「新卒の就職活動の進め方を知りたい。」
「準備をしようにもいつまでに何をしたらよいか分からない。」
このような悩みを抱えている就活生は多いのではないでしょうか。新卒の就職活動におけるスケジュールや準備の内容を知っておくことで就活を有利に進めることができます。
就活生の無料相談支援を行っている「JOBマッチ」を担当している私がこの記事を担当し、新卒の就職活動のスケジュールや準備のポイントを紹介します。最後まで読んで、就職活動のヒントにしてください。
新卒の就職活動スケジュールは?
まずは新卒の就職活動のスケジュールを見てみましょう。押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- 前年度と大きな変化はなし
- 職種によっては注意が必要
- 高卒の就職活動は新卒と異なる
前年度と大きな変化はなし
結論から言うと、新卒の就職活動のスケジュールは前年度とほぼ同じです。
2024年卒、いわゆる24卒と呼ばれている新卒の就職活動スケジュールを以下の通りに定めています。2025年の新卒が就職活動を始める場合、以下のスケジュールに沿って行いましょう。
- 広報活動は3月1日以降
- 採用選考活動は6月1日以降
- 正式内定日は10月1日以降
政府が定めたスケジュールとはいえ、このスケジュールはあくまでも目安です。
そのため、企業によっては早めに選考がスタートし、採用選考活動が始まる6月1日時点で内定を獲得している就活生もいます。
職種によっては注意が必要
職種によっては注意が必要です。薬剤師や看護師、歯科衛生士などの医療関係をはじめ、保育士や管理栄養士といった専門職の場合も大半は一般的な就活スケジュールと変わりはありません。
とはいえ、企業によっては早めに説明会や選考が始まるケースも多数あります。協会や都道府県の最新の求人情報をサイトなどでチェックするようにしましょう。
高卒の就職活動は新卒とは異なる
高卒の就職活動は新卒とは若干異なります。高校生の就職活動スケジュールは、毎年ハローワークから「求人情報の解禁時期」「求人募集の解禁時期」に合わせて進めていく流れです。
- 3年生の春に就職説明会
- 3年生の夏に職場見学や応募企業の選定
- 3年生の秋頃に採用選考や面接
大学生・大学院生のようなインターンシップなどがない分、スケジュールは比較的タイトです。ただ、秋頃に採用選考が始まり、内定が決まる点においては新卒の就職活動と大きな違いはないと言えるでしょう。
新卒の就職活動はいつまでに何をするべき?
新卒の就活活動はいつまでに何をするべきなのでしょうか?
以下では、時期ごとに就活生がしておくべきことを4つの時期に分けて紹介します。
- 2024年2月まで|業界・企業研究などの情報収集
- 2024年3月以降|説明会の参加
- 2024年6月以降|企業の選考解禁
- 2024年10月以降|内定・秋採用
2024年2月まで|業界・企業研究などの情報収集
新卒の就職活動が始まるのは3月以降です。つまり、2月までは就活サイトなどを活用して情報収集といった準備をしておく時期となります。
興味がある業界や企業があれば就活サイトに登録して自ら研究を進めてみましょう。就職の軸を決めるための自己分析を並行するのも良いかもしれません。
2024年3月以降|説明会の参加
3月1日以降は新卒の就職活動が本格化してきます。
この時期は合同説明会や企業の個別説明会が開催されます。興味がある説明会には積極的に参加しましょう。
近年ではオンラインで説明会を行う企業も増えており、移動時間が削減しやすくなっています。短縮できた時間を無駄にしないよう、より詳しい情報を集めるのも得策です。
2024年6月以降|企業の選考解禁
6月1日以降になると企業の選考活動が解禁されます。履歴書やエントリーシートなどの書類選考通過後は筆記試験や面接試験へと進みます。その後は企業の採用スケジュールに沿って内々定もしくは内定が通知されるでしょう。
何社もエントリーするとスケジュールが混み合うので、日時を間違えないようしっかりと管理を行いましょう!
2024年10月以降|内定・秋採用
10月以降になると就活生の多くがが内定を獲得しています。「就職みらい研究所」の調査では24卒の10月1日時点の内定獲得率は92%とほとんどの割合が内定を獲得していることになります。
また、秋採用と呼ばれる追加募集が始まるのもこの時期。内定を獲得していない人や納得するまで就職活動を続けたい人は秋採用に向けて動き出すようになります。
就職準備で欠かせないこと
新卒の就活準備はどのようなものがあるのでしょうか。
以下では新卒が就職活動を進める上で8つの欠かせないことを、やり方のコツとともに解説します。
- 就活スケジュールの確認
- 面接対策
- インターンシップの参加
- 自己分析
- 業界・企業・職種研究
- 履歴書・エントリーシートの作成
- 筆記テスト対策
- 就活エージェントの登録
就活スケジュールの確認
まずは就活スケジュールを確認しておきましょう。一般的な流れは政府が発表している通りですが、企業や職種によっては早く始まる場合があります。
特に海外の企業へ就職を考えている人は要注意。海外と日本の就職活動のスケジュールは大きく異なります。海外の本格的な就職活動は大学2年生の秋頃から始まり、内定が出るのは早い人で年明けの1月頃です。
面接対策
就活準備で面接対策は必ず行うべき準備のひとつです。面接をしない企業はまずありません。
面接対策では面接の流れを知っておくのはもちろん、受付や退室時のマナー、聞かれる頻度の高い質問を把握しておきましょう。事前に対策しておくことで当日は気持ちに余裕がもてるようになります。
インターンシップの参加
インターンシップは主に大学3年の夏頃を中心に実施されます。エントリーは春頃に始まるので、気になる業界や企業のインターンシップには積極的に参加するようにしましょう。
ただし、インターンシップは夏が終わっても実施している企業はあります。秋や冬の時期には短期のインターンシップを開催している企業もあるため、スケジュール調整もしやすいでしょう。
自己分析
自己分析は自分の特徴を知るために、物事への考え方や今までの経験を振り返ることを指します。自分の人生で重視していること、学生時代に頑張ったこと、感情が揺さぶられた経験などを思い出しながら進めていきます。
自己分析は就活の軸や志望動機をまとめるのに重要な作業です。それらを分かりやすく言語化するためにも、自己分析は就職活動が本格化する前に終わらせておきましょう。
業界・企業・職種研究
業界・企業・職種研究は早めに取り掛かるのが得策です。各研究を行っておくことで、自分に合う業界や企業、職種を見極められるからです。
企業が求めるのはどんな人物像なのか。その人物像に自分が共通している点を探しておくことで、面接時のアピールに役立つでしょう。
主に、自分が興味のある業界・企業・職種の研究を行いますが、反対に興味がない分野も研究するのがおすすめです。意外な発見があり、そこから自分との共通点を見いだせることもあります。
履歴書・エントリーシートの作成
履歴書やエントリーシートの作成も早めに進めておくのが得策です。ただし、書類には志望動機や自己PR、ガクチカの記入欄があるため、できれば業界・企業研究や自己分析を終えてからの方が良いでしょう。その方が書くべきポイントが分かりやすくなります。
作成が終わったら家族や友人、先輩などの第三者に読んでもらいましょう。自分では気付けなかった点を指摘してもらえるため、さらに質の高い履歴書やエントリーシートに仕上がります。
筆記テスト対策
企業によっては選考で筆記テストを実施する場合があります。筆記テストは国語や数学、英語といった学力テストの他、一般常識や時事問題、小論文などさまざまです。
どんな筆記テストが行われるのか事前に確認しておき、然るべき対策をしておきましょう。
就活エージェントの登録
新卒の就職活動の準備で就活エージェントの登録は必須ではありません。しかし、何らかの就活エージェントに登録しておくと就職活動をスムーズに進められるでしょう。
就活エージェントではプロのキャリアアドバイザーが就職活動をサポートしてくれます。面接対策や応募書類の書き方のコツはもちろん、就活生に合った求人を紹介してくれるのもメリットです。
この記事を提供しているJOBマッチは新卒の就職活動で不安が多い人に向けて就活の無料相談を行っています。ぜひ利用を検討してみてください。
まとめ
新卒の就職活動は早めに準備をしておくのが大切です。25卒の場合は昨年の就活スケジュールと大幅な変更がないため、余裕をもって準備に取り掛かれるでしょう。
準備はまず就活スケジュールの確認を行うこと。その上でインターンシップに参加したり、自己分析や業界・企業研究を進めたりするのがポイントです。新卒の就職活動が本格化してきたら面接対策や筆記テスト対策も忘れずに行いましょう。
JOBマッチでは無料で就職活動の相談に乗っているため、新卒には心強い味方となってくれます。