「就活面接の練習をしてない!」と、前日になって焦る就活生は、じつは意外と多くいるものです。
練習しておけば良かったと悔いてもほぼ手遅れですが、実際に成す術は何も残されていないのでしょうか。
今回は、新卒の就活生へ向けた求人紹介エージェントの「JOBマッチ」を担当する私が、就活面接の練習をしてないとどうなるのか、また前日にできる対策方法や当日の対処方法を解説します。
就活面接の練習をしてない方はぜひ本記事を参考にしてください。
就活面接の練習をしてないとどうなる?
まずは就活面接の練習をしてないとどうなるのか解説します。前日まで練習をしていないと以下のようなことが予想されます。
面接に突破できなくなる
就活面接を練習していない時に一番考えられるのが、面接に突破できなくなることです。
確かに面接で何を聞かれるのかは当日までは分かりません。しかし、分からないからといってぶっつけ本番で挑むのは大変危険です。
面接はその場しのぎで乗り越えられるものではないため、面接に突破できなくなる可能性が高くなります。
面接官にバレて低評価に繋がる
就活面接の練習をしていないと、面接官にバレる恐れがあります。面接官は過去に何十人、何百人もの就活生を見てきた面接のプロです。
就活生の話し方やしぐさ、受け答えなどを見ていれば、どれだけ面接練習を重ねてきたのか一発で把握できます。
就活の面接練習をしていない=準備不足と捉えられてしまい、社会に出ても準備を怠るような人だと判断されてしまうでしょう。
結果として準備不足であることが低評価に繋がってしまいます。
質問に的確に答えられなくなる
質問に的確に答えられなくなるリスクも伴います。
どれだけ本番に強い人でも、面接を100%安全に切り抜けられる人はそういないでしょう。志望動機や自己PR、長所や短所など頻出される質問には答えられるかもしれません。
ただ、質問の答えを掘り下げてきたときや難易度の高い質問が来たときに、練習していないと言葉に詰まってしまい、的確に答えられなくなってしまいます。
練習をしてない人の対策方法
就活面接の練習を前日までしていない場合は諦めるしかないのでしょうか。以下では、前日からでもまだ間に合う対策方法を5つのステップに分けて紹介します。
面接に必要な物の準備をする
まずは面接に必要な物の準備をしましょう。対面での面接の場合はスーツや履歴書、筆記用具が必須です。会場までの行き方や電車・バスの所要時間も調べておきましょう。
オンライン面接の場合は通信環境の確認、背景に私物が映らないように片づけておくのが大切です。
自己分析をする
面接に必要な答えの大半は自己分析の結果の中に隠されています。
就活の軸や長所(強み)・短所(弱み)、ガクチカ、自己PRなどを自己分析から言語化していきましょう。
イチから自己分析が難しい場合は、インターネットの性格診断や自己分析ツールを活用するのがおすすめです。
必要な質問に回答するだけで自己分析が完了し、面接に必要な答えを導き出せるようになります。
最低限の敬語やマナーを見直す
面接練習をしていない人は敬語やマナーがあやふやになりがちです。
面接官は就活生の敬語の使い方やマナーを勉強しているかもチェックしているため、前日でも最低限の敬語やマナーを見直すようにしましょう。
特に見られているのは入室や退出時、座り方のマナーです。一連の流れだけでも把握しておくと安心です。
頻出質問をピックアップする
次に頻出質問をピックアップします。就活の面接でよく聞かれるのは「志望動機」「自己PR」「長所と短所」「就活の軸」「ガクチカ」「将来のキャリア」です。
この6つには必ず答えられるようにしておきましょう。
無料の就活口コミサイトを参考にするのも得策です。企業ごとに聞かれた質問や答えを例文付きで公開していることがあるため、合わせて確認しておくと良いでしょう。
受け答えは声に出して練習する
受け答えは必ず声に出して練習しましょう。話しながら声のトーンや視線の位置、表情なども意識しながら練習してみてください。
回答の長さや話すスピードの確認ができ、面接本番でも落ち着いて話すことができます。
面接官からの時間指定がない限り、面接の受け答えは1~2分を目安にしておきましょう。
面接アプリを活用する
面接対策にもっとも効果的なのは模擬面接を繰り返し行うことですが、面接を前日に控えてしまっては模擬面接は難しいでしょう。
そんな方におすすめなのが面接アプリの活用です。内容はアプリによって異なりますが、質問に対して回答したものをAIが分析し、良い点や悪い点を的確にフィードバックしてくれます。
自分の回答を客観視できるだけではなく、見落としていた改善点にも気付くことができるでしょう。
練習後に振り返りを行う
練習を1回行って終わりにするのではなく、必ず振り返りを行いましょう。
回答の長さや話すスピードが的確であるか、回答は的外れなものになっていないか、笑顔を意識できていたかなど、多様な点からの振り返りがポイントです。
良かった点や改善すべき点を自分なりに評価することで、面接の質を上げることができます。
回答の丸暗記はNG
暗記力のある方は面接の回答を丸暗記しようと考えるかもしれませんが、面接対策として丸暗記はNGです。
もちろん、回答自体をどこかに書くなど準備するのは悪いことではありません。おすすめできないのは、準備した回答を一言一句暗記しようとすることです。
当日に忘れてしまう恐れがある上、話に詰まったときにはパニックになることもあります。
回答を丸暗記するのではなく、重要なポイントを押さえておき、当日に自分の言葉で回答するようにしましょう。
就活面接の練習をしてない人の当日の対処方法
前日にある程度の準備を整えていても、当日に何らかのアクシデントは付きものです。以下では、就活面接の練習をしていない人の当日の対処方法を紹介します。
終始笑顔で乗り切る
面接時は終始笑顔を心がけましょう。
面接に限った話ではありませんが、終始笑顔でいられる人は相手から良い印象を持たれます。面接は入室の時点から採点が始まっていますので、部屋に入る際から笑顔で挨拶をしましょう。
ほかの就活生が緊張で顔が強張る中、ひとりだけでも笑顔でいれば面接官の印象に残りやすくなります。
緊張していると伝える
面接でやってはいけないのが無言の時間が長くなることです。
面接官の質問に対して無言でいると「質問の内容を理解できていないのでは」「コミュニケーションスキルが不足しているのでは」とマイナス評価に転じてしまう恐れがあります。
そのため、正直に「すみません、緊張してしまって…」と正直に回答するのがベストです。
営業や販売などのコミュニケーションスキルが必須の業界ではマイナス評価になる場合がありますが、「正直に自分の気持ちを伝えられる素直さ」がプラスに働くこともあります。
考える時間をもらう
考える時間をもらうのも上手に切り抜けるためのポイントです。
「すみません。聞き取れなかったのでもう一度お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「今の質問は〇〇という意味でよろしいでしょうか?」
と、自分から聞きます。このような質問をすることで考える時間ができ、冷静に答えを見つけられるようになります。的外れな回答をするリスクも削減でき、一石二鳥の方法です。
面接対策は就活エージェントを活用しよう
自分一人での面接練習が不安な場合は「就活エージェント」を活用することをおすすめします。
就活エージェントにはプロの就職アドバイザーが在籍しており、不安な気持ちを抱く就活生をサポートしてくれます。
中でもおすすめなのが「JOBマッチ」です。JOBマッチでは、就活のプロがESや履歴書の添削から面接対策まで、一社ごとに選考対策を行います。
面接対策では、オンラインで模擬面接を行い、客観的にアドバイスすることが可能ですので、当日までに「面接練習をしていない」という事態を避けることができます。
また、JOBマッチを運営する株式会社ユニバースクリエイトは福岡に本社を置く就活エージェントです。九州エリアの企業に精通しているため、大手求人サイトでは得られないような隠れ優良求人のご紹介も可能です。
元人事部や採用担当経験者などの豊富なキャリアを持つアドバイザーが一人一人に合った選考対策から内定獲得までを徹底サポートさせていただきますので、ぜひご活用ください!
まとめ
本記事では就活面接の練習をしていないとどうなるかを解説しました。
就活面接を練習していないと、面接に突破できなかったり、面接官にバレて準備不足が低評価に繋がったりと決していい方向には動きません。
前日であっても必要な準備をした上で、自己分析や頻出質問をまとめるなどの対策を講じましょう。就活エージェントに登録している場合は担当者に相談するのもおすすめです。
「JOBマッチ」は面接練習をしていない人向けにアドバイスや前日からできる対策も教えてくれるため、ぜひ気軽に相談してみてください。