な能力を見ています。
エントリーシートでも面接でもいえることですが、就活に関して、企業はビジネスライクな対応を求めます。
就活生は自分の文章が「論理的」であることに注意して書きましょう。
企業の求める人材かどうか
2つ目の評価指標は「企業が求める人材かどうか」。
各業界・企業のビジネスモデルや社風によって、業務で求められる人物像(人柄や能力の志向性)は異なります。
エントリーシート(ES)の各設問を通じて、企業は就活生が自社の求める人物像に合っているかをチェックしているのです。
エントリーシート(ES)を書く際の注意点は?
ここでは、就活用のエントリーシート(ES)を書く際の注意点を紹介します。
1、ポイントを絞ること
まずは自分が何を伝えたいのか、ポイントを絞って土台を作りましょう。
就活生の中には、「自分の強みをたくさんアピールしたい!」という方もいるかもしれません。
しかし、アピールやエピソードを盛り込みすぎるとまとまりのない文章になってしまいます。
自分のアピールポイントやエピソードの中から、企業が就活生に求める人物像に当てはまりそうなものを選びましょう。
2、結論ファーストで書くこと
企業、特にコンサルティング業界の就活では、結論ファーストの文章が求められます。
最初に結論を明示し、それ以降に根拠となるエピソードを盛り込みましょう。
3、正しい文章で書くこと
誤字脱字がないというのは大前提です。
誤字脱字があった場合、それによって「注意力がない人物」「仕事が雑な人物」などといった印象を持たれてしまいます。
また、正しい言葉遣いも意識しましょう。
特に敬語表現には注意が必要です。就活生は自分が使っている敬語が正しいかどうかを逐一確認しましょう。
就活のエントリーシート(ES)はビジネスライクな文章であることが求められます。
「僕」や「俺」ではなく、「私」を使うなど、基本的な敬語表現は最低限使えるようにしておきましょう。
ポイントアップ⁉内定につながる就活テクニックを紹介
テクニック①何か実績がある場合は具体的な数字を使う
就活用のエントリーシート(ES)に何らかの実績を記載する場合は具体的な数字を使うようにしましょう。
例えば、「売り上げを○○%増加させた」や、「全国大会でベスト〇〇の成績をとった」などです。
数字を使うことで文章が目を引くものになりますし、リアルな想像がしやすいので読み手の印象に残ります。
テクニック②面接で深堀りされたときに答えられる内容にする
就活の面接ではエントリーシート(ES)に記載された内容をもとに質問されることが多くあります。
就活に強そうなエピソードを選ぶ就活生は多くいますが、面接で深堀りされたときに答えられないと評価が悪くなってしまいます。
特にガクチカでは、就活生自身が本当に頑張ったエピソードを選ぶことが重要です。
3ステップで書き方を完全攻略
ここでは、エントリーシート(ES)の書き方を3ステップで解説します。
エントリーシートを書く際のステップは以下の通りです。
- 企業の求める人物像に沿ってアピール内容を決める
- アピール内容にあったエピソードを決める
- 上記の注意点を意識してエントリーシート(ES)を書く
ここからは、一つ一つを詳細に解説していきます。
ステップ①企業の求める人物像に沿ってアピール内容を決める
まずは企業の求める人物像を把握することが大切。
企業によっても変わってくるので就活の際は、自分の受ける企業のホームページ等を見て確認しましょう。
企業の求める人物像に当てはまるような、自分の強みや長所等のアピール内容を決定します。
ステップ②アピール内容を根拠づけるエピソードを決める
自分のアピールポイントを決めたら、それを根拠づける経験やエピソードを必ず書きましょう。
エピソードはポジティブな出来事でなくても問題ありません。ただし、自分の短所や失敗、苦労について書く場合は、それをどう乗り切ったか、工夫や努力について書くようにしましょう。
特に人間的に成長できた出来事について書くのがおすすめです。
ステップ③上記の注意点やテクニックを意識してエントリーシート(ES)を書く
土台が出来上がったら、前述した注意点やテクニックを意識してエントリーシート(ES)を書きましょう。
文字数の指定がある場合は、文字数制限の9割以上書くことが望ましいです。
手書きの場合は丁寧に書くことも意識しましょう。
【例文あり】エントリーシート(ES)の基本構成を確認
エントリーシート(ES)、特に自己PRやガクチカを一貫性のあるものにするコツは基本構成をもとに文章を作成していくこと。
ここでは、エントリーシートの基本構成とガクチカの例文を紹介します。
エントリーシート(ES)の基本の構成
- 結論
- 状況・目的
- 問題点
- 具体的行動
- 結果
このような順番でストーリー調にしていくことで全体的にまとまった文章を作ることができます。
【例文】ガクチカを書きなさい
1、【例文】基本構成を確認
結論 | 学生時代に力を入れたことは飲食店のアルバイト |
---|---|
状況・目的 | 店内で売られている自社ブランドの製品の売れ行きが良くなかった |
問題点 | 目につきにくい、または手に取りにくい場所に製品がおかれていた |
具体的行動 | 商品棚の配置を工夫、ポップの作成 |
結果 | 売り上げが62%伸びた |
2、【例文】文章を作成
私が学生時代最も力を入れて取り組んだことは、大学2年の春から始め、現在も継続している飲食店でのアルバイトです。
私が働く飲食店では、店内で自社ブランドの日用品も販売していたのですが、あまり売れ行きが良くないことが課題でした。これに対して私は商品の置き方やPRの仕方に問題があると考えました。
そこで、購買意識のあるお客様が手に取りやすいレジ付近と、購買意識の低いお客様も商品を見ることができるようにレジから遠い場所に分けて商品棚を設置しました。
それに合わせ、ポップを作成するなど、商品の良さが一目でわかる工夫もしました。その結果、商品の売れ行きは62%伸び、わずかながらも売り上げに貢献することができたと思っております。
【注意】就活における自己PRとガクチカの違いは?
エントリーシートを書き始めると思わず「あれっ?」となってしまう、ガクチカと自己PRの違い。
ここでは、それぞれの設問に対する回答例を紹介します。
自己PR
自己PRでは、主に自分の長所や短所、弱みや強みなど、自分自身をアピールするようにしましょう。
ガクチカ
名前の通り、学生時代に力を入れたことを話します。
指定がなければ高校時代から大学時代を回答範囲とするのが一般的です。
ガクチカでは、アルバイトやインターンシップ、ゼミでの活動など、自分の経験について話すことが求められます。
これらの経験から得られたことや、人間的に成長できた部分も併せて書きましょう。
まとめ
この記事では、就活のファストステップであるエントリーシート(ES)の書き方について紹介しました。
もう一度、エントリーシートを書くプロセスをおさらいしておきましょう。
- 企業の求める人物像に沿ってアピール内容を決める
- アピール内容を根拠づけるエピソードを決める
- 注意点やテクニックを意識してエントリーシート(ES)を書く
就活は企業に自己をアピールする機会です。
エントリーシート(ES)から面接まで、すべてのプロセスを大切にして自分の良さを伝えきりましょう。