【例文あり】メーカー志望の就活の軸の考え方!内定獲得のためのポイント
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メーカー志望の就活軸の考え方をおさえて就活を進めよう

住宅(ハウス)や食品、化粧品など就職先でメーカーを志望する就活生は多いでしょう。

メーカーは安定性に優れており、待遇や福利厚生も充実していることから、毎年多数の就活生から応募があります。

そんなメーカー志望の就活生がライバルと差を付けるなら「就活の軸」をしっかりと考えておくことです。就活の軸については面接でも聞かれますし、ESでも記入欄があるため、自己分析などを通じて明確にしておくのが大切です。

今回は、新卒の就活生を対象に求人紹介を行なっている「JOBマッチ」を担当する私が、メーカー志望の就活の軸の考え方を詳しく解説します。

注意すべきポイントや面接やESで使える回答の例文も紹介しますので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

目次

メーカー志望の就活の軸の考え方

メーカー志望の就活の軸の考え方
まずはメーカー志望の就活の軸について、押さえておきたいポイントは以下の3つです。

  1. 自分が成し遂げたいこと
  2. 働く環境
  3. 給与を含む待遇・福利厚生

自分が成し遂げたいこと

まずは自分がメーカーに就職して、何を成し遂げたいかを考えましょう。

例えば、

  • 住宅(ハウス)メーカーなら「お客様が喜ぶ家作りに携わりたい」
  • 化学メーカーなら「新しい商品開発で社会を大きく変えたい」
  • 食品メーカーなら「日本の素晴らしい食材を海外に発信したい」

このようにメーカーに就職後のビジョンを明確にしておくのが大切です。

志望するメーカーの特徴を把握し、将来はどんな人になりたいのか未来図を描いてみましょう。

JOBマッチ担当者
将来のビジョンを軸に考えていくと、筋の通った就活の軸を考えることができます。

働く環境

自分がどのような環境で働きたいかもメーカー志望の就活の軸では欠かせないポイントです。

環境に関しては会社案内のパンフレットやホームページをチェックしたり、OG・OB訪問で質問したりと、自分で調べるのが確実でしょう。

チームワークを大切にできる環境か、若い内から裁量権を任せてもらえるかなど、理想とする環境をまとめておくと、メーカー志望の就活の軸が明確になってきます。

給与を含む待遇・福利厚生

働くうえで欠かせないのが給与をはじめとする待遇・福利厚生です。

新卒入社で高年収は難しいものの、30歳で年収500万は達成したいという夢を持つのは悪いことではありません。

また、ワークライフバランスを重視しするなら休日や産休・育休制度についてもチェックしておきましょう。

面接での回答を作成する際に注意したいこと

面接での回答を作成する際に注意したいこと
就活の軸を面接で回答する際、何でも正直に話せばいいというわけではありません。以下では、面接での答え方での注意点を解説します。

  • ESとの一貫性を意識する
  • 優先順位を決めて絞る
  • 企業が求める人材とマッチしているか考える
  • 自分の利益を優先させない

ESとの一貫性を意識する

例えば、ESでは「チームワークを大切にできる環境で働きたい」と答えたのに対し、面接で「個人の裁量に任せられる環境で働きたい」では、答え方にブレが生じてしまいます。

就活の軸は面接やESで聞かれる確率の高い質問です。ESの内容と面接で答えることには一貫性を意識するようにしましょう。

優先順位を決めて絞る

就活の軸はひとつに絞るのが基本です。しかし、働く上で大切にしたことをひとつに絞るのは難しいでしょう。

もちろん、就活の軸は複数あるのは悪いことではありません。ただ、すべてを盛り込もうとすると結局何が言いたいのか分からなくなり、面接官にも伝わらなくなってしまいます。

就活の軸が複数ある場合「この条件は譲れない」「この就活の軸を満たしていればOK」など、優先順位を付けて絞るのがポイントです。

企業が求める人材とマッチしているか考える

就活の軸は抽象的な表現になることも多く、「人の役に立ちたい」「成長したい」だけでは少々物足りなさに欠ける印象です。

「これなら他の企業でもいいのではないか」と面接官に思われてしまうかもしれません。

そのような表現にならないよう、企業が求める人材とマッチしているかも考えましょう。

例えばハウスメーカーの営業を志望している場合、元気な挨拶ができる人や新しい知識を貪欲に吸収できる人を求める傾向が高めです。

JOBマッチ担当者
求める人材がどんな人なのか、インターンやOG・OB訪問で情報を仕入れておきましょう。

自分の利益を優先させない

就活の軸は言い換えればどんな企業で働きたいかを問われています。素直に答えるのは悪いことではありませんが、自分のメリットばかり優先させるのは好ましいとはいえません

適度に本音と建前を使い分けるのがポイントです。

本音は「早く帰りたい」でも、そのまま就活の軸にしてしまうのは逆効果。「効率的に働いて、空いた時間はキャリアアップのための資格取得にチャレンジしたい」など、ポジティブな印象を持たれるように言い換えましょう。

メーカー志望者が使える就活の軸一覧

メーカー志望者が使える就活の軸一覧
メーカー志望者が好印象を持たれる就活の軸はどのようなものがあるのでしょうか。

以下では、使える就活の軸一覧について詳しく解説します。

働き方に関する就活の軸

  • チームワークを大切に働きたい
  • いずれは海外で活躍したい
  • 地域密着型の企業で働きたい
  • 1つの企業で長く働きたい

やりがいに関する就活の軸

  • 自分の強みを活かしたい
  • 多くの人と関わりたい
  • 若い内からリーダーとして活躍したい

社風や環境に関する就活の軸

  • 向上心が高い仲間と働きたい
  • 多様な価値観に触れながら働きたい
  • 1人で黙々と仕事を進めたい

職種に関する就活の軸

  • もの作りに携わりたい
  • 福祉で社会貢献がしたい
  • コミュニケーションスキルを活かしたい

【面接で使える】就活の軸の回答例文

【面接で使える】就活の軸の回答例文
では、実際にメーカー志望者が面接で就活の軸について尋ねられた際、どのように回答すればよいかみていきましょう。

ポイントは、自分の言葉で矛盾がないように伝えることです。

就活の軸の例文①いずれは海外で活躍したい

就活の軸の例文①いずれは海外で活躍したい

私は海外で活躍することを就活の軸としています。

 

大学時代には交換留学を経験し、アメリカで異なる文化を学びました。日頃から御社の化粧品を愛用しているのですが、同じ年の女性に「とても使いやすい」と喜んでもらったことがあります。その経験から、私は御社の商品を海外に広めたいと思うようになりました。

 

御社では五年以内に海外拠点を増やすという話も伺っております。その際はぜひ私を海外チームに参加させていただきたいと思っています。

海外で活躍したい思いが強いだけではなく、志望する会社への熱意も伝わる就活の軸となっています。エピソードがある点もプラスに働きやすいでしょう。

就活の軸の例文②多くの人と関わりたい

就活の軸の例文②多くの人と関わりたい

私の就活の軸は多くの人と関わる職種に就くことです。

 

私は高校生の時から飲食店でアルバイトをしていますが、お店に来店してくださる常連様との会話を一番の楽しみにしています。

 

また、大学では建築の勉強をしており、家造りでお客様を笑顔にすることが私の夢でもあります。特に御社のようなハウスメーカーは「お客様第一主義」を理念に掲げており、幅広いお客様と関われると思っています。

 

そのため、一人ひとりのお客様とのつながりを大切にできる営業職を志望します。

アルバイトの経験だけではなく、大学で建築の勉強をしている点からハウスメーカーとのマッチ度が高いことが分かります。

特に多くの人と関われる営業を志望している点も高評価です。

就活の軸の例文③1人で黙々と仕事を進めたい

就活の軸の例文③1人で黙々と仕事を進めたい

私は1人で黙々と仕事を進められる環境で働くことを就活の軸としています。

 

もちろん、仕事は1人で完結するものではありません。時には同僚や上司の力を借りながら成長していくものだと思っています。

 

ただ、御社のIT管理部門は一人ひとりの裁量に任せてもらえる部分が多いと伺っています。ITスキルは私が得意とする分野であり、黙々と集中できる環境があれば期待値以上の成果を出せるよう努力を怠らない所存です。

仕事は1人で行うものではないと理解したうえで、黙々と進められる環境で働きたいとの主張がさりげなくできています。

また、ITスキルを得意としていることも即戦力に繋がりやすく、高い評価を得られるでしょう。

就活の軸の例文④もの作りに携わりたい

就活の軸の例文④もの作りに携わりたい

私の就活の軸はもの作りに携わることです。

 

仲間と一緒にひとつのものを作り上げることに魅力を感じています。特に御社が打ち出す健康食品は数多くの賞を受賞したとニュースでも拝見しました。

 

仲間と協力してひとつのものを完成させ、また多くの人を笑顔にできる。こんな素晴らしい仕事は御社の他にないと感じています。ぜひ私も御社の開発チームに参加させていただければと思います。

もの作りのどこに魅力を感じているのか自分の言葉でしっかり説明できています。

また、会社が賞を受賞したこともリサーチできており、面接官の印象に残りやすい就活の軸に仕上がっています。

記事のまとめ

記事のまとめ
今回はメーカー志望者の就活の軸について解説しました。

メーカーには住宅(ハウス)メーカーの他、化学や食品、化粧品などのさまざまな分野があります。メーカーを志望する場合、どんな業績があるのか、どんな人材を必要としているのかを十分に調べておくと良いでしょう。

就活の軸は面接でも聞かれやすい質問なので、エピソードや理由を交えて自分の言葉で伝えることが大切です。

以下の記事では、魅力的な就活の軸の見つけ方や業界別の一覧を紹介しています。参考にしながら、面接官の心を掴む就活の軸を考えましょう。

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