「志望理由を教えてください」
「あなたの長所と短所は?」
就活の面接ではあらゆる質問が想定されますが、質問のパターンが多すぎて面接対策がなかなか進まないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、新卒の就活生へ向けた求人紹介エージェントの「JOBマッチ」を担当する私が、就活の面接で聞かれる質問集について全15選を解説します。
就活面接で回答が浮かばないときの対処法も紹介するので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
就活の面接で聞かれる質問集15選!
以下では、新卒の就活面接で頻出度の高い質問集を15選紹介します。どのように回答するのがベストなのかも解説しているので、面接対策に活用してみてください。
質問集①志望動機
企業が就活での面接で重視しているのは「人柄」と「企業への熱意」です。そのため、企業への熱意が伝わるような志望動機を作成しましょう。
入社したいと思えたきっかけ、入社後にやりたいことや数年後のキャリアプランを盛り込むと、具体性が増して説得力のある志望動機に仕上がります。
質問集②自己紹介
先述した通り、企業が新卒就活生に求めているのは人柄です。自己紹介は就活生本人の人柄を見るために、このような質問をすると想定されます。
自己紹介では自分を大きく見せようとせず、ありのままを回答するのがポイントです。名前と大学名、学部や大学で学んでいること、志望理由を一言で述べるなど、長くなり過ぎず1分以内に抑えましょう。
質問集③自己PR
自己PRは、就活生の強みや能力を探る意図があります。また、自己PRの内容が企業とマッチしているか判断材料にも使用されます。面接官の心に響くような自己PRを作成しましょう。
「私は目標に向かって最後までやり抜くことができる性格です。なぜなら高校生の時に…」のように、面接では結論から話した上でエピソードを交えて回答するのがコツです。
質問集④ガクチカについて
いわゆる「ガクチカ」に関することも頻出度の高い質問のひとつです。どのようなことに興味があるのか、問題が生じた際にどのように立ち向かったのかなど、本人が持つ問題解決力を見極めようとしています。
「語学力を磨くために資格取得に力を入れました」「ボランティア活動で福祉問題と向き合いました」など、エピソードを交えるのが効果的です。
質問集⑤長所と短所
長所と短所はワンセットで聞かれる質問です。自己分析ができているか確認する意図や企業とのマッチ度を図る狙いがあるため、必ず明確にしておきましょう。
長所と短所に関する質問は、答え方によっては不採用となる場合がある「キラー質問」の一例ともいわれています。圧迫面接とは異なるため、必要以上に身構える必要はありません。
ただし、長所と短所は人間性を見抜く質問であることから、企業が求める人物像とマッチしない場合、不利になる恐れがあるため十分注意して回答するようにしましょう。
質問集⑥就活の軸
就活の軸とは、就職活動を進める上で大切にしている価値観のこと。就活生と企業の価値観がマッチしているかを見極める意図があります。
開発や営業などチームで進める仕事であれば「チームワークを大切に社内で良好な関係を築きたい」という軸は好印象を持たれやすいでしょう。
質問集⑦部活動やサークル活動
この質問は単に何をしていたかではなく、部活動やサークル活動のような集団生活の中で、どのような問題に向き合ってきたかを確認する意図が隠されています。
「部活は野球部です」と端的にまとめるのではなく、収めてきた成績や問題に直面したときの解決方法などを上手にアピールしましょう。
質問集⑧挫折経験
ネガティブな質問と思われがちですが、自分の欠点をさらすだけの質問ではありません。挫折経験から学んだことやストレス耐性を図る狙いがあります。
挫折をどう乗り越えたのか、行動や考え方が面接の評価を左右します。「こう考えてから行動した」など、挑戦意欲を伝えるためのチャンスと考えましょう。
質問集⑨大学での研究内容
大学での研究内容については、理系の学生がよく聞かれる質問のひとつです。そもそも学生の本分は学業です。
取り組んだ研究内容を淡々と語るのではなく、なぜその研究を選んだのか、問題が生じた際はどのように解決してきたのか、具体的な過程を伝えましょう。
質問集⑩尊敬している人
尊敬している人は学生自身がなりたい理想像や興味関心を表します。頻出度は高くはありませんが聞かれる可能性もゼロではないため、最低1人は答えられるようにしておくと良いでしょう。
尊敬している理由、その人物からどのような影響を受けたのかをまとめておくと、好印象に繋がりやすくなります。
質問集⑪時事問題
時事問題についての質問は、就活生の基本的な教養を図る意味で聞かれます。中には、業界についての質問や株価について聞かれることもあります。面接前日に大まかな内容だけでも頭に入れておくのがおすすめです。
分からないことを聞かれた場合、無理に知ったかぶりをする必要はありません。「勉強不足で申し訳ありません」と素直に謝るのが適切です。
ただ、そのような事態にならないよう、就活生向けのニュースサイトは毎日目を通すようにしましょう。
質問集⑫5年後の自分
目先の内定を取ることだけではなく、長い未来を見据えた行動ができているかを見極める意図があります。内定獲得はゴールではなく、長い社会人生活のスタートにすぎません。
先々のビジョンが明確になっていないと主体性がないと判断されてしまいます。「営業部を志望していますが、将来的にはチームをまとめるリーダーのポジションにも挑戦してみたいです」など、前向きな姿勢を見せましょう。
質問集⑬当社の志望度
企業からするとせっかく内定を出しても辞退されたり、すぐに辞められたりしては企業も人材を育てることができません。そのような事態をなくすために志望度を聞くことがあります。
第一志望だと自信をもって答えることはもちろんですが、「二次選考まで進んでいる会社が2社あります」「御社と同じ規模の会社の選考を4社ほど受けている状況です」など、現時点での他社の選考状況を素直に伝えましょう。
質問集⑭リーダー経験
リーダーに選ばれるような優れた人材かどうかというより、当事者意識をもち、周りに行動を促すことができるかを確認する狙いがあります。
もちろん、リーダー経験がなければ素直に「ありません」と答えて問題ありません。しかし、それだけで終わらせるのではなく、「入社後にリーダーシップを発揮できる機会があれば積極的に取り組みたいと思います」など、前向きな気持ちをアピールしましょう。
質問集⑮逆質問
近年、就活面接で増えている「逆質問」です。就活生の熱意を図る目的の他、本人のコミュニケーションスキルや質問力を見極める狙いも隠されています。
「特にありません」ではせっかくの機会を失うことになるため、1~2つ程度逆質問を考えておきましょう。「土日は必ず休めますか?」「ボーナスはどの位もらえますか?」など、福利厚生に関する質問は避けた方が無難です。
「御社で活躍している社員の共通点を教えてください」「一番のやりがいはどこにありますか?」など、逆質問でしか答えを得られないような内容を考えましょう。
就活の面接で回答が思い浮かばないときの対処法
就活の面接で回答が思い浮かばなくなることは誰にでもあります。
大切なのは、そうならないように事前に対策を考えておくこと、そしてその場で上手に切り抜けることです。以下では、就活の面接で回答が思い浮かばない時の対処法を解説します。
質問集を作る
事前準備として有効なのは質問集を作ることです。
本記事で紹介した15選の他にも、面接で想定されそうな質問を自分でまとめておきましょう。問題の数は50~100を目安に、質問に対する答えも忘れずに作成することです。回答の内容を深掘りして質問される場合もあるため、応用パターンを作るのもおすすめです。
時間を稼いで切り抜ける
回答が思い浮かばないときにやってはいけないのが、その場で黙ってしまうことです。
接客や営業のようなコミュニケーションスキルが求められる職種の場合、マイナス評価に転じる恐れがあります。
ただ黙って時間が過ぎるのを待つのではなく、「すみません。緊張してしまって…」「考える時間をいただけますか」など、アドリブを利かせながら切り抜けましょう。
まとめ:就活エージェントで面接対策!
本記事では就活面接に対する質問集を全15選解説しました。
就活で内定を獲得するには、面接という関門を数回突破しなくてはなりません。そのためには納得いくまで面接対策を講じておくのが大切です。
面接対策に不安がある方や自信がない方は「JOBマッチ」への相談がおすすめです。JOBマッチはプロのキャリアアドバイザーが新卒の就活をサポートしているサービスです。
面接を突破するための攻略法はもちろん、本記事で紹介したような面接質問への回答集を一緒に考えることも可能です。
また、JOBマッチを運営する株式会社ユニバースクリエイトは福岡に本社を置く就活エージェントです。九州エリアの企業に精通しているため、大手求人サイトでは得られないような隠れ優良求人のご紹介も可能です。
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